本番のためのリスニング勉強法


みなさんこんにちは!今回は英語リスニング問題の勉強法を解説していきます!

英語のリスニングは2021年度から共通テストでリーディングと同じ100点となりました。二次試験でも比重が高まってきています。しかし、学校の英語のカリキュラムにおいては、英文法や英語長文が優先され、リスニングに割り当てられる時間はあまり多くありません。だからといって対策をしないと、本番何も聞き取れないまま終わってしまう危険があります。そうならないよう、リスニングを勉強するときのポイントを紹介していきます。

なお、本記事は『東大大全』を参考にしています。

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目次

「予測」をする

リスニングでは、どのような内容の問題が流れるか、あらかじめ予想をしておくことがとても重要です。問題に入る前の、テスト文や問題の説明が流れている間、真面目に聞いていてはいけません。とにかくできるだけたくさんの設問文、余裕があれば選択肢にも目を通しましょう。「誰」が話したことについて聞かれるのか、聞かれるのは「場所」なのか「時間」なのか。すばやく把握する訓練をしましょう。たとえば問題を先読みした時に、「友達の重要性について話者はどう述べているか」と書いてあったら、「『友達は重要である』と言うことを話すかも」などと会話の展開を予測できそうです。

抑揚を意識して聞く

英語の発音には、日本語と同じように、強く読まれる音と弱く読まれる音があります。人間の耳は強く読まれる音に流されてしまいやすく、強い音が読まれた後に普通の強さに戻ると、そこが弱い音に感じてしまいます。例えば否定文では”not”を強く読みますよね。そうすると、その後にくる語が少し聞き取りづらくなるのです。聞き取るべきポイントをしっかりと押さえた上で、強く読まれた音の後の単語は特に注意してください。

「言い換え」表現に敏感になる

抑揚と並んで、もう1つ重要なテーマが「言い換え」です。英語は基本的に言い換えの文化を持っています。”Mike”という人物が”The boy”になったり、”The man who is tall”になったりと表現を変えていくのです。実際には同じ内容を何度も繰り返しているのに、文章的には全然違う単語が聞こえてきて、発言が同じ意味だと気づかないパターンがあるのです。同じ意味を表す単語は、選択肢に出てきた単語とリスニングで読み上げられる単語で異なる可能性があることを忘れずにいましょう。

復習方法

 リスニングの練習の後、答え合わせだけで勉強を終わらせていませんか?リスニングの勉強においても復習は大切です。

リスニング問題を復習する時、必ずやってほしいことがあります。それは、聞き取れなかった問題を、その問題のスクリプトを見ながら再度聞くことです。自分が苦手なのは「弱く聞こえる音」なのか「リエゾン(2つの音が繋がって聞こえる音)」なのか、それとも単純に単語を知らなかったのか。「なぜ」聞こえてこなかったのかを明確にするようにしましょう。

スクリプトと音声の英語が確認できたら、今度は何も見ずに聞いてみましょう。初めて聞いた時には聞こえなかった単語が耳に入ってきて、「文章」として整理できるのが分かるはずです。

プラスアルファの復習方法

次に、余裕がある人向けのプラスアルファの復習方法を紹介します。特に聞き取れなかったと感じた問題では行うようにすると、リスニング力の向上につながります。

シャドーイング

「シャドーイング」は、聞こえてきた音を即座に復唱する方法です。聞くだけでなく自分で声に出すことで、音声が実際なんと言っているのかが細かい単語まで分かるようになります。最初に全く歯が立たなかったリスニング問題では、ぜひ行うと良いでしょう。

ディクテーション

「ディクテーション」は、音声を聞きながら聞いたまま文を書き取る方法です。二次試験のリスニングでディクテーションが課される場合もあります。余裕があればで良いですが、リスニングと同時にライティングの力も伸ばすことができるのでおすすめです。

おわりに

リスニングの勉強はリーディングに比べてとっつきにくさを感じるかもしれません。しかし、音声が聴ける環境なら電車の中や散歩中でも勉強できてしまうのがリスニングの魅力。自分に必要な勉強法を時に応じて上手に使い分け、リスニング力をつけていきましょう。


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この記事を書いた人

早稲田大学商学部2年生。イノベーションとデザインに興味がある。好きなことは実家の犬とひなたぼっこ。

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