共通テストで高点数を稼ぐことができるリスニング。ただし、対策方法を間違うと全く点数が取れません。
しっかりと準備をして、リスニング試験を突破するための対策をマスターしましょう。
リスニング試験の基本を理解しよう
共通テストリスニングの構成とポイント
共通テストのリスニングは、基礎的な知識があるだけで高得点が取れる、受験生にとって非常においしい科目です。試験は通常、6つの大問で構成されており、初めの方の大問では同じ音声が二回流れるので、聞き逃しを防ぐための絶好のチャンスです。
特に大問5では、選択肢と音声の表現が言い換えられていることが多く、慎重に聞くことが求められます。単に英語を聞き取るだけでなく、話の流れや登場人物の意図を理解する能力も試されるので、ただ音声を聞くのではなく、文脈を把握し、全体の状況を把握する練習が大切です。こうしたスキルは、普段から英語のニュースやポッドキャストを聴くことで磨かれます。
次に、リスニングの具体的な攻略法を見ていきましょう。英語のリスニング力を向上させるためには、日常的に英語に触れることが不可欠です。例えば、英語の映画やドラマ、ニュースを視聴することで、異なるアクセントや話し方に慣れることができます。また、英会話の練習を通じて、実際の会話の速度やイントネーションを体感し、試験本番でもリズムに乗って聞き取れるようになります。これらの練習を積み重ねることで、リスニング全体のスキルが向上し、共通テストでも自信を持って挑むことができるでしょう。
アメリカ英語以外の訛りを克服する方法
共通テストでは、アメリカ英語に加えてイギリス英語やインド英語(ヒンディー語と英語が混ざったHinglish)など、異なる訛りが出題されることがあります。これに慣れるためには、普段から多様な英語の音声に触れることが必要です。例えば、映画”Harry Potter”はイギリス訛りの英語を聞くことができますし、映画”奇蹟がくれた数式(The Man Who Knew Infinity)”では実在した天才インド人数学者の伝記と共に訛りを学ぶことができます。異なる訛りに触れることは、リスニング力を高めるだけでなく、将来、自分が海外に旅行に行ったり、仕事で赴いたりした際にも役立ちます。日常生活における英語の多様性を受け入れ、リスニング力を向上させましょう。英語のアクセントが異なる背景には、文化的要因や歴史的な背景があることも理解しておくと、リスニングの幅が広がります。
リスニング対策の具体的なステップ
音声が二回流れる大問を攻略する方法
音声が二回流れる問題は、得点源として非常に重要です。一回目で音声を聞き取れなくても、はじめに全体の流れを掴み、二回目では単語やイディオムなどの細部に集中することができます。また、問題文や選択肢を事前に確認しておくことで、どのような文脈で行われている会話なのか想像でき、音声をより理解することができます。
メモを取ることでリスニングのスコアを上げる秘訣
リスニング中にメモを取ることは、多くの受験生にとって効果的な方法です。要点やキーワードをメモに残すことで、後から答えを吟味することが可能になります。また、焦らずに問題を解くための心の余裕が生まれます。メモを取ることで、聞き逃した情報を補足することができ、問題の理解を深めることができます。日頃からメモを取る練習を重ね、本番で効果的に活用しましょう。さらに、メモを取る際には、簡潔かつ要領よく書くことを心掛けましょう。これにより、メモを見返したときに、迅速に内容を理解することができます。メモ取りの技術は、試験本番だけでなく、日常の学習や仕事においても役立ちます。効率的なメモ取りを習得することで、情報を整理し、効果的に活用する能力が向上します。
日々の英語習慣でリスニング力を高めよう
英会話やドラマで耳を英語に慣れさせる
日常的に英語に触れることは、リスニング力向上の鍵です。普段から英語のラジオを聴いたり、ドラマを視聴したりすることで、自然な会話の流れやイントネーションを体得できます。これにより、試験本番でも自然なリズムで英語を聞き取ることができるようになります。英語の音楽を楽しみながら学ぶことで、楽しさを感じつつリズムやアクセントなど自然とリスニング力を高めることができるでしょう。シャドーイングをして音声をまねるのもとても効果的です。
単語の発音練習でリスニング力をアップ
単語や文章を音読する習慣を持つことも重要です。元々分からない単語は、リスニングでは絶対に分かりません。暗記をする際に綴りと一緒に単語の発音を正確に覚えることで、リスニングでも単語をすぐに認識できるようになります。
また音読は、発音の正確さだけでなく、イントネーションやリズム感も養うことができます。日々の練習を通じて、英語を自然に聞き取る力を育てましょう。さらに、音声付きの英語教材を使用することで、ネイティブの発音を真似ることができ、より効果的です。音読を通じて言葉のニュアンスを体得し、リスニング力を向上させることができます。
よくあるリスニング対策の失敗を避ける方法
マークミスを防ぐために
リスニング試験では、マークミスが致命的になることがあります。迷う問題があった場合でも、後でマークしようと穴をあけておくのではなく、一問ずつマークして、後から見直したい場合には問題用紙に印を付けておくと良いでしょう。これにより、焦らずにすべての問題に取り組むことができます。冷静な判断を心がけ、ミスを最小限に抑えましょう。さらに、試験終了前には必ずマークシートを見直し、記入漏れや誤りがないか確認する習慣を持ちましょう。模試などを通してマークミスを防ぐための練習を事前に行い、本番でも正確に記入できるように心がけましょう。
焦らず落ち着いて問題を解くための心構え
試験中は焦りがちですが、リラックスして臨むことが大切です。深呼吸をして心を落ち着かせ、解答に集中しましょう。心の余裕があれば、問題の解釈がより正確になり、効果的に答えを見つけ出すことができます。心の平安を制する者は、リスニングも制するのです。
また、日常生活でもリラックス法を取り入れ、ストレスを軽減する習慣を持つことが、試験本番でのパフォーマンス向上に繋がります。
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