みなさんこんにちは!現役東大生の奥村亮太です。
この記事では「問いを立てる」、「仮説を立てる」、「検証する」という三段階の思考を通して認知能力・非認知能力の獲得を目指すアカデミックマインド講座の一部を紹介します。今回は、「問いを立てる」の部分を一緒に考えていきましょう!
8月に入り、暑い日が続いていますね。僕は地元の奈良に帰省しているのですが、奈良公園の鹿も木陰で休んでいるところを見かけます。
この時期には「お盆」と呼ばれる期間がありますよね。
僕が小学生の時は「夏休みだやったー!」ってことしか考えていませんでしたが、お盆には大事な意味が込められているのです。
今回は、日本の風習「お盆」について一緒に学んでいきましょう!
お盆って何をするの?
まずお盆とは何をする期間なのでしょうか?
普段はあまり会わない親戚が集まってきたり、みんなでご飯を食べたり、お墓参りに行ったりといったイメージがあると思います。
実はお盆にはこれら以外の一番大事な目的があります。それは「ご先祖さまを自宅に迎えて、供養する」という目的です。
きてくれたご先祖さまをお迎えしたりお見送りする気持ちを込めて、家族でお墓参りにいきます。親戚みんなで集まったり、みんなでご馳走を食べるのも、せっかくご先祖さまが会いにきてくれるので親戚みんなで歓迎しようという気持ちが込められています。
ご先祖さまをお迎えするためにすることはそれだけではありません。
お盆の初めには「迎え火」、終わりには「送り火」と呼ばれる焚き火を玄関の前で焚いて、ご先祖さまが迷子にならずに行き来してもらうための目印をつくります。
他にも、賑やかにご先祖さまをお迎えするために飾り付けしたり、住職の方に読経をしてもらったりなど、お盆にはやることがたくさんあります。
「盆と正月が一緒に来たよう」ということわざもあるように、お盆は正月に並ぶ日本の一大イベントなのです。コロナ禍もあり、いろんな人が集まることが減りましたが、大切な風習として残していきたいですね。
お盆の豆知識
お盆といえば、きゅうりやなすに棒が刺さったものが飾られていることがあります。これにも、ご先祖さまをお迎えするための大切な意味があるんです。
このきゅうりとなすは、ご先祖さまが乗るための馬と牛を表しています。ご先祖さまにきてもらう時は、少しでも早くきてほしいからと馬に乗ってもらい、お見送りする時は、急がずゆっくり帰ってほしいので牛に乗ってもらうのです。
野菜に乗ってやってきてくれるご先祖さまを想像すると、可愛く思えてきますね。
多くの地域では8月13日〜16日の4日間がお盆ですが、東京をはじめとする一部の地域では、7月中旬にお盆が行われることがあります。これは、旧暦における7月15日に行われていたお盆が、明治時代に新暦に変わるときに、そのまま7月に行われ続けたのか、それとも新暦とともに8月にずれたのかによって違うのです。
お盆の他にも七夕など、古くから日本に残っている風習には、新暦と旧暦の違いによって時期がずれて残っているものがあるのです。
普段とは違った休みの日に好きなことをいっぱいして遊ぶのもいいですが、「今日休みだけどなんで休みなんだろう?」と疑問を持てば、何か新たな発見があるかも知れません。
日常の中に、いろんな「なぜ?」を見つけていきましょう!
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