※本稿は、西岡壱誠・萩原俊和(著)『高校生活の強化書』(東京書籍)の一部を再編集したものです。
「高校生活」を「強化」する?
「高校生活の「強化書」……?」
この本を見た人は、まずその不思議なタイトルに目が留まるでしょう。国語・数学とかならともかく、「高校生活」なんて誰かに教えてもらうようなことでしょうか?
しかもこの本は「教科書」ではなく「強化書」とあります。一体何を「強化」するのでしょうか?
「高校生活」はたしかに誰かに教えてもらうようなことではありません。皆さん一人一人にそれぞれの「高校生活」があることでしょうし、「これをするべき」「あれをするべき」というのが過剰になってしまうと、皆さんの自由な可能性を狭めることにもなるでしょう。
だからこそ「教科書」ではなく「強化書」なのです。つまり皆さんの自由な高校生活に+αとして、より人生を豊かにする礎へと高校生活を「強化」するための本なのです。
人生を豊かにする高校生活
「人生を豊かにする礎」とか、そんな風に高校生活を形容するのはちょっと大袈裟だと思うかもしれません。
しかしどうでしょう。例えば「部活動」ですが、そこで養われる体力や人間関係の作り方、目標達成の経験などは一生物の宝となる気がしませんか。
普段やっている「勉強」も今はただ苦しいだけかもしれませんが、事物を客観的に捉えること、文章作成能力、語学力など身につけることさえできれば一生役に立つようなものを皆さんは学んでいるのです。
この中には誰かに教えられて学ぶものもあれば、自分から学ぶ姿勢がなければ全然身に付かないものもあります。しかしいずれにせよ、これらを身に着けることができる人生最後の理想的な環境こそ「高校生活」といっても過言ではありません。
一生に一度、しかし一生ものの宝を得ることができる「高校生活」。本書は具体的にどのようなものを高校生活で身に付けることができるのか、どうすればそれらを身に付けることができるのか、それがどういった風に将来役立つのかを懇切丁寧に解説します。
後悔しない高校生活を送るために。皆さんも高校生活を「強化」する方法、学んでみませんか?
高校生活の強化書
著者:西岡 壱誠・萩原俊和
出版:東京書籍(2024/04/08)