※本稿は、西岡壱誠(著)『「学ぶ力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大独学』(東洋経済新報社)の一部を再編集したものです。
「才能」は身につけることができる?
皆さんには何か「才能」はありますか?
嫌味な質問に聞こえるかもしれませんが、これに自信を持って答えられるという人はそう多くはないでしょう。
それでも誰かに対して、「この人は自分と違って才能があるな」とか、「自分と違って才能があるからこの人にはかなわない」とか、そういったことを感じた経験はきっとあるのではないのでしょうか?
本書はまず、そういった手強い固定観念を打ち壊すところから始まります。例えばかの「東大生」といえど、持ち前の才能だけでやっていけている人というのは極僅かです。それでもなぜ、周りからみると彼らは大した労力も割かず、司法試験や公認会計士試験といった難関試験でさえ突破してみせるのでしょうか。
それは、彼らが非常に効果的な独学の「型」を身につけているからなのです。
独学の「型」で、誰でも「天才」に
この独学の「型」さえ身につけてしまえば、誰でも「天才」になることができる。
この大胆な提言こそ、この本が伝えたいことでもあります。
そして偏差値35から這い上がり、二浪を経て東大へと合格した著者が、その悪戦苦闘の過程で身につけた独学の「型」を皆さんに紹介します。
少しだけネタバレすると、独学の「型」というのは次の3つのステップ×2周が本質を為しています。
一周目:インプット → クエスチョン → アウトプット
二周目:再インプット → 再クエスチョン → 最終アウトプット
本書ではこの3つのステップ×2周の構造を軸に、東大生が身につけている独学の「型」を分析します。学生の方にも社会人の方にも、どなたにも役立つ内容となっています。ぜひ、手に取ってみてください。
「学ぶ力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大独学
著者:西岡 壱誠
出版:東洋経済新報社(2022/9/16)