※本稿は、西岡壱誠(著)『東大生の本棚 「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方』(日本能率協会マネジメントセンター)の一部を再編集したものです。
東大生はどんな本を読んでいる?
皆さんは「東大生」はどんな本を読んでいると思いますか?
何か難しそうな専門書を読んでいるイメージでしょうか?それとも何か、世界の著名な古典を常に抱えているイメージでしょうか?
さすがにこういったイメージはステレオタイプに過ぎるとしても、東大生は他の人とは一味違った本を読んでいるというイメージはあるかもしれません。
では実際のところ、東大生はどんな本を読んでいるのでしょう。「頭のよい」人が読んでいる本というのはなんとなく気になりますし、読書からはその人のパーソナリティが垣間見えるため、東大生とはどんな人たちなのかというのをそこから見て取ることができるかもしれません。
東大生の「読み方」
冒頭の問いに対する答えは、「意外と普通の本を読んでいる」です。
東大生もライトノベルを読みますし、漫画だって読みます。熱心に、繰り返し読む人も多いようです。ときには難しい本も読みますが、世間でもかなりポピュラーな本がその人のお気に入りの一冊だったりします。
普通の人と違うところがあるとすれば、それは「読み方」にあるかもしれません。同じ一冊を読むにしても、東大生は「読解力」と「思考力」をのばせるような読み方をしています。それはとても難しいことのように思えますが、彼らに訊いてみるとそれは意外とシンプルで、誰でも真似できそうな方法だったりします。
このように本書『東大生の本棚』では、東大生100名を対象としたアンケートをもとに「東大生がどのようにして本を選び、どのように読んでいるのか」の分析、そして具体的なおすすめ本の紹介を行っています。
本書を紐解いてみると、「これ、私も知ってる!」という本もあれば、「こんな本を読むんだ!」という驚きの一冊まで様々な本が紹介されていると思います。皆さんもせひこの本と共に、東大生たちと読書の旅に出かけてみませんか。
東大生の本棚 「読解力」と「思考力」を鍛える本の読み方・選び方
著者:西岡 壱誠
出版:日本能率協会マネジメントセンター(2018/10/31)