クラウドEnglish塾長・相佐優斗に聞く「現在の活動の源は?」

日本には、東京大学だけでなく、早稲田大学、慶応大学など私学の雄や音楽芸術系の東京芸術大学など様々な難関大学があります。今回はいつもと趣向を変えて、東京大学以外の難関大学出身者に話を伺います。

本日お話を伺うのは、相佐優斗さん。この三月に早稲田大学社会科学部を卒業し、現在はリザプロ株式会社にて事業統括として活躍されています。今回は、相佐さんの現在の活動内容について伺います!

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現在の活動について

「いまは、3つの事業に携わっています。ひとつは、英検を3カ月で合格できるようにコーチングする事業。最初に3カ月の目標を入念に決めて、短いスパンで目標達成率を確認しながら、コーチと生徒が一緒に合格までの道のりを走っていきます。

二つ目は、課外活動事業。学校で学ぶ内容が、実際にどう役に立つかを重視して、高校生に実感してもらいます。書いた記事を現役のライターに添削してもらったり、国際的に活躍するサッカー選手にインタビューして英語の重要性を学んだりします。

最後に、留学事業です。小学生は海外の受け入れ先が少ないんですが、オーストラリアの語学学校と提携して、学生を派遣する契約を結ぶことで、どのような年代の子どもでも留学ができるようになります。英語資格を取っても、日本では使う機会がありませんが、留学すればアウトプットができますよね」

相佐さんは、英語資格取得、課外活動、留学と幅広い事業を展開されています。どれも、普通の高校生がひとりで行うには、荷が重いことばかり。間に会社が入ることで、スムーズに進められるようにしています。

推薦入試では、幅広い経験と、英語の資格の有無が問われます。特に、英検は準一級以上を持っていることが受験資格になることも。推薦入試を強力にサポートする体制が整っているように感じられました。

この仕事を始めたきっかけ 

若くして、様々な活動をされている相佐さんは、どのようなきっかけで今の仕事を行うようになったのでしょうか。

「私の高校時代の常識は、『受験=一般入試』でした。地方にありがちな、一般入試至上主義、国公立信仰の学校に通っていたので、推薦入試を知りませんでした。しかし、今の大学受験の本流は推薦に傾きつつある。一般入試にこだわって、辛い思いをしてほしくない。都会も、地方も、みんな推薦入試について知るべきです」

地方部の一般入試至上主義は固く、簡単に崩せるものではありません。徐々にギャップは縮まっているといいますが、まだまだこれからの段階です。このままでは地方の生徒たちが時代の変化に取り残されてしまいます。相佐さんの活動は、これに待ったをかけるものでした。

今後について

最後に、相佐さんの将来の展望について伺いました。

「私は、日本という国を強くするために、物差しの数を増やしたいんです。今の日本の受験事情は、学力という古くからある物差し一本に頼っています。ですが、国際的には多面的に評価する風潮が強い。

アメリカに住んでいたころの教育は、机の上だけで完結しません。お金の勉強なら、キッザニアのようなシステムの中で、お金の稼ぎ方や流動性を学ぶんです。アメリカには、こういったしたたかさがある。

日本にも、このような強さを輸入できれば、もっと強くなると思います。推薦入試は、そのうちの一つです。今までの教育課程ではなかった、その人の強みを活かすような受験方式の登場は、これまで輝けなかった色々な人たちに輝く機会を与えるものです。

そうしていつか、学校を作りたいと思います。その子の人生に、最も合った戦い方を一緒に考えて、提示できるような学校です。人生に介入するようですが、そうして手厚いサポートをしていくことができれば、もっと成功できる子どもが増える気がするからです」

相佐さんの今後の活躍に期待です。

選抜入試もまた、この活動の一つだと私は考えています。小学生のうちから留学したり、課外活動をしたりと、様々な経験を積むことが、よい方向へ進んでくれればと思います」

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この記事を書いた人

東京大学文学部。世帯年収300万円台の家庭から東大へ合格。現在学業の傍ら、ライター、作家活動や講演活動を通して逆転合格のノウハウを広める。日刊SPA!、プレジデントオンライン、東洋経済オンラインにて連載経験あり。ゲームとマンガが趣味。

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