2024年の共通テストが終わりました!皆さんは何点取れましたか?
カルペディエム所属の東大生も今年の「共通テスト」に挑戦しました!
果たして、東大生たちは「何点」とれたのでしょうか?
実際の点数や感想、解いた順番や難易度、得点源や今後の対策方法など、今年の共通テストをさまざまな角度で考察しました!
本日の科目は「英語(リスニング)」です。
私の点数は「98点」でした!現役時が「100点」だったので、こちらも下がってしまいましたね。
Q1:問題を解いた順番を教えてください。
音声に従って前から順に解きました。
Q2:時間配分を教えてください。
基本的には音声の指示に従って解きました。初めは二回放送されるので、回答に自信があるときは大問3~5の問題文や選択肢に先に目を通していました。
特に今回は大問4Bの正答が①だったので、残りの選択肢の放送時間は先の設問を解くことに回しましたが、本番では不安もあると思いますので、自信があるとき以外は最後まで聞いて大丈夫だと思います。
Q3:難しかった問題は何ですか?理由も教えてください。
大問5です。
私は現役時代から苦手だったのですが、先に設問に目を通していても「ガラスが褒められるのかな?」くらいしか情報がつかめず、難しかったです。
特に表中の空欄では音声と選択肢で表現の言い換えがされていて、聴きながら答えを選ぶのは難しかったと思います。メモをとっておいて、後から答えを吟味する必要がありますが、焦りもあったのかここで誤答してしまいました。大問5の追加問題である問33は聞かないとわからない選択肢と、グラフから明らかに間違いである選択肢が混ざっているのでその選択も難しいと思います。
大問6は基本的に会話文で、特に6Bは人物の関係がわかっていないと誤答してしまいます。しかし文章量が多いものの、各文章に対する設問が少なく、聞き逃しても連鎖して失点することは少なく、表現よりむしろ内容を追うことができれば正答できると感じたので、最も難しいのは大問5ではないでしょうか。
Q4:得点源の問題はどこだと思いますか?理由も教えてください。
やはり初めの音声が二回流れる大問1,2だと思います。私はこの部分を一回しか聞かず、他の設問に目を通していましたが、読むのに集中しすぎて問題を聞き逃してしまっては意味がありません。何回もページをめくっていると集中力も途切れるので、リスニングに苦手意識のある方はきちんと二回聞いて答えを吟味するほうが良いと思います。
前半の問題は確実に解けたという自信を持って後半に取り組むと、本来の力を発揮しやすくなると思います。
Q5:自分が受けた年と比べて、難易度や傾向はどうでしたか?
全体の傾向としてはあまり変化していないように思います。
音声と設問の表現が異なっている、つまり語彙は簡単ですが言い換え表現をきちんと理解しているかが今回のリスニング問題の得点の分かれ目になったのではないでしょうか。
そのほかは、例年通り、アメリカ英語以外の英語を聞き取る必要があったり、去年とは異なりますが、時系列順に絵を並び替えたりする問題が出題されていました。6Bの4人の対話問題では、自分が受けた年より名乗る人が多く、誰が発話しているのかわかりやすかったように思います。
Q6:今年はどんな能力が特に求められていたと思いますか?
例年にならい、アメリカ英語をはじめとするさまざまな国の英語を実用的なレベルで理解できるかが試されていたと思います。英語リーディングが難しかった分、体力切れとなってしまった方もいるかもしれませんが、英語を長時間正確に聞ける集中力も試されていると思います。
共通テストのリスニング問題では特に対話形式の設問も多いので、普段から意識的に英会話をしたり、テレビ番組やドラマなどの英会話をみている人は解きやすいかもしれません。
Q7:勉強のポイントを教えてください。
英語を聞き取れるようになるには、耳を英語に慣れさせることが必要です。そのため、一日一分でもいいので英語に触れることを意識してみてください。洋楽よりはラジオやニュース、ドラマをおすすめします。
また、単語や文章を音読することもおすすめです。単語を暗記する際にその単語の読み方がわかっていなければ、リスニング問題でその単語が出てきても認識することができません。
また、まとまった文章を聞くと初めに聞いたことを忘れてしまう、という方はシャドーイングをすると短期記憶力が上がります。シャドーイングとは元は通訳訓練法なのですが、聞こえた英文を少し遅れて繰り返すことです。共通テストなどのリスニング音源を聴きながらすぐ真似して繰り返すと、文法や語彙が身につく上、段々と英文をききながらでもアウトプットできるようになります。
こちらの記事に英語の勉強法をまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。
Q8:全体の感想を教えてください。
久しぶりに解くと疲れますね!記憶の中のリスニングよりもスピードが早く感じられて、高い情報処理能力が必要とされているな、と感じながら解いていました。
リーディングのテストが難しかった分、リスニングで取り返そうと躍起になった人も多いのではないでしょうか。確かにリーディングに比べると難易度の変動もなく、練習通りの力が発揮しやすいテストだったと感じます。
それでも全体の難易度として、とても易しいわけではありません。日々の暗記方法や英語に触れている回数が点数として結びつきやすいテストだったと思います。
Q9:受験生に向けた一言
英語のリスニング能力は一朝一夕で身につくものではありません。リスニングの対策はいつ始めても早すぎることはないので、ぜひ今からでも英語に触れる習慣を身につけるようにしてみてください!単語やイディオムを覚える際には発音のチェックも忘れずに。たまにはイギリス英語やシンガポール、オーストラリア訛りの英語なども聞いてみると面白いかもしれません。
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