世界史伸び悩んでいる人必見!!東大生作家が教える世界史勉強法

「日本の歴史だけでも手一杯なのに、世界の歴史なんて言われても知らないよ!」 ついついそんな気持ちになってしまう「世界史」。見たことも聞いたこともない地域の歴史を、いったいどうやって覚えればいいでしょうか? 今回は、東大生が実際に使っていた世界史を完全攻略する勉強法をお伝えします。

目次

世界史は「広く、浅く」で攻略!

界史の勉強では、「広く、浅く」を目標にしましょう。間違っても、「全地域を一回勉強するだけで完璧にしてやるぜ」なんて考えてはいけません。それこそが、あなたを世界史嫌いにする最大の理由だからです。

世界史という科目は、非常に高校生に優しくない科目です。いきなり「メソポタミア」なんて知らない地域の知らない歴史を紹介されたと思えば、エジプトに飛ばされて、ペルシャに飛ばされて、ギリシャに飛ばされて……と、各地域をたらいまわしにされてしまうからです。一体、自分がいまどこにいて、何をしているのかすらわかっていない人も、案外多いのではないでしょうか。

世界の様々な地域の歴史を学びたいのに、紙面では一か所の歴史しか扱えないので、どうしても地域と時間がページごとに移り変わってしまう。それこそが、世界史学習を難しくする最大のハードルなのです。これのせいで、いったい何を学んでいるのか、何を学べばいいのかが、学習している側にはわかりにくい。

これの攻略法は、ずばり「全体像をさっさと把握してしまう」ことです。世界にはどんな地域があって、どんな順番でそれらを学んでいって、どこで伏線が回収されるのかを、まず把握してしまう。そして、なんとなく何をすればいいのかわかった2週目、3周目になってから、細かい事項の学習に入る。これが、世界史を学習するときの鉄則です。

1週目では完璧な理解を求めないでください。それは、目隠しをしたままパズルを解くようなもので、ほぼほぼ不可能です。世界史をちゃんと勉強するならば、最低でも3周以上は勉強を重ねる必要があります

逆を言えば、1週目は捨てても構いません。「何もわかってないけど、とりあえず進む」が許されるのです。なぜならば、1週目は、「世界史を覚える」のではなく、「どんな事件があったのかパラパラ読み進める」ことが目的だからです。もちろん覚えられるに越したことはありませんが、この周回では無理をせず、どんな国ができて、どんな人がいて、どんな戦争があったのか、ざっくりと把握すれば、それだけでOKです。

覚えるためには独り言を極めろ!

では、どうやって覚えればいいのでしょうか?ここでおすすめするのは「セルフ授業勉強法」です! この勉強法は、とってもシンプルですが、ちょっとだけ難しい。「今日受けたばかりの学校の授業を、自分一人の力で再現する」のです!もちろん、教科書やノートなどを見ても大丈夫!あなたが先生になったつもりで、生徒に授業するように、自分が学んだ内容を説明してみてください。

とはいえ、いきなり授業を始めようと思っても何から話せばいいのかわからないもの。そうした時には、YouTubeにアップされている授業動画などをヒントにしてみるのもいいでしょう。そのまんまマネをしてしまっても構いません。おすすめは「ムンディ先生」という愛称で知られる歴史の先生のチャンネル。高校日本史、世界史、地理の全範囲の授業動画がアップされているので、これをマネすれば今日からあなたにも日本史の授業ができるようになりますね!

もしも誰もいないのに話すのが恥ずかしいなら、ぬいぐるみを用意してみましょう。そして、イスにそのぬいぐるみを座らせて、生徒の代わりにします。シンプルな解決法ですが、意外とこれが効果てきめん。私はぬいぐるみなしで独り言でしたが、周りの東大生の話を聞くと、実際に「ぬいぐるみ授業法」を実践していた人は多いようです。

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まとめ

長くて複雑な世界史ですが、一度全体像を把握さえしてしまえば、ずいぶんと学習が楽になります。どんどん自分で先取り学習を進めてしまうのが、受験攻略のコツ。学校の成績はいったん考えず、細かいことは完全に無視。ざっくりとした歴史の流れを把握することだけを考えましょう。

「雑に早く」を合言葉に世界史を攻略しましょう!


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この記事を書いた人

東京大学文学部。世帯年収300万円台の家庭から東大へ合格。現在学業の傍ら、ライター、作家活動や講演活動を通して逆転合格のノウハウを広める。日刊SPA!、プレジデントオンライン、東洋経済オンラインにて連載経験あり。ゲームとマンガが趣味。

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