冬が終わり、そろそろ春休みが近づいてきたという人も多いのではないでしょうか。今回は、「高校生の今にしかできないこと」をテーマに、長期休暇にやりたいことリストを作ってみました。今回は、現役大学生の筆者が、自分の経験を振り返って、「高校生の今にしかできないこと」をテーマに、長期休暇にやりたいことリストを作ってみました。
長期休暇とはいえ、ぼーっとしていたらあっという間に休みが終わってしまうのもまた事実。長い休みを充実したものにするために、休み期間の過ごし方のアイデアを提案します。
計画命!
なんといってもまずは計画を立てましょう。学校で1日ごとの計画を立てさせられる人も多いと思いますが、しっかり取り組めていますか?何時に起きて、午前中には何をして、午後は何をして、何時に寝るのか、1日の過ごし方をイメージしましょう。きっと休み期間には生活リズムが崩れてしまうと思います。私のおすすめは、午前中から予定を入れて無理やり起きることです。また、計画は休みが始まる前に立てましょう。
勉強
さて、楽しいことを考える前に、まずは勉強について考えなければいけません。「普段毎日授業を受けてるのに勉強なんて」「休みぐらい休みたい!」そんな声が聞こえてきますが、少し立ち止まって考えてみてください。普段学校がある期間、学校に通い、授業を5つか6つほど受け、部活や趣味やその他各々放課後を過ごし、寝るまでの間……自分で学習する時間は、何時間ありますか?テスト期間でもない限り、大半の生徒は宿題に費やすほどの時間しか確保できていないのではないでしょうか。実は長期休暇は、自分の苦手と向き合ったり、本当にしたい勉強をする絶好のチャンスなんです。
私はなにも、学校の宿題に全力で取り組む必要はないと思います。たとえば学校の授業はどんどん進んでいくため、途中でわからなかったところや、授業で寝てしまって抜けているところがあるかもしれません。そのような、自分に足りない箇所だけ復習するのもよいでしょう。また、大学受験を見据えて、得意な科目の応用や大学の過去問にチャレンジするのも良いかもしれません。これからの自分に必要なことを、未来への投資だと思ってやってみるのはいかがでしょうか。
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さて、ここからは、高校生が長期休暇にやりたいことリストを紹介します!
部活に打ち込む
部活を頑張っている高校生に向けてです。私自身、高校生の長期休暇は、ほとんどの時間を部活につぎ込んでいました。結論を言うと、部活に打ち込むのはとてもおすすめです。高校の時は多くの人が何らかの部活に所属している人が多いですが、大学生で部活に入る人は少ないです。
とある企業の人事の方の話では、学生たちの話を聞いていて「何かに本気で取り組んだ経験がある人がほとんどいない」と感じるそうです。限りある時間を全力で注いだ経験は、たとえ結果として形に残らなかったとしても、きっとこれからのあなたの人生の糧になるはずです。単純に、集中力や体力がつくというのもありますし、これからつらいことがあっても部活の経験を思い出してもう一度自分を奮い立たせることができるでしょう。
勉強が不安な方もいると思いますが、部活を頑張った人ほど受験期に成績が伸びやすいという主張もあります。実際私も、部活で培った集中力がむしろプラスにはたらいたと考えています。ぜひ安心して目の前のことに全力を出し切ってほしいと思います。
H2友達や恋人と
旅行
高校生だと、国内であればわりと自力でどこでも行けるのではないでしょうか。学割がある交通機関やホテルなども多いので、探してみてください。京都や大阪、北海道、東京など「ザ・観光都市」が高校生に人気のようです。「とにかく美味しいものを食べたい」と食で選ぶのもよし、「かわいい写真を撮りたい」と街並みやスポットで選ぶもよし。
制服ディズニー
高校生の旅行先で最も人気なのはやはりディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークだそうです。制服でテーマパークに行き、写真を撮るのは、高校生しかできないことですね。
アルバイト
アルバイトOKの高校に通っている人は、単発でアルバイトをしてみたり、一足先に始めてみてもいいでしょう。これまでは自分なり親なりがお金を払って一方的に何かをしてもらう側だったのが、初めて自分がお金をもらって社会に与える側になる感覚は感動します。ただ、個人的には、経済的事情がなければ、卒業してからでもいいような気もします。大学生や社会人になったら嫌でも働くことになりますからね。
家族と
家事・料理
