いつから受験勉強を開始すべき?

いつから受験勉強を開始すべき?

皆さんこんにちは!教育事業部の永田です。今回は、多くの人が気になる「受験勉強っていつからやるべき?」というテーマについて、一般的なデータと、自分の具体例も織り交ぜながら説明していきます。

僕は多くの中学校や高校で講義やワークショップを行っていますが、講義前後に毎度と言っていいほどこの質問を頻繁に聞かれます。その際、僕は「自分が受験勉強だと思ったときから、受験勉強は始まっている」と返しています。皆さんの中にはおそらく、「学校の勉強と受験勉強は別物である」という前提があると思うのですが、僕はそうではないと考えているのです。なぜなら、これまで学校で習ったことも、まさに今日学校で習うことも、入試で出題される単元であるからです。

ここからさまざまな具体例を挙げて受験勉強の方法やタイミング、時期ごとにやることなどを紹介していきます。しかし、大前提として「今から受験勉強は始められる」という認識を持って読んでいただけますと幸いです!

目次

受験勉強のタイミングについて知ろう

受験生というと中学3年生、高校3年生というイメージですが、3年生でやることだけが入試で出題されるわけではありません。むしろ大学や年度によっては、1年生で履修した内容が一番多く出題されることもあります。そのように考えれば、今から受験を意識して勉強した方が良いと思いませんか?

しかし、ただがむしゃらにやるのではなく、自分の目標や学力、時間の使い方によって最適なタイミングを見極めることが大切です。ここでは、各学年ごとの勉強計画とそのポイントを解説します。

中学生のうちから始めるべき?

中学生から受験勉強を始めることは、特に難関校を目指す学生にとっては有効です。この時期に基礎をしっかり固めることで、高校に進学した後の学習がスムーズになります。特に英語や数学の基本を早めに習得しておくと、高校での学習負担が軽減され、受験対策に集中しやすくなります。そのため、「英語と数学をひたすらやれ!」と言っても良いのですが、中学生のうちは、まだ受験に焦点を当てすぎず、幅広い教養を身につけることも大切だと僕は考えています。

高校1年生の段階での勉強計画

高校1年生は、受験勉強を本格的に開始する絶好の時期です。この段階で基礎を固め、学習習慣を確立することが重要です。高校の授業内容に沿った学習を進めるだけでなく、受験を見据えた問題集や参考書に手をつけ始めることが効果的です。また、この時期に自分の得意科目や苦手科目を把握し、対策を講じることも大切です。敵と戦うためには、まず己を知ること。それは受験においても同じなのです。

受験年に入ってからの学習スケジュール

高校3年生になると、いよいよ受験勉強が本格化します。この時期は、志望校に合わせた具体的な勉強計画を立て、効率的に学習を進める必要があります。模試の結果を活用して自分の弱点を分析し、その補強に努めることが求められます。また、入試までのスケジュールを逆算し、各教科の学習を計画的に進めることが重要です。ゴールを常にイメージしながら、今やるべきことを考えましょう。

合格を目指してどの時期までに準備すべき?

受験勉強は、一朝一夕では効果を発揮しません。合格を目指すには、受験本番の少なくとも半年以上前から、徹底的に準備を進めることが必要です。この時期までに、志望校の過去問を解き、試験形式に慣れることが重要です。また、模試を定期的に受験し、ただ受けるだけではなくその結果をもとに学習内容を修正することで、本番に向けた確実な実力をつけることができます。

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受験準備における重要なポイントを解説

受験勉強を進める上で特に重要なのは、効果的な学習方法と時間の使い方を意識することです。もちろん勉強量も大事ですが、闇雲にこなすよりも効率的なやり方を探すことが長期的に考えるととても大事になります。

ここからは、受験勉強の際に特に注意すべきポイントを紹介します。

適切な学習ペースの確保

受験勉強は、長期にわたるマラソンのようなものです。最初から全力で走り続けると、途中でバテてしまうこともあります。したがって、適切な学習ペースを維持することが肝心です。勉強時間の長さだけでなく、効率的に学習できる時間帯を見つけ、無理なく続けられるペースを確立しましょう。

科目ごとの学習時間の配分

皆さん誰しも、得意科目と苦手科目が存在することでしょう。ここでは欲張りすぎず、得意科目は高得点を狙い、苦手科目は合格ラインをクリアするために必要な学習時間を確保することが大切です。各科目の特性や自分の理解度を踏まえ、効率的な時間配分を心がけましょう。

効果的な学習方法の選択

勉強の成果を上げるためには、自分に合った学習方法を見つけることが重要です。例えば、単語を覚えるのが得意な人は、リストを作って反復する方法が有効かもしれませんし、問題集を解いて理解を深める方法が向いている場合もあります。全員にとって完璧な勉強法など存在しないので、ここは周りに流されすぎず、自分が納得する方法論を探しましょう。

学習と休息のバランスをとる方法

長時間の勉強は集中力を欠くことがあります。適度な休息を取り入れることで、頭をリフレッシュさせ、学習効果を高めることができます。例えば僕は50分間勉強したら、10分は音楽を聴いたり体を動かしたりして勉強のサイクルを作っていましたが、そのように自分に合った方法で休息を管理しましょう。また、睡眠も超重要です。十分な睡眠時間を確保することが、翌日の学習効率を左右しますよ!

合格祈願だるまとタイマー
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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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