2025年の共通テストが終わりました!皆さんは何点取れましたか?
カルペディエム所属の東大生も今年の「共通テスト」に挑戦しましたよ!
リーディングとリスニングに分けて、実際に解いてみた感想や難易度、得点源や今後の対策方法など、今年の共通テストをさまざまな角度で考察しました!
Q1:問題を解いた順番を教えてください。
リーディング
第1問から順番に解いた人もいれば、「大問6→7→8→1→2→3→4→5」というように、集中力を要する長文読解から解いた人もいました
リスニング
音声に従い、第1問から
Q2:時間配分を教えてください。
リーディング
理系学生 Aさん
大問1・・・5分
大問2・・・7分
大問3・・・7分
大問4・・・7分
大問5・・・7分
大問6・・・12分
大問7・・・10分
大問8・・・12分
文系学生 Bさん
大問1・・・4分
大問2・・・4分30秒
大問3・・・4分
大問4・・・6分
大問5・・・9分
大問6・・・11分
大問7・・・12分
大問8・・・11分
全体で80分の回答時間があるので、理系学生Aさんの場合は約19分残り、文系学生Bさんの場合は13分残る想定です。限られた時間で多くの分量を読む必要があるため、長く考え込みそうな問題は番号に目印をつけておき、一度スキップしてもいいかもしれません。(その際はマークミスに注意してくださいね!)
リスニング
音声に従う
Q3:難しかった問題は何ですか?理由も教えてください。
リーディング
第6問は時系列の前後だけでなく、本文に記載のない内容を推測しなければいけない問題があるため難しいと感じる受験生も少なくない。
第7問は情報量が多いので、他の大問と同じようなテンポで読もうとすると苦戦する受験生が多いかもしれない。
第8問は今までの共通テストにはない三段構成で、「あるテーマに沿って書かれた5人の書いた文章を読み、問題に答える」「決められた意見に沿って文章を選ぶ」「エッセイを書く」というものだった。やや短めの文章がいくつもあり、それぞれの文章の内容の抽出が難しかった。
リスニング
第4問 Aの天気予報の問題は、メモをしている間にどんどん曜日と天気の音声が流れていくため、Stormy?Foggy?と迷う暇もありません。冷静に順を追って聞いていくしかないですが、前置詞に注目してみると、これまでと同じ天気なのか、これからそうなる天気なのかが分かりやすくなるかもしれません。
第5問は、Regiftingという馴染みのない活動の話が出てきたことで、身構えた学生もいるかもしれません。特に、問28~31は適切な言葉を埋める問題でしたが、一度も音声では選択肢の言葉が出てこなかったので「あれ、もう音声が終わった」と感じた人もいるでしょう。イベントによってRegiftingが受け入れられ始めたのだろうということや、”concerned” が “worried” と似た意味を持つ単語だな、と推測しながら回答する必要がありました。
Q4:得点源の問題はどこだと思いますか?理由も教えてください。
リーディング
第1問から第3問と第5問
他の大問と比べるとまだ状況設定が飲み込みやすく,文章もさほど長くないから。また第1~3問は15分以内に解き切れる力は欲しいところ。第4問の新形式も難易度はそこまで高くないので、ここまでで8~9割は取りたい。
リスニング
第1問から第4問
第1問と第2問はゆっくりめの音声が2回流れる。そのため、問題文の先読みをする時間に充てることもできる。第3問からは音声が1回になるが、回答の選択肢を事前に読んでおけば、リスニング音声を聞く前から内容が推測しやすい。第4問では1つの音声から4つのマークをする連鎖問題もあるが、落ち着いてメモを取りながら聞けば、さほど難しい単語は言っていないのでこちらも得点源である。
Q5:昨年と比べて、難易度や傾向はどうでしたか?
リーディング
昨年に比べて易しくなったが、大問8のように新傾向の問題も導入された。問題の総語数は昨年と比べて700語減のため、時間に余裕を感じた受験生は多いはず。大問が6→8に変化したことで、国語と同様に初年度で様子見の難易度だったと思われる。
リスニング
昨年と同程度、もしくは少し易しくなったといえる。第3問からイギリス英語や英語が母語ではない話者が出てきたので、単語が聞き取りづらくて戸惑った学生はいたかもしれない。また2022年本試同様、3人の話者のうち特定の意見をもつ人物の人数を答える問題なども出題された。
Q6:今年はどんな能力が特に求められていたと思いますか?
リーディング
文章を速く読み、問われている要素を的確に抽出する力が求められていたといえる。英語の運用能力というよりも,瞬間的に自分がどの立場で問題文を読まなければいけないのかということを把握する想像力も必要であった。
リスニング
いかに普段から英語の音声に触れているかが得点のカギを握るといえる。普段教わっている英語はアメリカ英語であるため、受験でいきなりイギリス英語が出てきても慌てないで聞き取ることが必要だといえる。またたとえ聞き取れなかったとしても、前後の文脈から内容を推測する力や、”day after tomorrow” を “in two days” と考えるなど、単語を似ている言葉に置き換える力も必要であった。
Q7:勉強のポイントを教えてください。
リーディング
まずは基礎的な単語・表現を押さえ、大問6・7・8にみられるような長文読解に慣れることや、複数の文を比較する練習をすると良いだろう。リード文を読んでどの目線で問題文を読み解答を選ばないといけないのかということを把握する想像力が必須。これまでのような読解演習だけでなく、説得力のある構成でまとまった分量の英作文をするトレーニングも有効だといえる。
リスニング
英語はリーディングとリスニング以外にもスピーキングとライティングの4つのスキルがあるが、学校では単語をインプットし、読み書きをメインで学習することが多いだろう。隙間時間などで参考書についているリスニング音源を聞いたり、参考書の英文を音声に合わせながら発声してみたりすることで知らない単語を減らしていくことが、リスニングにおける点数アップのポイントだといえる。
Q8:全体の感想を教えてください。
新傾向の問題も導入されつつあり、資料を素早く読み取る力がより求められているように感じた。また複数の人の意見をもとに回答する問題もあったため、誰がどんな意見を持っているのかについて文脈を理解する必要があった。今年の共通テスト英語のレベルは、昨年と同程度、もしくは易しくなったので、来年以降は問題文の総語数が増えて時間がより厳しくなると思われる。
Q9:受験生に向けた一言
英語は文法と英単語を暗記し、たくさんアウトプットした者が制します!
今年の共通テスト英語を解いて感じたことは様々あると思います。
全くできなかった…という人は、時間制限を設けずに、しっかり理解できるまで見直してみてください。英語の音声と問題の傾向に慣れることで、どんどん点数が上がっていきますよ!
意外と解けた!という人は、自分が分からなかった単語や文法を復習してみてくださいね。
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