「日頃の感謝を込めて〜」と言うと気持ちが良いのですが、なかなか手が出ないそんなあなたに一言。「家事ができないと生きていけません!!」小学生の時は「お手伝い」あくまで手伝う側でしたが、自立の時は確実に近づいています。1人暮らしの人は大学で一気に増えますが、そうでなくても親はいつかいなくなります。長期休暇の時間を生かしてぜひ、親御さんに家事を教えてもらいましょう。私は1人暮らしすることが決まってから、春休みに慌てて料理の練習を始めましたが、早ければ早いほど良いと思います。
ちなみに現1人暮らし中の大学生からすると、自炊ができると食費が格段に安く抑えられます。洗濯や掃除はなんとかなりますが、料理に関しては特に、親御さんのやり方を教えてもらうと、1人になってもストレスなく生活できます。
家族旅行
家族旅行はぜひ、行けるうちに行ってほしいです。旅行でなくても、家族で買い物に行ったり、美味しいものを食べに行ったり、話題の場所にスポットを訪れたり……。家族は時が経つにつれ、集まりにくくなるものです。恥ずかしい・面倒くさいと言わず、ぜひ、家族と過ごせる時間を大切にしてください。
自分で
友達や家族以上に、自分1人で興味のあることに取り組んでみるのは簡単で、気軽です。長期休暇には、ぜひ自分から何かチャレンジしてほしいです。
ボランティア活動
「ボランティア」をしたことがある方は、どのぐらいいるでしょうか。私は中学生の時、長期休暇の課題で3回ほどボランティアをしました。おすすめする理由は、誰かの役に立つ経験ができるだけでなく、学生ボランティアを募集している機関が多いことと、学生のボランティアは非常に好意的に受け入れてもらえることが多いことです。学校に聞いてみると、紹介してくれる場合もあるかもしれません。
図書ボランティアや掃除ボランティアが多い印象ですが、私のおすすめは保育ボランティアです。小さな子と遊ぶのが好きな人は、自分もメロメロになると思いますよ。ボランティアが決まったら、学校の名前を背負っていることを自覚して、節度ある態度で臨みましょうね。
本や映画
気になっていた本や映画をこの機会に鑑賞するのも良いでしょう。英語に触れたい方には洋画がおすすめです。なかなか手が出ないように思えて、一度見始めてしまえば、意外と面白さに気づけます。タイトルは知っているような超王道洋画を、日本語字幕付の鑑賞で良いです。洋画から得られる英語の知識は偏っているので、英語学習はオマケ特典程度に思いましょう。はじめの一歩として、一度は見たことがある人が多い超王道洋画を並べておきます。
・タイタニック
・ジョーズ
・ショーシャンクの空に
・バック・トゥ・ザ・フューチャー
・スタンド・バイ・ミー
・ラ・ラ・ランド
・ジュラシック・パーク
ちなみに筆者が1番好きな映画はタイタニックです。ストーリーが分かりやすいのでとてもおすすめです。
学校訪問
お世話になった小中学校を訪問して、先生方に近況報告するのも良いでしょう。部活の活動中に予定を合わせて、差し入れや指導に行くのもおすすめです。
また、最後の春休みの方はぜひ、最後に高校にも訪れてください。卒業式時点では進路が決まっていなかった人や、報告できずに卒業してしまった人もいるのではないでしょうか。最後にあいさつができれば、先生方もこちらも気持ちの良いものです。友達と訪れるのも良いと思います。私は、大学生になってからも、高校の先生方や部活にあいさつに行き続けています。先生方は本当に暖かく迎えてくれますし、たくさん話します。私自身も思い出を振り返り、自分のアイデンティティを再認識したような気持ちになり、元気が出るのです。
大学訪問
大学受験を考えている人は、志望する大学の見学に行くのも良いでしょう。また、志望大学ではなくても、近くの大学に足を運んでみるのもおすすめです。はじめて「大学」に訪れた時、きっと高校との違いに驚くと思います。勉強のモチベーションにもなるので、ぜひ行ってみましょう。オープンキャンパスなどの期間でなくても入れる大学が多いので、調べてみてください。
学習スキルアップ・資格
「勉強」まで行かずとも、今後の役に立つスキルアップはたくさんあります。
英語を話せるようになるために外国人と関わってみる
世界遺産検定などのユニークな検定を受けて、自分の知識を広げてみる
新聞スクラップをして時事ニュースに強くなる
経済や法律などの学問に触れてみる
世界の文化を学んでみる
大学や将来を見据えてでも良いですし、何も役に立たないかもしれない趣味程度でも私は良いと思います。先日ある教授が、「できないよりは、できることが多いほうがいいですよね」と言っていました。その通りだと思います。あまり深く考えず、自分の好奇心の赴くまま、なんでもチャレンジするのも、高校生にしかできないことだと思います。
おわりに
この記事を読んでくれたみなさんには、きっと長期休暇を充実させたいという思いがあるのだと思います。次の長期休暇が、みなさんの人生の中で色濃く残る思い出の一つとなることを願っています。
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