【東大推薦合格】中学2年生から生徒会長!学校を変えるのは生徒たち

【東大推薦合格】中学2年生から生徒会長!学校を変えるのは生徒たち

さまざまな業界・分野で活躍している東大生にインタビュー!

今回は、中学生のころから生徒会長を務め、東京大学教育学部に推薦入試で合格した宮島さんにインタビューをしました。学校を変えるために校長先生に掛け合った話や、大学に入ってから感じた生徒会活動をして良かったことなど、ここでしか聞けない内容をお話いただきました。

プロフィール紹介

宮島凜(みやじまりん)

東京大学教育学部4年生。中学校と高校で生徒会長を経験したことから、教育や学校関係に興味を持ち始める。

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学校を変えることに前向きじゃない生徒たち

ー本日はよろしくお願いします!まず、宮島さんのこれまでの経歴を教えてください。

中高一貫校に通っていたので、中学一年生の時に先生から「生徒会選挙に立候補してみない?」と後押しされて以来、6年間生徒会活動をしてきました

中学1年生で副会長、2年生で生徒会長を務め、引き続き高校でも1年生の時に副会長、2年生で生徒会長を務めました。

ー中学二年生のころから生徒会長だったなんてすごいですね!元々生徒会には興味があったのでしょうか?

宮島:はじめは生徒会活動に興味があったものの、選挙に立候補する自信はありませんでした。中学生の頃は、クラスから複数名、生徒会の委員を選出しなければならなかったのですが、クラスに立候補がおらず、先生から後押しされた形で生徒会に入りました。

ー先生からの信頼が厚かったのかもしれません。生徒会で活動し始めたころの学校はどういう状況でしたか?

宮島:生徒会が学校を変えていくという意識を持っている人は少なく、生徒会活動に関心がある人もあまりいなかったです。一部の生徒が行事の運営をしたり、朝礼で話していたりするなぁ程度のイメージだと思います。また何か新しいことを始めようとすると、意識高い系の人だと敬遠されてしまうような雰囲気もありました。

生徒会長として奮闘!

ーそれはとても大変でしたね…。

宮島:生徒会活動自体が存在している価値や位置付けを認識しにくいですし、生徒一人一人が学校を変えられるという意識を持つことは非常に難しかったと思います。

生徒会長になって生徒一人一人が主体となって学校を作っていけるような環境を整えたいと思い、様々な取り組みをしました。中でも特に力を注いだことは、生徒たちが学校にしてほしいこと、学校でしたいことを自由に募る「アイデアペーパー」です。スーパーにある「お客様の声」のようなイメージを持ってもらうと分かりやすいのですが、生徒に「こういう学校にしたい」「こんな活動をしたい」というものを書いてもらい、生徒会役員が返信を記入し、校内に掲示しました。

ーアイデアペーパーにはどのような意見が集まりましたか?

宮島:「アイスの自販機を設置してほしい」「クリスマスツリーを置いてほしい」「学年を超えた交流がしたい」など、いろいろな生徒から多種多様な意見が集まりました。全ての意見を実現していくことは難しかったですが、学校に対して「もっとこうしたい!」という想いをたくさんの生徒が表現してくれ、全校生徒を巻き込んだ生徒会活動に近づいたという実感が得られました。

ちなみに、クリスマスツリーの設置に関しては、校長先生に直談判をして、まさかのOKをもらうことができました!

ー生徒会に入って良かったことはありますか?

宮島:「チームで目標に向かって切磋琢磨していくことって楽しい!」と思うようになりました。自分と異なる視点を持つ人と一緒に活動することで、視野が広くなりましたし、自分の得意・不得意も分かってきた気がします。

インタビュー風景

選挙と今後の進路について

ー生徒会選挙で選ばれるためのコツなどはありますか?

宮島:選挙には公約や選挙での演説がありますよね。例えば公約は、「制服を変える」「校則を変える」などの公約は生徒からは注目をされやすいですが、もっと本質に迫り、「なぜ今の制服に不満があるのか」「そもそもなぜ校則があるのか」という問いを突き詰めることが大切だと思います。また、自分が感じている問題意識や、もっとこうしたい!という想いを訴えかけ、それに共鳴する生徒を増やすことも大切だと思います。

ー自分の問題意識に共鳴してもらうのですね…。学校について宮島さんが深く考えていたことが伝わってきます。宮島さんは今後どのような進路を歩みたいと考えていますか?

宮島:生徒会活動の経験を通して、学校教育や教育事業に興味を持ちました。新卒では教育領域には進みませんが、最終的には教育に関わりたいと思っています。

ー最終的にまた教育に関わりたい!という思いがあるのは、なんだか心強いです。最後に、生徒会選挙に出馬する、もしくは迷っている読者の皆さんに向けて一言お願いします!

宮島:私は生徒会活動での経験が本当に良かったと心の底から思います。大学に入学してから特に感じたのですが、生徒会で活動していたおかげで、異なるコミュニティで自分が活躍できる立ち回り方を見つけるのがうまくなったような気がします。

学校という小さな社会のトップになって物事を変えていくことは決して簡単ではありません。しかし、全校生徒や先生方までも巻き込んで学校を変えていく、その先頭に立つことは本当に貴重な経験です。

生徒会の本来の目的である「学校を変えるためにアクションを起こす」ことをいとわない皆さんに、これからも生徒会活動を頑張ってほしいと思います。

ーありがとうございました!

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この記事を書いた人

早稲田大学文学部で臨床心理学を専攻している。チームビルディングやマネジメントに関心がある。公園で見知らぬ子どもと犬を愛でることが日課。趣味は散歩とカフェ巡り。

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