目からウロコ!本番で役立つ英語長文ステップ勉強法

みなさんこんにちは!今回は、英語長文の勉強法を解説します。なお、この記事は、入試長文に最も多い「説明文」を解く前提で解説します。

 近年、単語や文法の問題が減り、長文が重視されている受験英語。共通テストも年々文章量が多くなり、その傾向は強まっています。単語や文法と異なり1つ解くことに時間がかかる長文は、ポイントを知って効率的に学習しなければいけません。

では、どのようなことに気をつけて長文を勉強すれば良いのか?私が実践していた方法を、4つのステップに分けて紹介します!私はこの方法で、共通テストの長文を9割を切らないようになりました。

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目次

STEP1 タイトルチェック

「試験はじめ」と言われて、問題用紙を開いて、真っ先に長文を読み始めていませんか?ついつい長文がどんな内容か気になってしまいますが、グッと堪えて、まずは長文の「タイトル」と、ある場合は「出典」を見ましょう。タイトルは目に入りやすいですが、出典を見ている人は意外と少ないのではないでしょうか。出典の本の題名などから文の内容が推測できます。

STEP2 設問チェック

次に、設問をチェックしましょう。ここでのポイントは“what”“why”などの「5W1H」です。チェックしたら、印をつけておくと、また問題文を見た時に問われていることを思い出しやすくなります。私は、問題文の5W1Hを丸で囲んでいました。

同時に、問題文からなんとな〜く長文の内容を想像するようにしてみてください。もちろん本文を読んでいない段階で内容は分からないので、想像程度でOK。ただ、これをするのとしないのでは本文を理解するスピードが格段に違います。

STEP3 1文チェック

設問チェックが終わって、「さあ本文を読もう!」と思ったそこのあなた、ちょっと待ってください!実はもう1つ、実践してほしいステップがあるのです。それが「1文チェック」。ここでいう「1文」とは、各パラグラフの第1文のことです。1文チェックとは、各パラグラフの第1文を、上からパラグラフごとに順にざっと読んでいくというものです。長い時間はかけなくて大丈夫です。第1文が長い場合は、最初の数単語でもOKです。

1文チェックをすると、なんと本文の内容が大体把握できてしまいます嘘だと思った方は、試してみてください。英語の文章では、各パラグラフの第1文が、その段落で話すことをまとめた内容であるという構成になっているのです。実際、英語で書かれた説明文やレポートなどの学術的な文章において、各パラグラフ第1文は「Topic sentence」と呼ばれます。

STEP4 本文を読む

お待たせしました!やっと本文に入ることができます。本文は自分がいちばん速く、正確に読める方法で読み、設問に該当する箇所が出てくる度に解いていきましょう。

ここでは私が実践していた読み方を紹介します。それは、印をつけまくること。例えば私は下のような決まりで印をつけていました。

・知らない単語は丸で囲む

・andとorの等位接続は三角

・However、Moreoverなどの「ディスコースマーカー」をチェック

 印の種類は自分が好きな記号で大丈夫です。自分で決めた、いつも同じ印をつけましょう。印をつけるのは、自分にとって理解しやすいように、読んでいる文章を整理するためだからです。

また、知らない単語には必ず印をつけておいて、復習の時に調べるようにしましょう。英文は途中で止まらず「最後まで読みきる」ことが重要だからです。試験本番で辞書は使えないので、普段から本番に合わせて、辞書を使わず読む練習をした方が良いのです。

STEP5 復習する

問題を解いたらそのままにせず、必ず復習をしましょう。あなたが解いた長文は、あなたの弱点がたくさん詰め込まれた、いわば「宝箱」なのです。

カードやノートにまとめる

初めて知った知識については、まとめノートや単語カードを作り、情報をまとめましょう。単語カードを買って、新しく知った単語だけをまとめるのもおすすめです。

私は上記のカードにプラスして、1冊のお気に入りの単語帳を持ち歩き、知らなかった単語を毎回調べ直して線を引いていました。もし調べた単語にすでに線が引かれていたら、同じ単語をまた忘れていたということ。その悔しさから、覚えられるようになります。

精読する

今後同じ問題で間違えないためには、細部まで文章の構造を理解し、最初から最後までつっかえずに読み進められること、すなわち「精読」が必要です。​​​​​​

まずは、出てきた単語や文法の意味を明らかにするために、全ての語句を「SVOC」で分解できるようにしていきます。次に、主語や述語などの文構造において、何がどこを修飾しているか、”it””that”などの代名詞が具体的に何を指しているかなどを全て探っていきましょう。

おわりに

1つの長文を自分のものにするには時間と労力をかけなければいけません。大変ですが、1問1問をしっかりと時間をかけて解くことが、実力アップへの第一歩になります!

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この記事を書いた人

早稲田大学商学部2年生。イノベーションとデザインに興味がある。好きなことは実家の犬とひなたぼっこ。

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