暑い夏。海や川に行って水遊びしたくなる季節でもあります。水族館などに行くと、海の動物たちが水辺で戯れている様子が見て取れますよね。
水族館で水遊びをする生き物と言えば……軽快な動きを見せてくれるイルカに、のんびりとしたアザラシ、そして、なによりも忘れていけないのは水族館のアイドルであるペンギンですよね。
ペンギンといえば、寒い場所に住んでいる動物の代表。見ているだけで涼しくなるというものです。
ですが、ちょっと待ってください。日本は温帯気候に属する比較的暖かな国です。だからこそ、暑い夏に苦しんでいるわけですよね。それなのに、野外でペンギンを飼育している水族館はとても多いものです。上野動物園や、池袋のサンシャイン水族館など、ペンギンの飼育と言えば、岩山を模した専用のケージに放し飼いされているペンギンの様子が思い浮かぶのではないでしょうか。
南極など寒い場所にいるイメージが強いペンギン。それが暑い日本で放し飼いだなんて、いったい何を考えているのか!? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、どうしてペンギンが日本で放し飼いされているのか考えてみましょう。
ペンギンの種類は?
そもそも、ペンギンとひとまとめにいっても様々な種類があります。コウテイペンギン、アデリーペンギン、フンボルトペンギンなど……これらの種類を考えることで、答えに近づくことができます。
南極で暮らしているイメージが強いペンギン、実は本当に南極で暮らしている種類は多くありません。南極で子供を産み、育てる種類は、コウテイペンギンとアデリーペンギンの二種だけなんです。
ここから少し離れて、南極圏というくくりになると、もう少しだけ生息するペンギンの種類が増えます。ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン、マカロニペンギンの三種類がこの地域で暮らしているんです。
ここまで聞きなじみのないペンギンの名前ばかり聞いてきたように思います。それもそのはず、日本で一番多く飼育されている、あのペンギンがまだ出ていないからです。何というペンギンなのか、みなさんはご存じでしょうか?
そのペンギンの名前は、フンボルトペンギン。南アメリカのペルーやチリの沿岸部に広く生息しているペンギンで、黒と白のまだらになった模様と、口元のピンク色の模様が特徴となっています。
フンボルトペンギンの生息地は?
ペルーやチリという国名からピンときた方も多いかもしれません。これらの国は、実は寒冷気候ではないんです。ペルーやチリは一年を通して、大体20度前後で安定している砂漠気候の国で、それほど寒いわけではありません。
なぜ日本で飼育されているペンギンは多くが野外で放し飼いになっているのか。それは、日本の気候でも順応できる温暖気候に生息するペンギンであるから、なんですね。
ですので、寒い場所にしか生息できないペンギンは、よくみるとちゃんと区分けされています。外に出されているのは、あくまでその温度で平気なペンギンたちばかりです。
まとめ
ここまで紹介したように、一口にペンギンと言っても様々な種類があります。寒い地域に暮らしているペンギン、暖かい地域に暮らしているペンギン、中にはジャングルに暮らしているペンギンもいます。
単純に「ペンギン」とひとくくりに見てもかわいらしい存在ですが、ぜひ一度世の中にはどんなペンギンがいるのか、それらのペンギンはどこで暮らしているのか、調べてみてください。
もしくは、実際にいろいろなペンギンたちを見に行くのもよいでしょう。長崎県には「長崎ペンギン水族館」(https://penguin-aqua.jp/)というペンギンに特化した水族館があり、ペンギン9種180羽が暮らしています。さらには、ペンギンと直接触れ合うこともできるようになっています。
水族館に行ったときのワクワクが、さらに高まると思いますので、ぜひ気になったことは調べてみてくださいね!
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