受けて終わりじゃない!共通テストの自己採点のメリットと留意点 

クリスマスの時期となり、本格的な寒さの季節を感じるのと同時に、いよいよ共通テストがリアルに感じられるようになってきたのではないでしょうか。共通テスト当日までにやらなければやらないこともたくさんあると思います。ですが、実は共通テスト後すぐやらなきゃいけないこともあります。そうです、自己採点です。 

ということで、この記事では共通テストを受け終わった後に行う自己採点のメリットや留意点について詳しく解説していきます! 

目次

共通テストの自己採点について

自己採点の手順と方法

まず、自己採点のやり方について説明していきます。 

そもそも、自己採点といっても答案が自分の元に返ってくることはありません。自分の手元に残るのは問題用紙だけ。したがって、自己採点を行うには自分が解答した問題の答えを知っておく必要があります。これにはさまざまな方法がありますが、問題用紙にマークした番号をメモしておくことが無難でしょう。 自分の解答を把握したら次に解答を確認しましょう。共通テストの解答は大学入試センターのHPまたは各予備校のHPに掲載されます。

正確に自己採点を行うためのヒント

自己採点を間違いのないように行うにはいくつか意識しなければいけないことがあります。 

まず、1問解くごとに問題用紙に解答番号を記しましょう。後からまとめて記入してしまうとミスが起こったり、時間が足りなくなって記入できなかった……といったことが起こったりするかもしれません。 また、時間がない時でも解答番号ははっきりと正しく記すことを心得ましょう。番号に丸をつけたり、余力のある方は問題用紙のマークにざっくり塗っても分かりやすくて安心です。

自己採点を通した学び

共通テストは、受ける時よりも復習することで得られる学びの方が非常に大きいです。二次試験前に自分の弱点を把握できたり、学習計画を見直せたり、緊張感を和らげたりすることもできます。自己採点のみをやって一喜一憂し、その後の学びを無駄にしてしまう……ということがないようにしっかりと行いましょう。

共通テストの自己採点のメリット

さて、共通テストの自己採点について紹介していきましたが、そもそも「なぜ自己採点をしなければならないの?」と思う方もいると思います。ということで、以下では自己採点を行うメリットについて詳しく紹介していきます! 

自分の弱点を明確にし、早期に学習計画を修正できる

まず、自己採点を行う大きなメリットとして二次試験までに自分の苦手な分野を把握できるという点です。共通テストは最も多くの学生が受験するテストだと言ってもいいでしょう。そのようなテストで自身の点数を把握するということは、自分がどの分野ができて、どの分野ができないのかを把握できること、と言っても過言ではないでしょう。 

自己採点をする際は、自身の苦手な分野を把握しようと意識しながらやってみましょう。 

苦手分野を把握できたら、次は二次試験に向けて学習計画を立てることができます。共通テストから二次試験まで1ヶ月はあります。1ヶ月もあれば、学習計画を修正することで合格可能性をグンと引き上げることができます

緊張感を和らげられる

自己採点を行う別視点のメリットとして、緊張感の緩和があげられます。 

さて、定期テストや模試を受けた時を想像してみてください。テスト結果が返ってくるまで緊張し、不安で手がつけられないと言った経験、ないでしょうか……? 

おそらく、共通テストは志望大学によっては合否に直結するため、さらに不安で仕方がないという人もかなり多いです。 しかし、ここで自己採点を行いテスト結果を知っておくことで、二次試験までの無駄な緊張感をなくし、勉強に集中できます

共通テスト自己採点のデメリット

これまで自己採点のメリットを紹介していきましたが、実はデメリットも存在します。

感情のブレによる不正確さ

共通テストは場合によっては合否に直結することが多いです。試験中にさまざまな感情や緊張が高まってしまい、解答番号をそもそも間違ってしまったり、自己採点時に間違えてしまったりすることもあります。自己採点を間違えてしまうと、必要以上に喜んだり落ち込んだりしてしまい逆効果です。

自己採点により過剰に楽観的/悲観的になる

共通テスト本番で調子が良かったり、緊張してうまくパフォーマンスを発揮できなかったりすると過去問を解いている時より得点が違うこともあるでしょう。むしろ、本番はいつもよりも得点異なると思っておいた方がいいです。その際、得点が高くて二次試験もこの調子だろうとたかを括ってしまう場合もあります。またその逆で、得点が思ったより低く、悲観的になってしまい勉強に手をつけられない場合もあります。

自己採点の留意点

ここまで自己採点のメリットやデメリットを紹介しましたが、自己採点を失敗しないための留意点についても説明していきます。

正確な採点を行う

「正確に自己採点を行うためのヒント」の項目でも述べましたが、自己採点を行うために意識しなければならないことは無数にあります。少しでも自己採点が間違ってたかも……という不安要素が残ると、自己採点はその時点で意味をなさなくなります。自己採点を行うときは絶対に意識することをいくつか決めておきましょう!

自己採点を誰とするか

自己採点をする際に誰とやるか、または一人でやるかというのも重要です。実はこの問いに正解はありません。人によってはクラスメイトと自己採点した、という人もいれば比べるのが怖いから一人で自己採点した、という人も周りにいました。自分がいちばん落ち着くやり方で行うのが最善です。もし、わからなかったら先生や周りの友人にも相談してみましょう。

自己採点をいつやるか

自己採点を誰とやるかも大事ですが、いつやるかも大事です。この問いにも正解はありませんが、自己採点の時期として共通テストの1日目を選ぶのはオススメできません。 

予備校の共通テストの解答速報が上がるのは非常に早く、2日間ある共通テストの1日目が終わった日の夜には1日目の解答がインターネットに上がります。もし1日目が終わった後に自己採点してしまうと、大きなミスに気づいてしまい得点が予想より大幅に低かった……などの出来事があるかもしれません。そうなってしまうと2日目のパフォーマンスに大きな影響が出てきてしまいます。逆に、順調だった場合も調子に乗ってしまい、2日目に大きなミスをしてしまうかもしれません。 共通テストの自己採点は、少なくとも2日目が終わった後に行うようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?共通テストって、実は受けた後も肝心だったんです。 

共通テストが終わった後はみんな揃って気が緩みがちです。そんな中、自己採点をしっかりと行って二次試験に備えられる人は、確実に有利です! 

あなたも周りの受験生と差をどんどんつけていきましょう!


公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校や保護者のみなさまが抱える懸念やニーズに応える形で、講演・講座・ワークショップを提案し、それらを実施しております。

生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。

私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。

ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東京大学理科一類1年生。大学生活を満喫しようと決めていたが、まさかの男子のみのクラスに収容、クラスのみんなと毎日筋トレに勤しんでいる。ひょんなことから競技ダンス部に所属し、毎日のように踊っている。料理と物理が好き。

目次