まだ諦めなくて大丈夫!大学受験に間に合わないかもと感じて辛いあなたへ

まだ諦めなくて大丈夫!大学受験に間に合わないかもと感じて辛いあなたへ

夏が過ぎ、段々と秋冬の訪れを感じる気候になってきましたね。

受験本番も近づいてきて、不安や心配事が増えた方も少なくないと思います。今日は「受験に間に合わないかも…」と感じている方に向けて、少しでも納得のいく受験ができるようなお話ができたらと思います。

目次

間に合わないと感じる原因について分析

これは受験に限った話ではありませんが、実は焦っている時や不安な時ほど、その感情の原因を突き止めることが最も大切です。原因がわかると、解決・改善すべき具体的なポイントがわかり、落ち着いて次のステップに進むことができます。まずは早速、間に合わないと感じる原因を突き止めていきましょう!

模試の成績が不安定になっている

返ってきた模試の成績が悪いと落ち込みますよね…。私も受験直前の模試で、いつもは点数が取れていたはずの教科で大きく失点してしまった時、本当にヘコみました。ただ、そんな時に考えてほしいのは模試はあくまで「模擬」の試験、つまり本番のための練習だということです。

せっかく模試が間違えた部分を教えてくれているのなら、そこを振り返り、とことん解き直しましょう!ちなみに、振り返り時のポイントについては、以下の記事に書かれているので参考にしてみてくださいね。

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学習計画通りに進んでいない

過去の自分が立てた学習計画通りに勉強が進んでいない場合も焦りますよね。そんな時は、学習計画を立てた当時の自分を思い出してみてください。受験に対しての気合いが入り、無理な計画を立てていた気がしませんか…?もう一度計画を確認し、学習するページ数やレベルが現実的か、また今、本当にやるべきことなのか検討してみましょう。

もちろん個人の判断によりますが、場合によっては理想的な勉強量・勉強予定を一旦諦め、志望校の入試で点数を取るということにフォーカスし、必要な教科や要素に絞って勉強するのも一つの手かもしれません!

周りと比較している

学校や塾に行くと、自分より点数が高い子、余裕そうな子が羨ましく、時に辛く感じる時があるかと思います。

「自分だけができないのだろうか」と取り残されているような感覚も覚えてしまいますよね…。

でも、考えてみてください。その子は何もやらないで点数が高いのでしょうか?低い時だってあるかもしれません。また、その子は本当に余裕があるのでしょうか?余裕に見えるだけで、実は内心、焦っているかもしれません。こうしたことは想像に過ぎませんが、忘れてはならないのはみんな似た悩みを抱えている可能性が高いということです。つまり、不安を感じているのはあなただけではありません。不安を感じている自分を認めてあげてください。

また、受験において周りと比較することは悪いことばかりではありません。受験は結局は敵に勝ったものが制するからです。自分の軸を強く持ち、受験本番でも不安に打ち勝ってほしいと思います!

漠然と不安になっている

受験は長期戦なので、日々生活する中でふとした時に漠然と不安を感じることもあるかと思います。

でも、そこで思い出してほしいのはこれまでの自分がどれほど勉強を積み重ねてきたかという「事実」です。頑張っていなければ、漠然とした不安は出てこないですからね。過去の自分の頑張りや合格する自分を思い浮かべて、受験が終わるまで戦い続けましょう!

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まだ間に合う!対処法とは

前章を読んで「不安を感じている原因は分かったけど、じゃあ次はどうすればいいの?」と思いますよね。それでは、今から変えられる今後の動きについて見ていきましょう!

学習計画の見直し(~半年前)

みなさんは学習計画を立てていますか?

