【東大生に聞いてみた!】集中できる勉強場所とは?

東大生に聞いてみた!集中できるおすすめの勉強場所

みなさんは普段、どんなところで勉強をしていますか? 自宅や図書館はもちろん、お気に入りのカフェや予備校の自習室など色々な場所で勉強していることでしょう。しかし、本当にそこで集中して勉強できていますでしょうか?

この記事では、集中して勉強をするのにおすすめの場所を、メリットやデメリットを挙げつつ紹介していきます。

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自分の部屋は実はキケン!? 自室で勉強するときの思わぬ落とし穴

まずみなさんがパッと思いつく勉強場所は、自分の部屋(自室)ではないでしょうか。参考書やノートなど、勉強に必要なものがすぐに取り出せるため、思い立った時にすぐに取り組める場所でしょう。

しかし、自分の部屋は同時に、「最もサボってしまいやすい場所」とも言えます。それもそのはず、横には寝転がれるベッドがあり、机の近くには漫画やスマホなどもあるでしょう。「少し休もうかな」と考えてしまいやすい「誘惑」がたくさんあるのです。

そんな時におすすめなのが、「家のリビングを勉強場所にすること」です。では、なぜリビングが良いのでしょうか。

勉強と場所の関係

そもそも、勉強は辛くて大変だと思っている人がほとんど。それでも勉強をしていくためには、「勉強はして当たり前のもの」と思い込んで実行する、すなわち「習慣化していく」ということが必要です。

みなさんが歯を磨いたり、お風呂に入ったりするのを習慣づけているように、勉強も習慣化(ルーティン化)していくことで、長時間集中して勉強することに体が順応していくようになっていきます。ですから、普段寝たり休んだりしている自室よりも、リビングで勉強する方が勉強を習慣化しやすいと言えます。

 ここからはリビングや他の場所も含めて、勉強する場所の良い点と悪い点を紹介していきます。

おすすめの勉強場所一覧

リビング

まずは先ほども紹介したリビングですが、ここが勉強場所として最適な理由は2つ。それは、適度な「衆人環視」と「雑音」です。

私たちはついつい、誰も見ていないとサボってしまいがち。リビングであれば、家族の誰かが見ていることが多い分、適度な緊張感を持って勉強することができます。また、人間は完全な無音よりも、少し雑音があった方が集中しやすいと言われています。「作業用BGM」など聴く方が集中しやすいのと同じ理由ですね。

つまり、家族の適度な監視環境と生活音があるリビングは、集中して勉強する場所として「習慣化」するのにぴったりなのです。

ただし、リビングにはテレビがあることが多いですが、テレビに気を取られてしまったり、家族に話しかけられたりすることもありますので、勉強する時はテレビを消したり、家族に協力してもらったりしましょう。

自分の部屋

自分の部屋はサボってしまいがち、と先ほどお伝えしましたが、もちろんやり方によっては勉強する場所として素晴らしい環境と言えるでしょう。ではどんなやり方をすれば、自分の部屋が素晴らしい勉強場所になるかについては、この後詳しく説明していきます。

放課後の教室

学校の教室で勉強をする最大のメリットは、場合によっては友人や先生などに疑問点を聞いたり、一緒に解いたりしながら勉強できる点にあります。ただし、周囲の環境によっては集中して解くのが難しいこともありますので、空き教室のような誰もいない教室を使うのも一つの手でしょう。

自習室

予備校の自習室は勉強そのものを行うための場所ですので、やはり勉強場所として適しているでしょう。場所によってはわからないところを先生に聞くこともできるので、疑問点をすぐに解決することもできそうです。

しかし予備校の開校時間や座席数によっては自分に都合良く使えないこともありますので注意が必要です。

図書館

地域の図書館では自習スペースを用意しているところもあり、長期休暇中は多くの学生が使用する図書館。適度に静かで、同じように勉強している人が周りにいる環境は誰しも一度は利用したことがあるかもしれません。

ただ、やはりここも座席数に限りがあったり、自習での利用に制限がある場所もあるので、身近な図書館を利用する時は、どのような環境か事前に調べておくと良いでしょう。場所によっては飲食禁止などルールがあることもありますので注意が必要です。

コワーキングスペース

ビジネスマンから学生まで多くの利用者がいるコワーキングスペース。都市圏を中心に施設内にあることが多いですが、さまざまな利用客のニーズに合わせて電源コンセントやフリーWi-Fiが備えてあることが多いのが特徴です。

ここも自習や一人作業など近い目的の人が利用しているため、静かに勉強することもできますが、場所によっては利用料が発生したり、予約制だったりすることもありますのでよく調べてから使うことをおすすめします。

飲食店

図書館の次にみなさんが利用したことがあるのがカフェやファストフード店などの飲食店ですね。好きな飲み物や食べ物を頼むことができ、時間制などがない限り閉店まで利用することができます。多くの学生が自習目的で利用すると思いますが、他の人の話し声や店内BGMなどは少し大きめ。集中して勉強するには、自分のイヤホンで音楽を聴いて周りの音をシャットアウトするなどの工夫が必要かもしれませんね。

