【共通テストまで残り2ヶ月】東大生が教える!ここから大きく点数を伸ばすたった1つの方法!

受験生の皆さん!いよいよ、共通テストまであと2ヶ月になりました。試験への準備は進んでいますか?

今年の共通テストは2024年の1月13、14日ということで、ここから2ヶ月でどのように対策を進めていくと良いのか、具体例を挙げつつ説明していきます。

まず皆さんに1つ質問です。この「2ヶ月」という期間、「2ヶ月もある!」と思っていますか?それとも、「2ヶ月しかない!」と思っていますか?

おそらく、後者を選ぶ方が多いでしょう。今は11月の中旬ですが、この時期になると大手の塾のいわゆる「冠模試」と呼ばれる模擬試験はおおかた終わり、残るは「直前プレテスト」のみとなっていき、最終調整の期間だと考えている人もいると思います。

しかし実は、ここから2ヶ月で大きくパワーアップすることができます。特に現役生にとっては、3年生に進級した4月から、受験本番の2月までの10ヶ月間の中の「5分の1」もの時間を占めているのです。このように考えると、この「2ヶ月」でまだまだ伸びる、と思いませんか?

過ごし方次第で合否を分けると言っても過言ではない、この「残り2ヶ月」。もちろん個人差はあると思いますが、僕が思うおすすめの勉強方法、対策方法を「科目別に」紹介していきます!

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数学は基礎に立ちかえるべし!

さて、まずは数学についてです。

ここで僕は、「基礎を徹底すること」をオススメします。おそらくこれに関しては疑問を持つ人も少なくないでしょう。「2ヶ月しかないんだから、少しでも実践的な問題をやってパターンを掴んだ方が良いのでは?」と思った方も多いと思います。でも僕は、敢えてここで「基礎」を大事にするのです。その理由は、共通テストの特性にあります。

共通テスト数学は、難しい公式を駆使したり、複雑な計算をこなしたりしなければ解けないという問題はあまりありません。難しい問題だとしても、そこに誘導が丁寧につくことで、簡単な計算の組み合わせで解けるように作られています。ではどこが難しいポイントかというと、それは「時間」です。

毎年多くの受験生が、時間が足りなくなることで大幅に点数を落としています。時間があれば解けたはずの問題も、適当なマークをしたり、白紙のまま終了したりしてしまっています。

それを防ぐためにはどうすれば良いのか。答えはシンプルで、「計算力を上げる」ことです。

この対策法の優秀なところは、「単元に関わらず全ての問題に有効である」ということです。方程式の問題も、関数の問題も、確率の問題も、図形の問題も、基本的にどんな問題でも、数学の問題には「計算」が必須です。計算力アップが、全ての問題を解く力の底上げになるのです。

計算力を上げる方法は、とにかく単純な計算問題でも良いので多く問題を解くようにしましょう。ここで大事なのが、毎回必ず時間を測って問題を解くことです。自分がどんな計算にどのくらい時間をかけているのかを常に自分自身で把握することで、テキパキと計算できるようになります。
ぜひ実践してみてください!

英語は必ず毎日やるべし!

次は英語です!こちらも非常にシンプルなアドバイスなのですが、「必ず毎日英語に触れること」を徹底してください!

今日から共通テストまで60日間『1日も休まず』です。

大晦日に家の大掃除をすることや、お正月に親戚のお家に集まることもあると思いますが、他の教科の勉強ができなかったとしても必ず英語だけは、15分でも30分でも良いのでやってください。これは、非常に大事なことだと僕は考えています。

皆さんは、ある日突然日本語が話せなくなったり、うまく聞き取れなくなったりすることはありますか?

健康に生きていれば、突然日本語を扱う能力が著しく低下することはありません。その理由は単純で、毎日当たり前のように日本語を読んで、書いて、話して、聞いているからです。英語の「4技能」という言葉が今話題になっていますが、日本語では皆さんは無意識のうちにその4技能を毎日特訓しているのです。であれば、英語も同じように毎日触れた方が上達しますよね?

