※本稿は、西岡壱誠(著)『東大式スマホ勉強術 いつでもどこでも効率的に学習する新時代の独学法』(文藝春秋)の一部を再編集したものです。
スマホは勉強の敵?
この本のタイトルを見て、驚いた方も多いかもしれません。
それもそのはずです。「そもそもスマホ勉強術ってなに?」や「スマホを使うことと勉強って全く相反するものじゃないの?」など思うところは色々あるでしょう。
実際のところ、今でも「スマホ」というのはまるで勉強の敵のように扱われがちです。スマホでなんでもできるようになってきた今の時代でも、いや、だからこそスマホが手元にあるとどうしても勉強に集中できないという人は多いことでしょう。
現役東大生である著者も、高校の頃はスマホゲームの誘惑に負けて一浪、そして二年目はスマホを封印してまた失敗と、スマホへの付き合い方に色々と悩んできました。
しかし、スマホの誘惑に負けるのでもなく完全に封印するのでもない、そのような策を取った三年目に著者は東大に合格しました。どういうことなのか、それはつまり「スマホ」を勉強の味方につけたのです。
この新時代の学習法を皆さんにお伝えすることこそが、本書の最大の目的なのです。
「効率化」は最大の味方、「スマホ」は最高の相棒
本書はまず「努力信仰」を否定するという思い切った前提に立ちます。
「地道な努力こそ報われる」
この言葉は時と場合により私たちを勇気づけたり苦しめたりしますが、デジタル技術の発展によって様々なことができるようになった現在、「努力」よりもむしろ「努力をできるだけしない」こと、「効率化」こそが私たちの最大の味方になり得るのです。
それを可能にするものこそが「スマホ」です。
スマホは勉強の敵なのではありません。むしろ適切な活かし方を学ぶことで、タイトルにもあるように「いつでもどこでも」寄り添ってくれる最高の相棒になるのです。
本書では一章を「基礎編」と「実践編」に分けながら、スマホを私たちの最高の相棒にするための方法を徹底的に解説します。ぜひ、お手元のスマホを使いながら読んでみてください。
スマホを用いた新時代の学習法、皆さんも始めてみませんか?
東大式スマホ勉強術 いつでもどこでも効率的に学習する新時代の独学法
著者:西岡 壱誠
出版:文藝春秋(2020/3/15)