【GWは何しよう?】親子で楽しみながら非認知能力を高める過ごし方

親子で楽しく非認知能力を伸ばす過ごし方【GW】

待ちに待ったゴールデンウィークがやってきました!

有意義に過ごす計画はもう立てていますか?

今回は、親子で楽しみながら、子どもの非認知能力をぐんぐん伸ばす過ごし方について紹介します!

目次

非認知能力とは?

非認知能力とは、学校の成績やテストの点数に関係ない能力のことです。これには、創造力や問題解決力、コミュニケーション能力、そして自己肯定感などが含まれます。AIに仕事を奪われつつある現代社会、そしてこれからの社会ではこういった非認知能力を身につけることが重要になってくるのです。

非認知能力を向上させるには、日頃のお子さんとの接し方も重要になってきます。一番簡単に実践できるのは、「褒めて伸ばす」「注意してなおす」ことで意識づけをしていくことです。これは学校だけでなく、家庭などいろいろな場面ですぐに実践できる方法です。

このうち、楽なのは「褒めて伸ばす」方法です。ただし、褒める際にも注意は必要で、褒めポイントが雑だと意識づけに繋がらないことが多いです。そのため、できるかぎり「本人でも気づいていないようなこと」をたまにでいいので褒めることを意識しましょう。

詳しい非認知能力の一覧はこちらの記事で詳しく解説しています。

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親子で楽しむ☆おすすめのGW過ごし方

さて、ここからは「非認知能力」に注目し、お子さんとGWをどう過ごせばいいのか、おすすめを紹介していきます。

室内での過ごし方

絵本の読み聞かせをする

絵本の読み聞かせは、子どもたちの創造力や協調性を育てるのに最適です。膝の上で、親子で一緒に主人公の気持ちを考えたり、次にどんなことが起こるのだろうかとワクワクしたりする経験は唯一無二です。また相手の立場を思いやる力が、将来的に他者とのコミュニケーションをスムーズにしてくれる役割も果たしてくれます。

参考:FQ Kids 非認知能力を育てる「読み聞かせ」のコツとは? 幼児から大人まで、おすすめ絵本14選

工作をする

牛乳パックでカエルのおもちゃを作ったり、工作を通じて子どもの敏感な五感を刺激したりすることは、表現力や豊かな思考力に繋がります。また手先の器用さを鍛えるには、幼少期から積極的に動かしておくことが大切です。「危ないからハサミや包丁は親が使用する」のではなく、「安全に使用するためにどうすれば良いか」を一緒に考えることが子供の成長に役立ちます。

参考:こそだてまっぷ 【工作ワークで非認知能力を育む!】インフルエンサー考案のおしゃれ工作&あこがれの職業ごっこ遊びが楽しめる! 

急に思い立ったことを実践してみる

GWにしたいことは色々あるけど、全部やるのは億劫…。そんな時は、ぜひ子どもたちに「何したい?」と聞いてみてください。子どもたちは自分が親から信頼されていると感じると、意欲がたちまち湧いてきます。大層な計画を立てるのではなく、パッと思い立ったことを実践してみる日を設けてみても楽しいかもしれません。

参考:Gymboree 子どもは「話す」ことで思考力が育つ! おしゃべりの効果とは

ハグをする

親子の信頼関係は意外なところから形成されます。それはずばり、ハグなどのスキンシップです。オキシトシンという「幸せホルモン」が子どもの自己肯定感を高めてくれます。その結果、「親はいつでもありのままの自分を受け入れてくれる」という安心感が築かれ、それが大人になっても、他者や自分と向き合うための土台になります。

参考:財経新聞 子どもの自己肯定感を高める親子のスキンシップ

絵本の読み聞かせ

外出先での過ごし方

自然や動物に触れる

子どもの豊かな感性を刺激するには、自然や動物に触れるのがいいでしょう。例えば動物園では動物を見るだけでなく、触ったり、鳴き声や独特なニオイを五感で楽しんだりすることができます。家に帰った後も、子どもたちと一日の振り返りをすることで、「象の鼻ってどうして長いの?」といった疑問を一緒に考えることもできますよ。

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図書館で好きな本を探し出す

子どもたちの興味・関心は、親のみならず子ども自身も分かりません。だから、図書館で好きな本を見つけることは、子どもたちがワクワクすることや将来やりたい事を見つけることにも繋がります。親が付きっきりで本探しをする必要はないので、互いに好きな本をおすすめし合っても楽しいかもしれませんね!

