夏に関するなぜ!?〜かき氷ってなんで…?〜

みなさん、こんにちは。アカデミックマインド担当講師の橋本です。

この記事では、「問いを立てる」、「仮説を立てる」、「検証する」という三段階の思考を通して認知能力・非認知能力の獲得を目指すアカデミックマインド講座の一部を紹介します。

今回は、「問いを立てる」の部分を一緒に考えていきましょう!

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目次

夏といえばかき氷

とにかく暑い日が続いています。

地球温暖化の影響なのか、暑さも年々厳しくなっていっているように感じます。そんな日々に食べたくなるのはやっぱり冷たいもの!(自分は辛いものも好きなので、坦々麺とかも食べたくなります、笑)

・朝起きて冷たい牛乳を飲む。
・お昼ご飯の冷やし中華で午前中の疲れを癒す。
・夜風に当たりながらアイスクリームを食べる。

どれもとても好きなものですが、中でもお祭りで食べるアレは最高です。

そう、かき氷!

でもかき氷って改めて考えてみると疑問に思うところがたくさんあります。スクロールする前にかき氷について疑問に思うことを立ち止まって考えてみてください!

かき氷のなぜ①

Instagramでよく見かけるふわふわ氷のかき氷。家で作ってみよう!と思ってもなかなかうまくできずしゃりしゃりになってしまいます。同じ氷から作っているはずなのになぜこの違いが出るのでしょうか。

実は、この「同じ氷」というところに落とし穴があります。
荒川の水を凍らせた氷、水道水を凍らせた氷、四万十川源流を凍らせた氷。
どれが一番綺麗でしょう。簡単ですね、3番目です。でもその綺麗さの基準って何でしょうか。
いくつか要素はありますが、不純物が少ないという点が思い付いたのではないでしょうか。

「ふわふわ」か「しゃりしゃり」かは氷によって勝負が決まるのです。
「ふわふわ」と「しゃりしゃり」を見比べた時にその粒の大きさの違いに気がつきます。

1フレームレート(fps)の数字が大きいほど画質が綺麗になるように、その粒の大きさが細かくなるほどより繊細な食感、つまりふわふわ食感へと近づくのです。


フレームレートの数値の高いかき氷の画像
フレームレートの数値の低いかき氷の画像

そして、この細かい粒を作り出すには不純物が混ざっておらず、水の分子がより強固に結合している必要があります。
つまり、まとめると、かき氷の食感の違いはその原料の氷の質の違いであり、不純物が入ってない氷ほどよりふわふわ食感になるのです。

かき氷のなぜ②

いちごとぶどう、どっちが美味しいかなぁ。
いちごの旬は春で、ぶどうの旬は夏だから今だといちごの方が食べるチャンス少ないな!
よし、いちごにしよう!

これは小学生の頃の僕の記憶です。夏祭りでかき氷を買ってもらう時にどのシロップをかけてもらうかよく悩みました。それにしても嫌な考え方をする小学生ですね、笑。

そんな小学生の橋本くんはいちごを食べた気分でかき氷シロップを堪能していたわけですが、ここでこの「シロップに関するなぜ?」を考えてみましょう。
シロップはどのように、何から作られているのでしょうか?

というのも、かき氷のシロップのほとんどは果汁などが入っていません。

ではあの味や匂いはどうしているのでしょうか。

答えは香料と着色料です。

人間は、嗅覚である「匂い」と視覚である「見た目」に刺激を与えることであたかもその味がするように感じてしまうのです。鼻つまんで目を閉じてかき氷を食べると、なんと氷本来の味の美味しいことか!

他にも、香料に騙されている例を探してみるとたくさんあります

関東近郊に住んでいる方には馴染み深いあの牛乳。そう、栃木県で有名なレモン牛乳もその例にもれません。レモン牛乳という名前ですが、実のところ牛乳にレモン果汁を入れると牛乳が固まってしまうので、レモンを直接入れることはできません。なので、レモン牛乳には香料のみ入っているのです。

他にも似たような商品を見つけたら、ぜひこっそり教えてください。

まだまだ暑さは続きますが、体調に気をつけて素敵な日々をお過ごしください!
それではまたお会いしましょう!

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この記事を書いた人

東京大学では教育哲学専攻。小学校でのボランティアの経験から学校教育のあり方について模索している。趣味は旅行とドライブ。最近は高遠そばのねぎを普通は食べないことを知り、衝撃を受けた。

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