当たり前を徹底しよう!現役東大生がやっていた共通テスト「マークミス」への対策法!

皆さんこんにちは!現役東大生、教育事業部の永田耕作です。

クリスマスも終わり、いよいよ2024年ももう終わりに近づいてきましたね。全国的に寒い日が続きますが、受験生の皆さんは体調を崩さず日々を過ごせていますか?

今年の共通テストは1月18日、19日の土日。例年に比べて少しだけ遅い日付にはなりますが、それでも新年を迎えたらあっという間に受験本番がやってきます。本番で自分の実力をしっかりと発揮するためにも、くれぐれも体調にはお気をつけて年末年始を過ごしていただければと思っています。

さて、今回はそんな共通テスト本番に向けて万全な準備をするために、「本番で気をつけること」という話をします。

皆さんは、共通テストの「失敗」といえば、どんなものを思い浮かべますか?

受験直前に「失敗」することを考えるなんて縁起が悪い!と思う人もいるかもしれませんが、あらかじめ想定しておくことでその失敗が防げる可能性も高まるのです。特に、自分の実力不足、難しい問題が出た、などの能力的な部分はある程度仕方ないですが、事前に考えておけば、意識しておけば防げた失点、失敗はできるだけしないようにしたいものですよね。

今回は、実際にいろいろな受験生を見てきた筆者が、共通テスト本番でしやすいミスと、そのミスを防ぐためにどうすれば良いのかについて紹介します!これを読めば、共通テストも怖いものなしです!

目次

共通テストのよくある失敗

さて、まずは共通テストのよくある失敗としてどのようなものがあるのかを紹介しましょう。もちろん、失敗には色んな種類がありますが、今回取り上げるのは、その中でもメジャーな、

  • 受験票を忘れる
  • 科目を間違える
  • マークミス

の3つです!ここからは、それぞれについて説明していきます。

受験票を忘れる

まずは、受験に絶対に必要なものである「受験票」です。これを忘れる受験生なんて、本当にいるの?と思うかもしれませんが、それくらい本番というものは「何が起こるか分からない」日なのです。普段なら難なくできることも、忘れてしまったり、できなくなってしまったりすることがある、とあらかじめ想定しておきましょう。

このミスを防ぐためにどうすれば良いのか。それは非常にシンプルです。

普段学校や塾に行くときに、その日の持ち物を確認する癖をつけておきましょう!

おそらく多くの受験生は、毎日同じ場所に行ったり、同じ持ち物で行動したりしていると思います。そのため、持ち物確認、というルーティンが自分の中から消えてしまっている人も多いでしょう。

これは受験票の話に限ったことではありませんが、基本的に「普段やってないこと」はうまくいきません。本番で急に考えることを増やさないように、あらかじめ「持ち物確認」を毎日徹底するようにしましょう!

科目を間違える

次は受験の「科目」についてです。これもおそらく読んでいる人の多くが「さすがにそんなことしないよ〜」と思っているでしょう。しかし、共通テストの科目は想像以上に複雑なのです。そして、新課程となる今年はさらに複雑化すると予想されています。せっかく良い点を取ったのに、そもそも解いている科目が違った、なんてことがないように細心の注意を払うようにしましょう。

マークミス

最後は「マークミス」です。今回紹介した3つの中でも圧倒的に重要で、かつやってしまう受験生が多いものになるので、ここからはマークミスについて絞って紹介していこうと思います。

マークミスの種類

皆さんは、「マークミス」と言われてどんなものを思い浮かべますか?

おそらく多くの受験生にとってなじみ深いのが、解答欄でのマークミスでしょう。選択問題で答えが「3」なのになぜか「2」にマークしていたり、問題番号「23」の答えを「24」の場所にマークしてしまったり…。このようなミスは、これまで受験したマーク型の模試でも経験がある人も少なくないと思います。

しかし実は、マークミスには他にも種類があります。ここからは、種類別のマークミスの内容と、どのようにすればそのミスを回避できるかについて紹介します!

科目選択

まずは、科目選択欄でのマークミスについてです。

何それ?と思った人もいるかもしれませんが、これはかなり重要な議題です。選択した科目のマークミスが生じやすいという理由で、大学入学共通テストを実施する主催側が「不適切なマーク例」というものを公開しているのです。これは、いかにマークミスが多いかということを物語っているでしょう。

不適切なマーク例

これを参照すると、特に大事なのは「第1解答科目」と「第2解答科目」について理解することだと分かりますね。

新課程の共通テストでは、社会の科目が従来の「世界史B」「日本史B」などから「歴史総合・世界史探究」「歴史総合・日本史探究」と変更になっていたり、公共・倫理・政治経済の枠組み、位置付けが大きく変わったりなど、非常に変更点が多くなっています。そのため、自分が受ける科目と、その科目がどの中に含まれているのかを本番までに確認するようにしましょう。

解答欄

次は解答欄のマークミスです。これがおそらく多くの人にとってなじみの深いものですね。

先ほども述べましたが、マークする番号を間違えてしまうミスと、そもそも解答番号がずれてしまうというミスがあります。後者の方がその後の問題に大きく影響してしまうので致命的だと言えるでしょう。これに関しては、後の「マークミスを起こさないための対策」のところで詳しく説明します。

