現役東大生が『天才クロスワード』を解いてみた!

5/31に発売される『天才クロスワード』(幻冬舎)を現役東大生の布施川天馬と永田耕作に解いてもらいました!ふたりの率直な感想から、現役東大生でも難しかった問題!?など、メディア事業部の鈴木がレポートします!


『東大式 たのしく遊んでかしこくなる 天才クロスワード 小学1・2・3年生』
著者:東大カルペ・ディエム
幻冬舎 (2023/5/31)

現役東大生が作問した、小学校1・2・3年生向けのクロスワードが楽しめるドリルです。「なんじなんぷん」「にたいみのことば・はんたいことば」「住んでいるまち」「こん虫のそだちかた」などのテーマを設けたクロスワードを全55問収録。ゲーム感覚で楽しく学ぶ姿勢が身につきます。クロスワードのマスを埋めていくと“キーワード”が出てきます。この“キーワード”があることで、子どもの「やってみよう」という意欲を自然とかき立てます。



目次

実際にクロスワードを解いてみて

鈴木:本日はお集まりいただきありがとうございます!

本日、実際に『天才クロスワード』を解いてもらいましたが、まずは率直な感想を教えて下さい!

永田:解く前にこの『天才クロスワード』は「小学校1〜3年生向け」というのを鈴木さんから聞いていたので、簡単かなと思っていました。実際に解いてみると「え、小学校1年〜3年でこんなに多くのことを習ったかな!?」と驚きましたね。

布施川:僕も永田くんと同じで「小学生の頃にこんなの習ったっけ?」と思いました。

あとこの本「天才クロスワード」って名前じゃないですか?もちろん教科書レベルで問題を作ってるので「難しい」という印象はあまりないと思いますが、これを小学校3年生とかで全部解けたら本当に天才だと思います(笑)

正直、現役東大生の僕たちでも全部解けるか怪しかったです(笑)

鈴木:なるほど。確かに小学校3年間までで習うことって思いの外多いですよね。私も改めて本書を読んで「地図記号とかがまさにそうですけど…あ、こんなのも小学校で習ったのか!?」と不思議な発見が結構ありました(笑)

印象的な問題

現役東大生もヒヤっとする問題がある本書ですが、印象的な問題はありましたか?

みじかなマークの問題

永田:26番「みじかなマーク」の問題は良いなと思いました。

世の中にあるマークって「あのマーク見たことあるけど、どういう意味だっけ?」となりがちだと思います。例えば交通標識や看板に書かれているマークって、普段道を歩くだけでよく見かけるものじゃないですか。小学校一年生くらいだと漢字が読めなくて分からないマークもあるので、それを楽しく学べると生活する上で役に立ちますよね。

例えば「立ち入り禁止」という漢字が読めなくても、マークの意味がわかっていれば、危険を回避できます。そういう意味でもマークを理解しているって重要だと思いました。

ちなみに、僕は非常口のマークが一瞬分からなくて焦りましたけど(笑)

布施川:分かる!僕もこの問題じゃないけど、43番の地図記号の問題とか、改めて見ると思い出すのに時間がかかって焦りました(笑)

鈴木:確かに急に聞かれると何か分からないことってありますよね(笑)

マークは瞬時に意味を理解できてこそ意味があるので、この本がそういう瞬発力の練習にもなりそうですね。  

時刻の問題

永田:次に良いと思ったのは20番などの時間の問題ですね。60分で1時間。普通の足し算引き算のように10進数じゃないというのを問題を通して理解できるのは良いですよね。例えば、小学校の授業は平均45〜50分ですが「授業が何時何分に始まったら、何時何分に終わる」というのが分かってると、生活しやすいですよね。そういう、ちょっと自分の気持ちを楽にするという意味でも覚える価値があると思います。僕自身は時計の針を動かせる教材みたいなので、時計を覚えました。

鈴木:なるほど。時計が読めて時間の感覚が分かるようになると生活しやすくなる、というのは改めて言われると、納得できますね。

都道府県、国の問題

永田:国とか都道府県ももちろん知っておいた方が良いですね。出てきた問題は分かりましたが、これを機に学び直ししたくなりました。旅行とかの時にも、役に立ちますしね。

ただ覚えるのってやっぱり辛いと思います。なのでこうやってクロスワードを通して、体験しながら覚えられると楽しくて良いですよね。

例えば『吉備団子やマスカットが有名なのはどこ?』という問題で、吉備団子と岡山は知っていたけど、マスカットは知らなかったな!とかで新しい学びになったり。そこからスーパーに行った時に、マスカットの産地を調べてみたりしたら、さらに体験学習ができますよね。

鈴木:なるほど。体験を通して覚えていくのは大事ですよね。ふたりは小学生のころ、どうやって都道府県を覚えましたか?

永田:都道府県は天気予報で覚えました。

僕は愛知県出身なのですが、テレビで愛知の天気を見て「横が静岡だな〜」とか「北海道デカくない!?」とかを当時思ってました。そこから段々と覚えてきました。あとは新幹線の止まる順番で覚えました(笑) 山口が一番九州に近いとか、『名古屋→岐阜→滋賀→……』という感じで(笑)

布施川:僕は気合で覚えちゃいましたね。日本地図の上から順番に「北海道⇒青森⇒岩手⇒秋田⇒……」って覚えたりとか、関東地方は「右から順番に茨城⇒栃木⇒群馬⇒……」って覚えてみたり……それぞれの県に遊びに行く機会があるならともかく、あまりそういった機会が持てないなら、呪文みたいにして覚えちゃうのが一番早いと思いますね。

古事成語の問題

鈴木:布施川さんは、他に印象に残った問題はありますか?

布施川:ことわざや故事成語の問題もありましたよね。子どもに限らず、大人もことわざや故事成語を日常生活で使う場面は少ないのではないでしょうか。しかし、ひとつのことを言い表すのに色々な言葉がこの世には存在しているということ、言葉には様々な場面に対応した言葉があるということなど、教養という面でも非常に重要な役割があるように思います。温故知新といいますが、古きを温めて新しきを知るという態度を持つためにも、ぜひこれらの単元には気合を入れて取り組んでほしいなと思いました。

どんな人たちに勧めたいですか?

永田:兄弟とかで解いてみるのは面白いかと思いました。例えばお兄ちゃんと弟で、競ってみるのも面白いと思います。お兄ちゃんからしたら負ける訳には行かないですし、弟からしたらちょうど学校でやってることが問題で出てきたりします。良い勝負になるんじゃないかな〜。お兄ちゃんには復習になりますし、弟にとっても予習になりますしね。

布施川:確かにそれは良いね!

逆に中学生とかがやってみても良いかと思いました。良い復習になると思います。東大生でも「ああ、そんなことあったな!?」となる問題が何問かありましたし(笑)

鈴木:小学校で習ったことって意外と忘れてたりしますよね。確かに小学校の高学年と低学年で競って解いてみるのは面白いと思います。

最後に

永田:ぜひ、保護者の方にもクロスワードを解いて欲しいです。大人でもヒヤっとする問題があると思います。是非お読みください!

布施川:『天才クロスワード』とありますが、これをひとりで全部解くのは難しいと思います。親御さんや兄弟などと一緒に解いてみると、お互いにとって良い予習・復習になってよいかと思われますので、ぜひ家族でチャレンジしてみてください!

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この記事を書いた人

出版編集部、メディア事業部。現在はメディアに限らず多くの学生のディレクションを行っている。大学生の頃は、空手等の武道に勤しむ。趣味はHIPHOP、アニメ鑑賞、マンガ、TCG。

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