計画を立てたって受かるわけじゃないし…と思ったそこのあなた!今すぐに計画を立てましょう。

そうすることで、ゴールまでの道筋がわかり、今自分に何が足りないのか、残された期間で何を重点的に学習すべきか見えてきます。

また、学習計画を立てたは良いものの、計画通りに進まない、時間が足りないという悩みがある方もいるかもしれません。そんな時は、「すきま時間」を有効活用してください。通学時間や寝る前のちょっとした時間など、合計すれば想像以上に多くの時間を捻出することができます。

また、息抜きももちろん大事ですが、時間を必要以上に取りすぎていないかも見直してみましょう。

基礎固めと過去問をバランスよく(~3か月前)

基礎は最も重要です!時間がなければないほど、応用問題や入試問題に取り組まなくてはと思いがちです。

でも、例えば小学二年生の頃に九九を覚えて、三年生以降でその知識を使って算数の問題を解きましたよね?それと同じで、基礎を固めてからでなければ、応用は解けるようになりません。焦らずに基礎を固めましょう

一方で、受験においては過去問を解くことも重要です。ただ気をつけて欲しいのは、ただ数をこなすのではなく、問題の量や難易度、回答形式、頻出問題といった傾向を見るということです。こうした傾向を見ることで、どのレベルまで勉強を進めれば良いのか、どの単元を強化すれば良いのか、どういった出題形式に慣れれば良いのか、問題を解く際の時間配分はどのようにすべきかなどといったことについて、より具体的に考えることができます。

以上のことから、基礎固めと過去問はどちらも重要です。自分が今どの程度基礎固めできているのかも加味した上で、両者のバランスについて考えてみてください。

模試の苦手分野をつぶす(~2か月前)

前章でも述べたように、模試は本番の練習です。練習で間違えた部分は、本番でも間違える可能性が高いですよね。せっかく模試がそういった苦手分野を教えてくれているのなら、そこを振り返り、解き直しましょう!

ゴールは受験当日です。本番をリアルに想定して解くことで気持ちの準備も万全になります。毎回の模試を本番だと思って臨むと、より良い練習になると思います!

客観的に相談してみる(~受験直前)

自分だけで悩んでいると、思考が巡り、どうすればいいか分からなくなってしまう時もあると思います。そうした時には、学校や塾の先生に相談してみましょう。先生たちは何人もの生徒を見てきています。そうした経験を踏まえてアドバイスをくれるかもしれません。

また、信頼している家族や友人に相談するのも一つの手です。先生のようにアドバイスをくれるかは分かりませんが、相談することによって自分自身の頭の整理がつき、落ち着くことができるかもしれません。ただし、友人に相談する際には、相手の受験の状況にも気を配りましょう。

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志望校合格?現役合格?

ここまでは、志望校に合格するまでの限られた時間をどのように使うかについてお伝えしてきました。

しかし、諦めずに志望校を目指すべきか、現役合格のために志望校を変更するかについては非常に迷いますよね。実際に、国公立大学は教科数が多いため、時間がない場合には私立大学に志望校を変更し、教科数を絞って狙い撃ちするという方法もあり得ます。

ここで言えることは、個人の価値観(志望校への思いや現役合格へのこだわり)など様々な事情が関わるところだと思いますが、以下では志望校合格を諦めたくない人のために、逆転合格のコツについて書いています。

逆転合格のコツ

逆転合格のためには、基礎固めが非常に重要です。また、勉強する際にはインプットだけでなく、同時並行でアウトプットをすることも重要になってきます。インプットを完璧にしてからアウトプットをしたくなるものですが、それでは時間が足りません。同時並行で過去問を解くなどアウトプットをすることで、きちんとインプットできているかを確認しながら進めていき、効率化を図りましょう。こうした効率的な勉強をした上で、できないところをつぶしていき、過去問の出題傾向に沿ってさらにインプットをするといった流れの繰り返しを意識しましょう。

みなさんの合格を心からお祈り申し上げます!


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この記事を書いた人

東京大学文科三類1年。偏差値至上主義への疑問意識や自身の進路選択への迷いから、高校3年間をかけ島根県津和野町に留学。高校時代に行った対話の探究活動を通し、人々の可能性や人生の選択肢を広げる社会教育とは何かについて興味をもち、同大学教育学部の学校推薦型選抜を受験した。趣味は、K-POPをはじめとしたアイドル鑑賞と旅行。

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