※本稿は、西岡壱誠(著)『偏差値35から東大に合格してわかった 頭がいい人は○○が違う』(日経BP)の一部を再編集したものです。
「頭をよくする」は可能なのか?
「頭がいい」という言葉を、私たちは日常的に使っています。
「あの人は頭がいい」「自分は頭がよくない」「頭がよくなる方法を知りたい」等々……
では「頭をよくする」ことってできると思いますか?
この質問に関しては意見が分かれるかもしれません。
「頭のよさとは先天的なものである」、「頭がいい人と悪い人は、生まれたときから決まっていて、バカな人はバカなままである」、そんなことを考える人もいるかもしれません。
そして、この本はそれに対して真っ向から「否」を突きつけます。
この本に書かれているのは、現役東大生の著者による「頭がよくなる」ための方法論です。「「頭がいい」ってどういうこと?」から始まり、そこから具体的なメソッドについて、実例を交えながら丁寧に解説します。
「頭がいい」は身につけられる
「そもそも頭の良さというのはある程度先天的に決まるものでは?」という、至極最もな意見に対するこの本の回答を紹介しましょう。
もちろん、生まれながらにして「頭が良い」ように生まれてきた人というのはいます。しかし、多くの人が「頭がよい」と認めるであろう、かの「東大」の学生について著者が述べるところによると「ほとんどの東大生はそのように生まれながらの天才というわけではない」のです。
そのような東大生であっても、周りから見るとまるで「天才」かのように思えることが多々あります。しかし、それは先天的なものではない、つまり後天的に身に付けることができるからこそ、どんな人でもその方法さえ知ってしまえば真似をすることができるのです。
それは「才能」ではなく紛れもない「技術」であり、「地頭」の良さというよりも後から身に付けられる「頭」の良さなのです。
本書では漫画『ドラゴン桜』の名場面を引用しながら、「頭をよくする方法」について「アタマの使い方」・「行動習慣」・「心の動かし方」の三つに分けて解説します。
「頭がよくなりたい」と少しでも思う方、学生の皆さんにも社会人の皆さんにも後悔させない内容となっています。ぜひ一度、手に取ってみてください。
偏差値35から東大に合格してわかった 頭がいい人は○○が違う
著者:西岡 壱誠
出版:日経BP(2023/5/31)