参考:MY HOME MARKET 「非認知能力」とは?自然遊びで子どもの「非認知能力」を育む方法を専門家が解説

思いっきり体を動かす

最近は子どもたちもスマートフォンを使用することが増えてきました。でも身体能力の基礎、特に動作を習得する時期は10歳くらいがピーク!学校の体育の時間だけでなく、親子で一緒にバドミントンをしたり、追いかけっこしたり、楽しく体を鍛えることができたら最高ではないですか?

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 【ワンポイント!】非認知能力をもっと伸ばすには?

非認知能力は日々の生活で身に付けることができます。でも、ただ身に付けるだけではもったいない!

せっかくなら、最大限子どもたちの能力を伸ばしたいと思いませんか?

ここからはもっと非認知能力を伸ばすためのポイントをお伝えします。

親子で愛着を形成する

幼少期に築かれた親子の信頼関係は、子どもたちの生涯にわたる価値観に影響するといっても過言ではありません。これは「愛着形成」とも呼ばれていますが、不安定な愛着を幼少期に築いた子どもたちは、成長してから自分の意見がいえなくなったり、他人の顔色を窺いすぎたり、はたまた人間関係に無関心になったりと、他人とコミュニケーションを取るのに苦労し、傷つきやすくなります。

テストで良い点数を取ったから褒める、親が勧めた習い事で入賞したから褒める、などと条件付きの愛情を与えるのではなく、「どんなあなたも大好きなんだ」と日頃から伝えてあげることが、子どもたちの自信や安心感に繋がり、そして挑戦心や向上心が芽生えるようになります。

先回りせずに見守る

子どもは色々なことに興味を示し、少し飽きっぽかったり、一方で親が気にも留めないようなことにものすごく集中したりすることがあります。でもそれらの経験が将来、子どもたちが成長した時に役立つことがあります。なので、子どもが興味を示したことは、どんどん挑戦させてあげてください。

また、子どもたちに失敗をさせたくないがために、親心でいろいろ先回りしてしまうことがあるかもしれません。しかし、なんでも心配で手助けすると、子どもが大人になった時に自分で問題解決できなくなってしまいます。命に関わるようなことでなければ、一歩下がって見守ってあげたり、「あなたはどうしたいの?」と声掛けしてあげることも、親の役目なのです。

親も全力で楽しむ

子どもたちは感受性が豊かです。道端に咲いている草花、アリの行列、池でスイスイ泳ぐアメンボ…視界に入るほとんどすべてのことに興味を示します。だからこそ、子どもたちがありのまま感じる「なぜ?」「すごい!」に親も一緒に乗ってほしいです。「時間がないから早くして」は本当にもったいない

「やらなきゃいけないこと」だけに目を向けて子育てを必死に頑張ろうとするのではなく、ちょっとだけ肩の荷を下ろして、子どもと一緒に地面や空をじっくり見る時間を作ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はGWにおすすめの過ごし方と非認知能力をもっと伸ばすためのポイントをお伝えしました。

子どもは思っている以上に親の背中を観察して成長します。なので「子育て」を完璧にこなそうとすると、親子ともに疲れてしまいます。GWに限らず、毎日を頑張ろうと過ごすのではなく、あえて余白を楽しんでみたり、寄り道してみたりすることが豊かな心を育むのかもしれませんね🍀


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この記事を書いた人

早稲田大学文学部で臨床心理学を専攻している。チームビルディングやマネジメントに関心がある。公園で見知らぬ子どもと犬を愛でることが日課。趣味は散歩とカフェ巡り。

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