受験生のお悩みに東大生&早大生が回答!vol.2

受験生のお悩みに東大生&早大生が回答!

来月はいよいよ共通テスト!本番に向けた調整を少しずつ始めている時期だと思います。

そこで今回は、受験生の皆さんから「率直な悩み」を大募集!
カルペ・ディエムに所属する、講師陣に回答いただきました!

皆さんと同じお悩みもあるのではないでしょうか? ぜひご一読ください!

目次

共通テストまで、残り1か月しかないのに埋めなきゃいけない穴が多すぎる

ずばり、得意な分野、得意な教科を伸ばしましょう!と言いたいところですが、あまりにも得意な教科がないという場合には、とりあえず基礎だけしっかり固めるようにしてください

なぜなら、基礎問題はほとんどの受験生が高確率で正解してくるため、配点も高い場合が多いためです。せっかく比較的容易で配点の高い問題まで落としてしまうのはとてももったいないので、基礎をとにかく叩き込んでください。

その際に留意してほしいことは、ただ単語を一問一答で暗記するのではなく、英語だったら和訳英訳どちらからでも説明ができるまで理解したり、歴史だったら同じ時代に各地域でどのようなことが起こっていたのか脳内世界地図で繋げられるようにしておくとperfectです。そうすれば、自然と知識と知識が繋がってきて応用問題にも意外と太刀打ちできるようになったりしますよ!(回答者:秋元保菜実

数学で基本的な解き方公式は覚えたはずなのに点数が全然取れない

恐らくこの場合、大事になってくるのは「判断力」です。もう少し分解すると、「どの問題にどの公式を使えば良いのかを判断する能力」を培うのが重要になります。そのためには、ズバリさまざまなパターンの問題を、さまざまな解法で解いてみることが必要です。

「公式を知っている」ことと、「公式を使いこなせる」ことは似ているようで全く違います。僕はずっと野球をやっていたのですが、「相手ピッチャーのボールの軌道に合わせてバットを水平に出せば打ち返すことができる」と頭では分かっていても、なかなかヒットを打つことはできなかったのです。これは、「反復」することで少しずつできるようになっていきます。また、色々なパターンを試してみることも大事になります。

具体的には、問題を解くときに常に「他に解き方はないかな?」と自問自答してみてください。解答解説に「別解」が載っている場合もあるので、その場合はそれもじっくり読み込んでください。少しでも自分の解法の「引き出し」を増やすことで、より多くの問題に対応できるようになります!(回答者:永田耕作

第一志望校はおろか、受かりそうな学校すらない気がする…

まず大前提として、自分が一番行きたいと強く目指している学校である「第一志望校」は、そんな簡単には合格できない場所であって然るべきだと思っています。なので、あなたの目標の立て方は間違っていません

逆に、余裕で到達できる目標を掲げるよりも頑張れるのではと自分は考えます。その上で、この時期は高い目標に焦り、自分はその目標を達成できないのではないかとどうしても不安になってしまう時期でしょう。し

かし、実は試験本番までは、まだまだ時間があるのです。今が12月で「もう時間がない」と思っているかもしれませんが、二次試験まではおよそ2ヶ月。この2ヶ月でどれだけでも成長できます。最後の模試は終わってしまったとしても、その場所で止まるわけではないのです。特に現役生は最後の最後まで成長し続けることができるので、ここで諦めずに残り2ヶ月を走り切って欲しいと思います!(回答者:永田耕作

時間が足りない…!!

一日24時間なのはみんな平等です。それでも、実際のところは受験に間に合っている人もいるし、間に合わない人もいる。これらは何が違うのか。

それは、時間の使い方が違うのです。

これは社会人になっても共通です。一日でものすごい仕事量をこなす人もいれば、メールチェックだけで1日を潰してしまう人もいる。なにかやり方に差があるから、時間量に差があるように見えるのです。だからこそ、あなたがやるべきは、時間の使い方のメンテナンスです。まずは、一日の円グラフを作ってください。そして、深夜0時から24時までの一日の過ごし方を書いていくのです。例えば、「0~7時……睡眠。8時まで……朝の準備。8時半……登校。16時まで……授業。19時まで……自習」のように。これを文章ではなく、グラフに書き込んでいきます。すると、あなたが一日のうちに自由に使える時間の総量が見えてくるはずです。

受験勉強は、この自由に使える時間(可処分時間と僕は呼んでいます)をどのように使うかのゲームなのです。限られたリソースを管理しながら、自分の成績を上げるゲームだと考えてください。自分の苦手な科目を潰す、もしくは得意な科目を伸ばすために、どこに何時間使うのか。それで受験本番までに勉強が間に合うのか。常にこれを考えながら管理してください。(回答者:布施川天馬

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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