【試し読み】小学生が5日でできる 東大式 すごワザ!計算ドリル

※本稿は、永田耕作(著)『小学生が5日でできる 東大式 すごワザ!計算ドリル』(実務教育出版)の一部を再編集したものです。

1個ちょうだい算

99+58=?

このように、くり上がりが多い2けたどうしの足し算。計算自体はそこまでむずかしいものではないのですが、どうしてもミスしてしまうことがありますよね。そんなときは「99」に注目しましょう。

もしこの99が100だったなら、とっても計算しやすくなりますよね。「99」などのキリの悪い数字を、キリのいい数字にして計算する。それが「1個ちょうだい算」です。

99+58=99+1+57=100+57=157

このように、「99」「999」「49」など、キリの悪い数字は、先に「1」を足して、「100」「1000」などのキリのいい数字にしてから計算すると、むずかしい計算もミスなくできるようになるんです。

計算の速さは『才能』ではなく『やり方』で決まる

みなさんは、「計算が速い人」って、どんな人だと思いますか?

僕はいろんな学校でこれまでお話をしてきたのですが、算数・数学の話になるといつも聞かれるのですが、「どうやったら計算が速くなるのか」という疑問でした。そしてその際に決まって出てくるセリフが、「自分には計算の才能はないからな〜、計算速くなりたかったな〜。」というものでした。

ここで僕はあえて断言しましょう。

計算の速さは、『才能』ではなく『やり方』で決まります。

僕は計算問題を解くスピードは東大生の中でもかなり上位の速さである自信があります。なぜ計算が速いのか。その理由はシンプルで、計算を常に「分解」して取り組んでいるからです。

計算が速くなるためのコツはズバリ、いかに「困難を分解する」かです(これはフランスの哲学者デカルトの言葉です)。

むずかしい計算をそのまま解くのは時間がかかりますよね?数字を分解したり、計算の順序を入れ替えたり、ときには数字を少し増やしてキリのいい数にしたり、いろんな工夫をして計算を少しでも楽にできるようにする。

それこそが計算が速くなるための第一歩なのです。

この本では、計算を楽に、そして少しでも速くするための18個のコツを実際の問題例とともに紹介します。1つ1つのコツはみなさんが思っているよりも地味なものかもしれません。しかし、それを地道に積み上げ、組み合わせることで、計算にかかる時間を1秒、いや5秒、10秒と減らしていくことができるのです!

この本を読破すれば、君も計算マスターになれる!その心意気で、ぜひ頑張って取り組んでみてください!


小学生が5日でできる 東大式 すごワザ!計算ドリル

著者:永田耕作
出版:実務教育出版(2025/3/10)

「25×36」という計算、みなさんならどうやって解きますか?
筆算で計算するのがふつうだと思いますが、実はこの計算を、5秒、いや3秒もかけずに解くコツがあるんです。
ポイントはズバリ「ややこしい数を分解する!」
計算の速さは、才能ではなく、やりかたで決まります。
この本で紹介している「計算のすごワザ」をマスターして、まわりのライバルに大きく差をつけちゃいましょう!


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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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