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東大生に聞いた! 自室で勉強するときの注意点と技

東京大学男女共同参画室が調査したアンケート(https://www.u-tokyo.ac.jp/kyodo-sankaku/ja/campus-voice/s0902_00028.html)「自宅での勉強に集中するための工夫はありますか?」では、多くの東大生が自宅での学習でルールを設けていることがわかりました。その一部を紹介します。

・勉強する時間を決めて、勉強→休憩を繰り返す
・漫画やゲームなど誘惑するものは目の届かないところにしまう
・1日にやることをスケジュールでまとめて可視化する

これらはどれも始めるのに時間がかかるものではありません。また、中には友人たちとZoomを繋いで、お互いを監視するような形で勉強している人もいるようです。これもPCやスマホがあれば始められるので実践してみてもいいかもしれません。

その他にも自分の部屋で勉強する時にできる工夫がいくつかありますので紹介します。

立って勉強する

一見、疲れてしまってやりづらそうな方法ですが、立っている時の方が座っている時よりも血流が良くなると言われており、その結果、脳も活発に活動するようになると言われています。また、座っているとついつい眠くなってしまいますが、立っていれば眠気も吹き飛びそうです。普段やらない「立ちながら勉強」は、誰もいない自室だからこそできる方法と言えるでしょう。

机をきれいにする

机の上にはスマホや漫画など誘惑物がたくさんありますよね。また、机が汚いと視界に入る情報量も増えてしまい、集中力が低下する影響も及ぼします。常日頃からきれいにしておくことで、参考書やノートを広げても問題なく使えますし、何より気分良く勉強に取り組むことができます。

声にだす

自宅以外の勉強場所ではなかなかできないのが、「声に出す」こと。英語の文章など声に出して読みたいものですが、外だと周りの迷惑になるのでできません。しかし、家であれば自由に声に出して勉強ができます。

また、音読は英語学習を含め、何かを覚えたい時にぴったりですし、眠気覚ましにもつながります。気分転換がてら音読をして勉強するのも良いでしょう。

正座をする?!

机と椅子ではなく床に座ってローテーブルで勉強する人も中に入るでしょう。基本的にはそのまま寝転がってしまえる可能性があるのであまり良くはないですが、床に座って勉強する時は、背骨が曲がりにくい正座がおすすめです。あぐらは背骨が曲がりやすい姿勢と言われており、長時間取る姿勢には適していません。しかし、正座なら何時間でもしていいという訳ではないので、適度に姿勢を変えたり、休憩がてらストレッチをしたりしてみましょう。

スマホの誘惑に勝つための方法

家でも外で勉強していても、ついついスマホを触ってしまいたくなるもの。しかしスマホを持ったが最後、思わず1時間以上触ってしまうこともあるでしょう。

SNSや動画サイトなど色々な誘惑がありますが、スマホの誘惑に勝つためには「SNSアプリを消す」「英語のリスニング以外では使わない」などルールを決めることが重要です。もちろん全く触らないことも無理なので、休憩中の10分間だけ、とルールを徹底するようにしましょう。

自宅以外で勉強するときの注意点

自宅以外での勉強場所をいくつか紹介しましたが、どこで勉強を行うにしても注意点がありますので、ここで紹介していきたいと思います。

滞在時間

当たり前のことですが、あらゆる施設、お店は営業時間があります。朝早く勉強したくても、お昼前からしか開いていなかったり、もう少し勉強したくても閉店してしまったりすることもしばしば。

さらにはお店などによっては滞在時間に制限がある場合もあり、90分制など時間を区切っているところもあります。

自分が利用したい場所がいつからいつまで使えるのか、しっかり調べてから利用しましょう。

ネット環境

勉強しながら分からないところがあった時に、調べ物をしたい人もいるでしょう。いちいちスマホを触るのも

誘惑に負けてしまいそうなのでPCで調べたいものの、家と違ってどこでもネット環境があるとは限りません。きちんとWi-Fi環境があるところで勉強できればいいですが、フリーWi-Fiも物によってはセキュリティに脆弱性があるものもあります。きちんと注意して使うか、調べたい内容をまとめておき、自宅に帰ってから調べるようにしましょう。

空調

家以外の場所で勉強をしていると、施設の空調によっては寒すぎたり暑すぎたりする場合があります。家と違って自分勝手に空調をいじることもできませんので、体温調節しやすい服装や、すぐに着替えられるものを1枚持っていくようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自分の部屋は自分以外がいないことをいいことにサボってしまいがちです。今まで自分の部屋でしか勉強できず、なかなか集中できなかった人や、カフェで勉強ばかりしてついついスマホをいじっていた人も、この記事の内容をきっかけに、勉強する上で自分が一番集中しやすい場所を見つけてみてください。

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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