言語は、反復することで定着していくものです。最初は言葉を話せなかった赤ちゃんも、保護者の方がよく使う言葉を徐々に覚えて、聞き分けられるようになっていきます。そのため、少しの時間でも良いので毎日必ず英語に触れることをオススメします!

国語はやりすぎに気をつけるべし!

さて、国語に関しては少し変わったアドバイスをさせていただきます。ズバリ、「やりすぎないこと」です。これはかなり個人的な話で、全員に当てはまるわけではないと思うので、そういう人もいるんだ、というテンションで呼んでくださると嬉しいです。

共通テスト国語は、他の教科に比べて点数が安定しにくい試験です。僕も受験生のとき、夏から冬にかけて模試や過去問を解くたびに点数が下がっていく、という現象に悩まされました。選択問題において、正解の特徴や選び方の鉄則などがない訳ではないのですが、その年の問題によって内容が大きく変わってくるため、「〇〇年分やれば安心!」というような基準が存在しないのです。

個人的には、漢字や古文単語、漢文の句法など確実に押さえられるところは完璧にして、あとは文章を読む集中力を高めておくことをオススメします。具体的には、試験問題に限らず教科書の文章なども含め、時間を測りながら速読をする練習がおすすめです。そして、読んだ文章の内容を周りの人に伝えたり、自分で要約したりしましょう。すると「文章を読みながら全体を掴む」という能力が身についていきます。

闇雲に問題を解くことよりも、読解力、集中力を高めることにフォーカスしましょう!

理科は経験値を増やすべし!

続いては理科です。ここでは主に理系の方に向けてお伝えします。

共通テストの理科の点数を伸ばすには、シンプルに過去問やマーク型の問題をたくさん解きましょう!

理科の問題は文章を読んで選択肢を選ぶものが多く、中には「正しくないものを選べ」という問題も出題されます。そのため選択肢を読みながら、合っているもの間違っているものを選別する、という流れに慣れる必要があります。

これは、なかなか普段の参考書などの勉強では行わないことなので、積極的に過去問や模試で練習していきましょう。

「マーク型の問題ばかり解いていたら、理科の本質的な力がつかなくなるのでは?」と心配する人もいるかもしれません。確かに、多くの受験生は二次試験でも理科を使うので、問題を噛み砕く力や記述力も衰えるわけにはいかないでしょう。

そんな場合は、正しい選択肢だけを確認して終わるわけではなく、間違っている選択肢がなぜ間違っているのか、どうすれば正しくなるのかを記述する練習をしてみましょう。

基本的に選択肢は4〜5択のものが多いので、その復習をすることで1問で4問分、5問分の勉強をすることができるのです!そうすることで問題を噛み砕く力や記述力もついてきます。

社会は教科書を読むべし!

最後は社会です。僕は高校時代は理系だったので、社会は世界史の1教科を選択していました。もちろんこれも参考程度に読んでほしいのですが、社会はやはり「教科書を読むこと」がとても大事だと僕は考えています。

社会の教科書は、「読み物」です。その文章をなぞっていくだけで、人物名や年号などの知識だけでなく、なぜその人がその行動を起こしたのか、という背景の部分まで理解することができます。もちろん、一問一答や単語集などで知識をつけていくことは大事ですが、その上で教科書を深く読み込むことで、流れをきちんと押さえることが重要になります。皆さんも、勉強ではなく読書のつもりで、教科書を読んでみていただけると嬉しいです。

おわりに

今回の記事では、5つの教科それぞれについて、共通テスト2ヶ月前からやることを紹介させていただきました。最後になりますが、5教科に共通してとても重要なのは「時間配分」です。共通テストは、全体的に「時間との戦い」になる試験です。数学のパートでも書きましたが、時間が原因で解けない問題を少しでも減らすために、常に時間を意識して勉強を進めていってください!

今回の記事は、ここまでとなります。皆さん、次回の記事もよろしくお願いします!

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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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