認識されないマーク

案外忘れやすくて注意が必要なのが、この「認識されないマーク」についてです。

「薄かったりきちんと塗りつぶされていなかったりするマークは、読み取れない場合があります。」

このような注意喚起を、おそらくみなさんはこれまでの模試などで一回は見たことがあるでしょう。

本番で急に「ちゃんとマークしよう」と考えすぎると、必要以上にマークを塗りつぶすのに時間をかけてしまい、最終的に全部の問題が解き終わらない、という事態が起こります。そして後半で焦ってしまい、最終的に普段しないような初歩的なマークミスをしてしまう、という結果にもなりかねません。だからこそ、模試や家で過去問を解くときから、マークシートを鉛筆で丁寧に塗りつぶす、という行為に慣れておきましょう!

マークミスを起こさないための対策

さて、ここまでマークミスの種類について紹介していきました。ここまでの記事を読んで、「じゃあマークミスをなくすためにはどうすれば良いんだ」と思った人も多いでしょう。

最後に、筆者の実体験に基づき、マークミスを減らす、起こさないようにするための対策方法を3つ紹介します!

解き始める前に確認

まずは、試験時間が始まってすぐにできることから紹介します。

試験が始まったら、闇雲に解き始めるのではなく、まず問題の数を確認するようにしましょう。

基本的に共通テストの問題用紙の冒頭には、大問ごとの問題番号の数が書かれています。例えば解答番号が1〜38となっている場合は、38番までそのマークシートは埋まるはずです。その大問が解き終わって、マークシートを見てみて36番までしかマークできていなかったり、逆に40番までマークされていたりする場合は、どこかでマークミスをしている可能性が非常に高いです。このように、あらかじめ問題数を確認しておくことで、ミスを防ぐようにしましょう。

ちなみに、問題番号は冒頭に書かれていますが、それでも心配という場合は大問のページを最後までめくり、最後の問題番号を自分の目で確かめることをオススメします。

わからなくてもとりあえずマークしておく

次は、試験中に気をつけることについてです。

共通テストは思考力を問うような問題や頭をうならせるような難問も出題されることがあります。しっかり準備していても、どうしても分からない、選択肢が絞れない問題に遭遇することもあるでしょう。

共通テストは時間も限られているので、そういった場合は問題を飛ばすことも一つの作戦です。しかし気をつけなければならないのが、問題を飛ばしたときに、次の問題のマークをその問題の場所にしてしまうことなのです。

解答順番が一つでもずれると、その後全ての得点を失ってしまう可能性があります。英語や国語であればまだ4択、5択の問題が多いのでランダムで当たる可能性はありますが、特に残酷なのは数学です。0から9まで、そして+や-なども解答の可能性に含まれてくるため、一つマークをずらしてしまうとほぼ確実に0点となってしまいます。

このような事態を防ぐためにも、分からない問題にもとりあえず何かしらのマークをしておきましょう。2択どころか全く絞れていなくてどれをマークすれば良いか分からないというときは、一番右の選択肢をマークしたり、逆に問題番号のところに印をつけたりするなど、自分がその問題で苦戦したことが分かるような工夫をしましょう。このような工夫をすることで、大幅な失点が防げる可能性を高めることができます!

最後五分間はマークの見直しに

最後は、試験終了直前の過ごし方についてです。

みなさんは、共通テストの過去問やパック型の問題などを解くときに、解く時間に何分くらい使っていますか?例えば制限時間が60分の科目だったとして、その60分が終わるギリギリまで問題を解いている、なんてことはありませんか?

もちろんそれでも良いのですが、本番は終了直前まで問題を解いていて、いざ試験終了!となったときに致命的なマークミスに気付いてしまう、なんてことは絶対にあってはならないですよね。最悪の場合、そこでタイムオーバーしているのにも関わらず修正しようとしてしまい、失格、なんてことにもなり得ます。もしそんなことが起こってしまったら、せっかくこれまで努力してきたのに、非常にもったいないと思いませんか?

だからこそ、ギリギリまで戦いたい気持ちも分かりますが、終了直前の5分間はそこまでのマークを見直す、とあらかじめ考えておきましょう。余裕を持って試験に臨むことで、自分の実力をきちんと発揮できます!

まとめ

今回は、共通テスト本番で気をつけることということで、多くの受験生が陥ってしまうマークミスの種類と、それを防ぐためにどうすれば良いのかについて紹介していきました。

受験本番は一度きりなので、どうしても何かしらのミスはつきものです。「絶対に完璧にしてみせる!」と意気込みすぎて、かえってより大きな失敗をしてしまう、なんてこともありえます。それは非常にもったいないことです。

自分の最善を尽くせるように、最後は肩の力を抜いて、試験本番を楽しむようなイメージで挑んでくれると嬉しいです。

皆さんが受験で精一杯の力を出し切れることを望んでいます。頑張ってください。応援しています!


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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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