受験生のお悩みに東大生&早大生が回答!vol.1

受験生のお悩みに東大生&早大生が回答!

来月はいよいよ共通テスト!本番に向けた調整を少しずつ始めている時期だと思います。

そこで今回は、受験生の皆さんから「率直な悩み」を大募集!
カルペ・ディエムに所属する、講師陣に回答いただきました!

皆さんと同じお悩みもあるのではないでしょうか? ぜひご一読ください!

目次

モチベーションが維持できないのですが、どうすればいいですか?

あなたの受験の動機は何でしたか?どうして大学受験をしようと考えたのでしょうか?

まずは基本に立ち返ってみて、そこから自分の動機を再探求してみるのもいいかもしれません。「大学に行けば将来が開けるから」「この大学で学びたいことがあるから」「将来裕福な暮らしをしたいから」など、様々な理由があるでしょう。どの理由をもって、自分は受験戦争に身を投じたのか、再度考えてみてください。そして、受験しなかったら自分の未来はどうなるのか、これについても考えてみてください。

例えば、回答者の私は、お金のために受験しています。「高卒で働くか、東大に行くか」の2択に追われながら受験をしていました。受かれば年収1,000万も夢じゃない、落ちたら生涯で2億も稼げればいいほう……。なんとしても東大に受かって、将来裕福な暮らしがしたかったのです。そのためには、弱音なんて吐いてる暇はありませんでした。

自分の頑張れる理由は何か、もう一度向かい合いましょう。 (回答者:布施川天馬

共通テストまでもう時間がないことが分かっているのに、いまいち緊張感が持てない

たしかに私が高校生の時にも皆そうでした。
緊張感が持てないというのは、頭のどこかで「まぁ、共通テストはいけるでしょ」「二次試験の対策しなきゃ」と共通テストを軽んじているのかもしれません。でもこれだけは言わせてください。

共通テスト、甘く見てると恐ろしいことになります。

二次試験の方がそれぞれの大学に特化した対策をしなければいけないため重要度が高いように思えますが、そもそも共通テストで思うような点数(足切りの得点)を取らないと、せっかく勉強してきた二次試験の大学にも志願すらできないという状況になってしまいます。

ということはどうすればいいか。そうです、二次試験の勉強の合間に息抜きのように過去問を解けばいいのです。息抜きに勉強!?と思うかもしれませんが、頭が煮詰まってきたときに教科や分野を変えることは頭のリフレッシュにもなります(もちろんちゃんとした休憩することも大事ですよ!!)。結局、着実に過去問・実践問題を解く→採点して復習→再度間違った問題を解くのサイクルを制した者が受験で勝つのです。(回答者:秋元保菜実

物理と数学の点数が上がらない

理系科目の点数が上がらない時は、まず自分がどこでつまずいているかを把握するようにしましょう。

物理と数学は、どちらも「公式を理解して、それを使って問題を解く」科目です。そのため、間違えてしまう原因は、「公式を覚えていないこと」「公式を使いこなせていないこと」「計算を進める力が足りないこと」の大きく3つが挙げられます。この3つのどれかを考えることなく、闇雲に間違えた問題を復習していてもなかなかできるようにはなりません。

例えば、数学の二次方程式の問題で、公式は正しく覚えているのに計算ミスをして点数が取れなかったとします。この時、公式を見直す復習をしても問題が解けるようにはならないですよね?計算問題を反復して、素早く計算ができるようにすることが重要です。このように、点数が上がらない原因を分解して、それに合った改善方法を試してみるようにすると良いです!(回答者:永田耕作

学校に自分でやりたい勉強の時間を圧迫される

それなら学校を休んじゃえばいいと思います。

これは投げやりでいったり、欠席を推進したりしているのではなく、自分にとって有利だと思うのであれば、勉強に支障のない程度には戦略的な欠席は効果的だと感じるからです。学校での学習態度が受験で評価されるのでなく(学校型推薦は除く)、受験当日のパフォーマンスが合否を分けます。

自分でやりたい勉強、やることで少しでも合格に近づく勉強を自分で見つけたのであれば、それは素晴らしいことです。ぜひその目標に向かって突き進んでください。応援しています。※もちろん欠席することで得られるデメリットもあります。自分の頭で考えて今日はしっかりと学校の勉強をするのか、内職をするのか、自分のやりたい勉強をするのかを判断してくださいね!(回答者:秋元保菜実

今の時期にすべき2次対策が分からない

恐らく「今の時期」と話している意図としては、「共通テスト直前のこの時期に、どのように二次試験の対策を両立させれば良いのか」だと思います。答えとしては、「共通テストと二次試験の対策を同時に行う」ことだと自分は考えます。

このように言われると、とても難しいことのように見えます。しかし、実際にやることは「共通テストの過去問や演習問題を解いて本番に向けて対策すること」で良いのです。特に大きく勉強内容を変更する必要はありません。しかし、1個だけ気をつけて欲しいことがあります。それは、「問題を復習する際に、他の選択肢まで深く吟味したり、記述問題ならどうするかを考えたりする」ことです。

共通テストの点数を最大化することだけを考えるならば、このような勉強は必要ありません。消去法で問題を解き、一部しか分からなくても選択肢が合ってれば良いのです。しかし、共通テストの問題は良問揃いで、他の選択肢にも各科目において大事な要素が多く詰まっています。そのため、合っている問題も含めてきちんと復習することで、実は二次試験の勉強にも大きくつながるのです。ぜひこの方法を実践してみてください。(回答者:永田耕作

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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