みなさん、受験当日には最低限何を持っていけばいいと思いますか?
実は、本当に最小限に持ち物を抑えると、二つで済みます!
それは「受験票」と「現金」です。受験票さえあれば、とりあえず会場に入って試験を受けることはできますよね。筆記用具や時計、その他当日に必要になりそうなものは、現金さえ持っていれば買い揃えることができてしまうので、実質受験票と現金の二つだけ持っていればいいということになります。
本当にそれでいいんでしょうか?
いいはずないですよね。当日筆記用具を買い揃える時間があったら単語の一つや二つ詰め込んだ方がよっぽどいいです。直前に勉強していた単語が出題されることだってあり得るんですから。
今回は、私、碓氷明日香(うすいあすか)が、自身の経験を踏まえて、受験当日の持ち物について教えちゃいます!
持ち物リスト
まずは持ち物のリストを、優先順位ごとに分けて作ってみました!ぜひご活用ください!
大学受験に必須の持ち物
- 受験票
- 現金
- 身分証明書
- 筆記用具
- 腕時計
- スマホ
- 飲み物
- 昼食
- ティッシュ
- 生理用品
持っていてよかったもの
- 勉強道具
- 防寒具
- 薬、目薬
- 地図
- メガネや予備のコンタクト
- マスク
- 雨具
- お菓子
大学受験に必須の持ち物
それではここから、より具体的に大学受験当日に必須の持ち物とその理由について記していきますね。
受験票
大学の「受験票」は絶対に持っていかなければなりませんね。これがないと受験することができないのですから。汚したり折れたりすることがないように、クリアファイルなどに入れて持っていくようにしましょう。受験票はサイズが小さいものが多いので、A4のクリアファイルを横に切るとちょうどいいサイズになることがあるのでおすすめです!
身分証明書
受験票を忘れた時、本人確認として身分証明書があると再発行してもらえることがあります。学生証などが身分証明書として使えるはずです。
筆記用具
鉛筆、シャープペンシル、替え芯、消しゴム、鉛筆削りなどが挙げられます。普段使っているシャーペンを持っていくと、余計な緊張を感じずに受けられます。また、共通テストをはじめとして、マーク式の試験の場合は、鉛筆を持っていかなくてはなりません。マークシートにシャーペンで書き込んでしまうと、塗りつぶすのに時間がかかったり、シートが凸凹になって解答を読み取ってもらえなかったりします。だから、マーク試験には絶対に鉛筆で臨むようにしましょう。ちなみに私は、マーク式も含まれている東大の英語の試験のために鉛筆を3本とシャーペンを2本持って行きました。
腕時計
試験会場には時計がないことが多いです。ですが、時間配分を考えて試験に臨むのが鉄則ですので、時計を見ながら試験を受けることが必要ですね。スマートフォンなどの電子機器を時計の代わりとして使用することはできないので、早い段階で腕時計を買っておいて、つけなれておくといいでしょう。文字盤が見やすいものである方が、時間を把握する時間を短縮できるのでおすすめです!また、アラームの音などで他の受験生の迷惑になるようなものを持っていくと、退場になったり没収されたりしてしまうので、設定は事前に必ず確認しておきましょう。
スマホ
試験中は電源を切っておかなくてはなりませんが、連絡手段や試験会場へのルート確認など、スマートフォンが使えるシーンというのはたくさんありますね。私は英語の試験の直前に頭を英語に切り替えるため、リスニング音源をスマホで聞いていました!
充電を気にせず使うために、朝までに充電を満タンにしておくことが大切です。持っている人はモバイルバッテリーを充電して持って行くといいでしょう。
財布
最初にも触れましたが、現金を持って行くことは非常に大切です。当日に何か忘れ物に気づいた時、大学内の購買やコンビニエンスストアで買い揃えることができるかもしれません。電車などが遅延して遅刻しそうになった時にタクシーを使って会場まで行くこともできます。普段より少し多めの現金を財布に入れておきましょう。
また、交通系ICカードは前もってチャージしておくと焦ることなく会場まで移動できます。
飲み物
休憩時間に水分補給をするための飲み物も必要ですね。緊張感をかき立てないために、普段飲んでいるものが一番です。難しい場合でも、それに近い飲み物をチョイスしましょう。試験は冬の寒い日であることがほとんどなので、リラックス効果のある温かい飲み物などを水筒で持って行くのがおすすめです!
