日本史伸び悩んでいる人必見!!東大生作家が教える日本史勉強法

小学校から慣れ親しんでいるはずなのに、なんとなく点数が取れない日本史……どうすれば点数が取れるか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、現役東大生が実際に使っていた日本史の勉強法をお伝えします!たったこれだけで日本史の成績はぐんと伸びることでしょう!

目次

歴史のコツは政治史!

まず、歴史は「政治史」「社会史」「文化史」に大別できます。このうち、一番大事なのは政治史です。なぜならば、政治史こそが歴史のメインロードになるからです。例えば、「源頼朝が鎌倉幕府を立てました」や「応仁の乱で京都が戦場になりました」などがこれに含まれます。

歴史に限らず、暗記物をやるときのコツは、「まずはおおざっぱに、徐々に細かく」です。みなさんも、ドラマなどを見るときには必ずあらすじを確認しますよね?「このキャラとこのキャラがいとこで、このキャラとこのキャラが付き合ってて……」と細かい人間関係の把握から入る人は少ないでしょう。それよりも、どんな時代背景で、どこが舞台で、主人公はどういう出自で、どんなジャンルの話なのかを確認するほうが先。

歴史も同じです。「この仏像は○○寺にあって、△△年に作られたといわれていて……」みたいな細かい歴史的な知識を頭に入れるのは、一番最後でよい!それよりは、年号はどうでもいいので、ざっくりとどんな事件がどんな順番で起きたかを追えるようになりましょう。「藤原不比等が没落した後は長屋王の時代になったんだけど、これが政治に負けて亡くなってしまい、藤原四子の時代になって……」のように、「歴史のあらすじ」が言えるようになることが、まず行うべきことです。

ですから、繰り返しになりますが、細かい歴史的な事実を頑張って覚えようとしないでください。年号とか、場所の名前とか、仏像の名前とか、その作り方とか、どうでもいいことばかりです!そんな些細なことを覚えようとして日本史が嫌いになってしまう方がもったいない。

日本史は、現実世界の日本を舞台とした壮大な大河ドラマです。これまでの2,000年以上にもわたる歴史ドラマのあらすじですから、これを覚えるだけでも大変なんです。細かい人物名とか小道具の名前とか、そんなことを言えるようになるのは、このドラマの虜になってから、「歴史オタク」になってからで十分!「あらすじ最優先の約束」と覚えてくださいね。

覚えるためには独り言を極めろ!

では、どうやって覚えればいいのでしょうか? ここでおすすめするのは「セルフ授業勉強法」です! この勉強法は、とってもシンプルですが、ちょっとだけ難しい。「今日受けたばかりの学校の授業を、自分一人の力で再現する」のです!もちろん、教科書やノートなどを見ても大丈夫! あなたが先生になったつもりで、生徒に授業するように、自分が学んだ内容を説明してみてください。

とはいえ、いきなり授業を始めようと思っても何から話せばいいのかわからないもの。そうした時には、YouTubeにアップされている授業動画などをヒントにしてみるのもいいでしょう。そのまんまマネをしてしまっても構いません。おすすめは「ムンディ先生」という愛称で知られる歴史の先生のチャンネル。高校日本史、世界史、地理の全範囲の授業動画がアップされているので、これをマネすれば今日からあなたにも日本史の授業ができるようになりますね!

もしも誰もいないのに話すのが恥ずかしいなら、ぬいぐるみを用意してみましょう。そして、イスにそのぬいぐるみを座らせて、生徒の代わりにします。シンプルな解決法ですが、意外とこれが効果てきめん。私はぬいぐるみなしで独り言でしたが、周りの東大生の話を聞くと、実際に「ぬいぐるみ授業法」を実践していた人は多いようです。

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まとめ

歴史はとても長いので、くじけそうになる事もあるかもしれません。ですが、必ず今学んでいる内容には終わりが来ます。今我々が生きている時代までたどり着ければ、いったんは学習すべき内容が終わるわけですから。

あまり難しく考えすぎず、気楽にドラマでも見る感覚で始めてみましょう。そこから歴史が好きになれるかもしれませんよ。


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この記事を書いた人

東京大学文学部。世帯年収300万円台の家庭から東大へ合格。現在学業の傍ら、ライター、作家活動や講演活動を通して逆転合格のノウハウを広める。日刊SPA!、プレジデントオンライン、東洋経済オンラインにて連載経験あり。ゲームとマンガが趣味。

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