【東大生インタビュー】2023年合格者!現役合格の大胆戦略

東大に現役合格した生島光流さんに、合格までの道のりや、大胆な戦略を布施川天馬がインタビューしました!

布施川天馬(ふせがわてんま):東京大学文学部4年。世帯年収300万円台の家庭に生まれ、予備校に通うだけの金銭的余裕がなかったため、オリジナルの「お金も時間も節約する勉強法」を編み出し、一浪の末、東大合格を果たす。著書に『東大式節約勉強法』等がある。

生島光流(きじまみつる):東京大学教養学部1年。2023年度入学。世界史が好きで、現在カルペ・ディエムでは世界史関連の本を執筆中。

布施川:

今回は、カルペ・ディエム講師の生島さんにインタビューしてみました!生島さん、よろしくお願いします!

生島:

よろしくお願いします!

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目次

東大を目指した理由

布施川:

まず、生島さんは東大に今年合格したわけですが、どうして東大を目指されたんですか?

生島:

僕はちょっと特殊で。別に成績も良くないし、学校も東大を目指す人はほとんどいない中高一貫校だったのですが、中学生の時に、先生に対してスピーチをするイベントがあったんですね。で、そのイベントで、僕はスピーチをする内容がまったく思い浮かばなかったんですよ、それで、つい『東大に行く』と話してしまいました。自分の学力などは関係なく言ってしまったのですが(笑)。それがきっかけで、東大に行く流れが出来てしまいました。

布施川

そんなことが(笑)。それで東大を?

生島:

はい。ただ、とはいえ、本当に自分が東大を目指そうと思っていなければ、東大を目指し続けることはなかったと思います。特に将来、どんな職業につきたいとか、やりたい夢もなかったので。そのような中、東大は大学に入る段階で学部を決めなくて良いという制度(進振り)が、とても魅力的に感じました。大学に入って色々な授業を受ける中で、自分が進みたい道を選ぶことができる制度が、本当に自分には合っていると思いました。

どうやって東大に合格した?

布施川:

なるほど。確か生島さんは、塾などには特別行っていなかったと聞いたのですが。

生島:

そうですね。僕は学校の勉強がメインでしたね。それも、東大に特化した授業をしている学校ではなかったです

布施川:

そこからの東大合格ってすごいですね。どうやって東大に合格したんですか?東大に合格できた勝因は?

生島:

勝因、と言えるかはわかりませんが、自分はとにかく戦略で勝った記憶がありますね。

大胆な戦略

布施川:

戦略?

生島:

自分、世界史が好きなんですけど、地理が苦手なんですよ。で、直前期にやっぱり地理が伸び悩んで。その時に、『もう世界史に絞って勉強して、地理は最低限勉強しよう』って決めたんです

布施川:

それは大胆ですね!

生島:

とはいえその選択は、きちんと人に相談した結果です。カルペ・ディエムの西岡さんとひょんなことからご縁があって知り合いだったのですが、相談したところ、『君は世界史点数50点取れるから、地理は20点ちょいでも十分合格点取れるよ』って言ってもらって

布施川:

なるほどですね。

生島:

ちなみに、東大は共通テストと2次試験の2つの点数で勝負が決まりますが、僕の共通テストの点数は低かったんですよ。900点満点中699点でした

布施川:

おおお、確かに低いですね。

生島:

 僕の受けた年の文3の受験者の共通テスト平均点が736.77点で、合格者平均点は793.4点です。普通より100点近く点数が低かったことになります

布施川:

それでも合格できたのは、どうして?

生島:

想定通りだったからです

布施川:

え?

生島:

2次試験の点数の方が、点数評価されることを知っていたんで、あらかじめ2次の勉強にフォーカスして勉強していたんです。だから、最低ラインギリギリでも、2次で挽回できるな、と

布施川:

それはまた、すごい戦略性ですね。東大って、そういう思い切りも重要かもしれないですね。

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この記事を書いた人

東京大学文学部。世帯年収300万円台の家庭から東大へ合格。現在学業の傍ら、ライター、作家活動や講演活動を通して逆転合格のノウハウを広める。日刊SPA!、プレジデントオンライン、東洋経済オンラインにて連載経験あり。ゲームとマンガが趣味。

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