東大女子松島かれんが3年間実践した「自信がつく」手帳術

100%アピールちゃん出演!東大女子松島かれんの自信がつく手帳術

スケジュール管理やモチベーション維持など、さまざまな場面で活躍する手帳。皆さんの中にも、普段から手帳を使っている人がいらっしゃるはずです。

今回は、そんな手帳の魅力を最大限に活かす方法について紹介します。

この記事で「手帳術」について語るのは、毎日放送「100%!アピールちゃん」やテレビ朝日「今田耕司★ヒットの世界『東大生が通販してみた!!』 」に出演中の東大生松島かれんです。

彼女が高校生のときから実践している手帳術を通して、単なるスケジュール管理だけではなく、「自分に自信をつける」ための使い方について学びましょう!

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目次

松島かれんってどんな人?

こんにちは!東大農学部3年の松島かれんです。

毎日放送「100%!アピールちゃん」という番組で、早稲田大学を目指す小倉優子さんに、私自身の勉強法をお伝えさせていただいています。

今回の記事では、私が今まで大切にしてきた「手帳」のお話を通して、私自身の自己紹介もできたら…と考えています。

私にとって手帳は毎日の中で不可欠な存在です。どれくらい手帳が不可欠かというと、私は高校生になってからの3年間ずっと手帳をつけていて、今も書き続けています。「毎日ほぼ欠かすことなく」手帳を書くなかで学んだこと・感じたことをこの記事でお話させていただけたらと思っています。

私は「手帳をつける」という習慣を持ったからこそ、自身の夢だった東京大学に合格することができたとも感じています。なぜなら、何をするにも自信がなかった、そんな自分を変えることができたのは、手帳を書いていたおかげだからです。東大受験の当日、私は初めて自分を信じることができました。そして、今の自分があるのも、手帳という存在が大きく関わっていると感じています。

今何かに悩んでいたり、目標に向かって走っていたりする方に、この「自分を信じられる手帳術」の記事を通して少しでも応援の気持ちをお届けできたら…と思い、執筆させていただいています。最後まで読んでいただけたらとても嬉しいです。

手帳をはじめたきっかけ

私は高校1年生の頃、東大を受験しようと決めました。

というのも、当時の私は、自分に自信がないことにとても悩んでいました。胸を張って「私はこれが好き!」「私はこれが得意!」と言えるものを見つけられずにいたのです。

このような思いを抱きつつ高校生になった私は、高校入学を機に「自分を変えよう」と思うようになりました。その第一歩として自分の好きだったことについて考えてみると、「知らないことを知ることが好きかもしれない」ということに気づきました。例えば、読書で新しいことを知ったり、行ったことのない場所を訪れてみたりすることが好きだったのです。

そんな「知らないことを知る」を追求するための方法として思いついたのが「勉強」でした。

そして、勉強を突き詰めていった先にある夢の場所が、私にとっては東大でした。幼少期、たまたま東大に訪れたとき、漠然と憧れを持ったこと、そして高校時代、学部選択に悩んでいたのですが、東大は大学二年生で学部を決められること、などの理由から東大受験を志すことにしました。「東大で勉強して、色々な世界を知りたい」と思ったのです。

しかし、受験勉強を始めてすぐ、私はとある問題に直面してしまいました。その問題とは、「東大を受験する!」と決めたはいいものの、ゴール、つまり合格までの道のりが見えないということです。高校一年生の頃の成績から考えたら、東大合格はあまりにも遠すぎました。

そしてそのゴールまでの道のりが見えないことで、「今何をどれくらい勉強したらいいのか」「どの科目をいつから勉強したらいいか」など、具体的な戦略の立て方も分かりませんでした。「今何をすればいいか」ということが分からないせいで、一日の勉強に対するモチベーションも湧かなくなってしまったのです。

ゴールが遠いから戦略も立てられず、戦略がないので結局モチベーションも上がらず勉強が進まない…。当時の私は、こういう悪循環に陥ってしまっていました。

ですが、勉強へのモチベーションがあがらないからと言って、勉強をしなければ、ゴールには一向に近づきませんよね。そこで、この悪循環から抜け出すために私が考えた対策こそ、「手帳を書いて、合格までの道のりを見えるようにして、一日の予定を決めていこう!」というものです。これこそ、私が手帳を書き始めたきっかけでした。

手帳の使い方

具体的な数字を使って目標を立てる

手帳を使って夢を叶えるためにまず必要なのが、「目標」です。

私の場合は、「次の〇〇模試でこれくらいの点数を取ろう」「〇〇月までにこの参考書を1周終わらせよう」のように、時期・イベントと具体的な数字を入れるように意識していました。

なんとなく「数学を得意にする!」などということを目標にしても、いつまでに何をしたら「得意になった」ことになるのか、分からないですよね。

やるべきことがはっきりしないと、勉強のモチベーションを上がらなくなり、手帳を始めた意味がなくなってしまいます。

だからこそ私は、時期と数字を入れることで、何が出来たら「目標を達成した」と言えるかを分かりやすくしていました。
この画像をご覧ください。これは、私が実際に使用していた手帳の一部です。

私が使っていた手帳には、毎月のページに「今月の目標」について書くスペースがありました。これをご覧いただくと、私が「英長文500 2周目」「青チャートⅠAノート2周目」など、具体的な参考書とその周回数について書いていることがお分かりいただけると思います。

このように具体的な目標を立てておくことで、「今月はここまで取り組めば、合格に近付く!」ということが明確になり、モチベーションを保つことができました。

また、過ぎた日付に斜線を入れたり、達成した目標の上に横線を入れたりもしていますよね。こうすることで、「これを達成することができた!」という実感が湧き、次また頑張る自分の自信につながるのでおすすめです。

