2023年4月19日に『「ドラゴン桜」式クイズで学ぶ東大思考 なぜブルーベリー農家は東京に多いのか?』が発売されました!本記事では、企画者の西岡壱誠に、本書が出来上がった背景をインタビュー!「なぜ?」を問い続けることの楽しさと意義とは? 「思考力」を高めるとはどういうことなのか? ぜひご一読ください!
『「ドラゴン桜」式クイズで学ぶ東大思考 なぜブルーベリー農家は東京に多いのか?』
著者:宇野 仙/企画:西岡 壱誠
星海社 (2023/4/19)
数百人もの受験生を東大合格に導いてきた人気予備校講師が見抜いた東大生の共通点、それは「身近な疑問を考える習慣」です。東大に合格できる人は日常的に感じる違和感を深く考え、生活の中で思考力を磨いているのです。東大もそういった人を重視し、日常の疑問を扱った入試問題を数多く出題しています。本書では、みなさんに東大式の思考習慣を身につけていただくため、東大生作家・西岡壱誠さんと協力して東大式の疑問力と思考力を鍛える良問を25題集め、随所に東大思考の本質を突いた『ドラゴン桜』の名言をちりばめました。この一冊で、クイズ感覚で楽しく東大思考をマスターしてください!
西岡壱誠が、ずっと作りたかった書籍ができたな、と思っています。
偏差値35の僕を引き上げてくれた、予備校の先生が、本書の著者であり、駿台予備校講師の、宇野仙先生でした。
もともと僕は浪人生の頃、宇野先生から勉強を教わっていました。当時の成績はひどいもので、宇野先生が教えられている地理も含めて、まったく東大レベルに到達できていない状態でした。A判定なんて取った事がなく、まさに危機的な状態だったと言えます。
そんなときに、僕が宇野先生から教わったのは、「勉強って、世の中のことがわかるようになるものなんだよ」という事です。
例えばニュースを見ているときにも社会の知識が応用できるし、スポーツをしているときにも数学や物理の知識が使えます。
勉強とは、机の上のものと言うわけではなく、目に映るものすべてに繋がる行為だと言えるのです。
そして東大の入試問題は、日常生活の「なぜ?」を問います。数学でもトランプゲームのブラックジャックで勝つための確率を求める問題が出題されたり、理科でも「なぜ、朝焼けがきれいだと明日は雨になりやすいのか?」という問題が出題されたりと、多くの問題が、「勉強したことによって、世の中のことを理解できるようになっているか」を問うものになっています。
このことを、僕は宇野先生から学びました。地理という科目は、そういうことがわかる科目だったのです。
・この時刻表が日本のどの地点のものか答えなさい
・かぼちゃはなぜ、ニュージーランドとメキシコからの輸入が多いのか答えなさい
・東京にブルーベリー農家が多い理由を考えて答えなさい
こうした面白くて勉強になる、頭の良くなる問題の宝庫が、地理という科目だったのです。
地理というのは「地」球上の物事に「理」由を着ける科目だと僕は定義しています。「なぜ?」を学ぶということに対して、地理はとても意義深いと言えるのです。
そして地理という科目には、もう一つの意義があります。「疑問を考えるための型」を教えてくれる科目だということです。
日常生活の疑問を、自分だけで考えるのって、難しいですよね。でも、疑問を考えるのに、効果的な「型」があります。『こういうアプローチをしていけば、こうやって頭を使えば、答えに近付くことができる』という考え方が、明確に存在しているのです
それを、僕は形にしたかったのです。本書のために、僕ら東大生が集まって、その「型」を作るということを行いました。
本書では、身近な疑問から東大入試レベルのものまで問いを25個、用意しました。
どれも考えれば考えるほど面白く、そして考える過程で頭が良くなるものばかりです。
それこそ、偏差値35の僕が東大に合格できたように、皆さんの頭も良くなるような問題ばかりだと考えております。
みなさんぜひ、勉強を楽しむために、そして学びの型を得るために、ぜひ読んでみていただければと思います!
株式会社カルペ・ディエムでは、探究学習支援として、日常生活の「なぜ?」をテーマに、現役東大生と一緒に「身の回りにあふれる疑問」と「五教科の勉強」を結びつけた課題に取り組み、自ら問いを立て、仮説を作り、検証する一連の思考法「アカデミックマインド育成講座」を実施しています。
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講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。
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