目標を時期ごとに細分化する

目標が決まったら、次に、今から目標達成の時期までに何をするかという計画を立てていきます。ここで重要なのが、時期を細分化していくということです。「今年中にこの参考書を〇〇ページ進める」というだけでは、「今日やるべきこと」が何なのか分からないですよね。

そこで私は、年、季節(3ヶ月毎)、1ヶ月、1週間、1日ごとに分けて計画を立てていました。例えば、「これから3ヶ月で青チャートの〇〇ページまでやろう」と決めたら、それを1ヶ月毎で割って「今月は〇〇ページ進める」というイメージです。

細かく計画を立てたら、これも手帳に書き込んでいきましょう。私の場合、「何日の何時に何をするか」というところまで細かく分けて書いていました。
以上のことを実践していた私の手帳がこちらです。

バーチカルタイプのカレンダー上に、「何時までに何をするか」を逐一書き込んでいることがお分かりいただけると思います。

ここまでやることで、「次に何しよう」と悩むことなく、スムーズに勉強を進めていくことができました。

また、このページでは、黒字で「その勉強にかかる予定時間」を書いた上で、そのとおりには進まなかった場合には、上から赤字で「実際にかかった時間」を書いていました。

これによって、「予想よりも時間がかかってしまうということはその分野に苦手があるかもしれない」「予想よりも短く終わったということは、今月の目標も少し早く終わる可能性があるな」などと予想することができます。

こうした情報を使って予定を修正していくことで、手帳を使って立てる計画がどんどん自分にフィットしていき、自分に自信を持つきっかけにもなりました。

手帳を書くメリット

時期ごとの具体的な目標・計画を立てて手帳に書いていくことのメリットは、主に3つあります。

目の前のことに一生懸命取り組める

私が手帳を使い始めた最初の目的は、「東大に合格する」というゴールに近づくまでの道のりを明確にするためでした。

実際、ここまでで紹介してきた手帳にも、「将来自分が合格するために、今の自分は何をすべきか」ということを考えて予定を書き込んでいたと思います。

これによって、「今日の勉強を終わらせていったら、年の目標も達成できて、最終目標にもつながるな」ということを意識できるのです。今日やったことが将来の夢につながる、と意識できることで、日々のモチベーション維持につながります。

自分らしさに気づいて、武器にできる

手帳をしばらく継続して書いていると、自分がどういうタイプなのかが少しづつ分かってきます。

私の場合、手帳をはじめた最初の頃は、「問題集を2周して完璧にする」というような目標を立てていました。しかし、しばらく続けていると、私は2周では完璧にできない…ということが分かってきたのです。

そこで、反復の回数を増やしてみると、想像以上に知識が定着し、成績が上がるようになりました。1周を丁寧に進めようとしても無理で、むしろ4周、5周と何度も繰り返すことでできるようになったのです。

これは、手帳を書いて自分の行動や気持ちを日々記録していたからこそ分かったことだと感じています。手帳の記録を後から見返すことで、「私は『量より質』の勉強法が合っているのかもしれない」と気づくことができ、計画の立て方を修正できました。

スキマ時間を捻出できる

手帳を書いていると、余っている時間がたくさんあることが分かります。

皆さんも、1日をふと振り返ってみたとき、「この時間何してたかな…」と思ってしまうことってありませんか?

手帳をつけて1日の行動を記録することで、「何してたかな…」の時間に実際はどんなことをしていたかがハッキリします。そうしたスキマ時間を探すことで、その時間を勉強に活用できるようになったのです。

日常はスキマ時間にあふれています。例えば「通学時間」と言っても、ホームで待っている時間、歩いている時間など、細かく色々な「スキマ時間」があります。これをひとつひとつ埋めることで、目標達成のために使える時間が増やせるのです。

ちなみにスキマ時間は、自分の手の甲などにペンで書いた英単語を見直したりして勉強を進めていました(体に文字を書いていたことから、「耳なし芳一」と呼ばれたことも)。テレビでも紹介された通りのものですね。こちらの勉強法はあまりにも特殊で参考にならないと思うのですが…(笑)。

最後に

私は手帳を始めるまで、自分を信じてあげることができませんでした。自分らしさや個性も受容できず、たくさんの悩みを抱えていました。ですが、手帳を続けるなかで、自分らしさを受容できるようになり、自分を信じられるようになりました。なのでこの記事を通して、悩んでいたり目標に向かっていたりする方に、「手帳」という形で応援を届けたいと思ったのです。

自分を信じない理由は世の中にたくさんあると感じています。例えば、受験なら「志望校の判定がEだった…」「勉強しても成績が上がらない…」などです。

ですが、手帳を通して自分の過去の努力を可視化することで、根拠ある「自分を信じる力」が生まれると感じてます。「自分はこれまでこんなにも頑張ってきたんだから」と思えたり、たとえ今の私から見て「頑張っていない…」と感じる過去があっても、「当時の私なりのベストは尽くしたんだ」ということが手帳を通して確認できるからです。

努力が報われないと感じてしまう瞬間があるかもしれません。

ですが、努力しなければ100%開かない扉も、努力をしたら1%でも開く可能性が生まれるかもしれない。その1%のために私は努力を重ねて続けたい。そう思っています。

手帳に自身の日々や努力を書き綴るなかで、新しい目標が見つかったり、目標に向かってあと一踏ん張りできたりすると感じています。努力を積み上げた跡を書いていくうちに、きっと自分を信じられるようになって、そして夢が叶うはずです。

皆さんのこれからを応援しています!

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この記事を書いた人

海や生き物が大好きで、東京大学で勉強中。お部屋には、大きなアオウミウシの抱き枕がある。小さい頃から書くことが大好きで、今も毎日言葉と向き合い、書き綴っている。

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