昼食
コンビニやお店で昼食を買って食べようと考えている人にアドバイスです。できるだけ前日に買っておくことをおすすめします。当日に買うと、もしかしたら好きな食べ物が売り切れているかもしれませんよね。また、前日に買うとすると、消費期限のチェックも大切です。できるだけお腹を壊す危険性のあるナマモノは避けるといいでしょう。
ティッシュ
大抵の受験会場では、机の上に袋から出したティッシュを置くことは許可されています。普段テストでティッシュを使わない人も、試験中何が起こるかわかりません。ポケットティッシュ一袋分は最低でも出しておくといいかもしれませんね。
生理用品
女性の受験生の中には、当日に生理が被ってしまうんじゃないか、と心配している人も多いと思います。私もそうでした。そしてなんと!私は東大の二次試験の前々日に来てしまったのです!東大の試験は最高150分と長時間で、その前後も席を立てない時間があるので、連続で3時間ほどはトイレに行くことができないので、大きめのナプキンでなんとか凌ぎました。東大に限らず、長時間座ったままであることを考慮して、大きめのナプキンをいくつか用意しておくことをおすすめします。もちろん、痛み止めやカイロも忘れずに。
受験当日に持っておくといいもの
勉強道具
自分が今まで間違ったところをまとめたノート、直前に見返すことができるような問題集、単語帳など、直前に自分が何を勉強したいのか考えて各教科の勉強道具を持って行くといいでしょう。
防寒具
前述しましたが、試験本番は冬に行われることがほとんどです。カイロや上着、ひざかけなどを用意していると、もし試験会場が暖房があまり効いていなかった時も寒さを感じずに試験に集中することができます。
ですが、一方で、私が共通テストを受けた試験会場は逆に暖房が効きすぎていて暑かったです。そういうこともあるので、脱ぎ着できる格好で受けに行くといいと思います!
薬、目薬
当日急に体調が悪くなることも考えられます。試験を続けられないくらい酷い体調不良なら、途中退出するべきですが、少しの腹痛や頭痛であれば、薬で対処できるかもしれません。普段使っている薬を持って行っておきましょう。慣れていない薬を服用すると思わぬ副作用で眠くなってしまったり気分が悪くなってしまったりということもありえます。
また、共通テストでは机上に目薬を置くことが許可されています。ドライアイの人や目が痒くなりやすい人は普段使っている目薬を持って行くと良いでしょう。
地図
大学のキャンパスは広いです。大学に辿り着けても、キャンパス内で迷ってしまう、そんなこともあるかもしれません。キャンパスの地図や周辺の地図を持っておくと、いざという時に便利です。
メガネや予備のコンタクト
試験問題の訂正や試験終了時間などの情報が教室の前の黒板に書かれることがあります。目が悪いけれど普段からメガネをかけていないという人も、メガネを持参した方がいいです。また、当日にコンタクトをつけていく、という人は予備のものを用意しておきましょう。途中でゴミが入ってしまったり、外れてしまったりというハプニングが起こるかもしれません。
マスク
受験日はだいたい冬。空気が乾燥して、風邪が流行りがちです。実際、私が受験するときは新型コロナウイルスが大流行していて、感染しないように細心の注意を払っていました。中でも、やはりマスクは手放せませんね。食後に新しいものに変えることを考えると、予備のマスクも持って行くといいかもしれません。
雨具
急な雨や雪に備えて、折り畳み傘などを用意しておきましょう。私の知り合いは東北出身で、共通テストのあたりは雪が積もっているのが当たり前だったので、行き帰りはブーツを履いて、運動靴を持って行ったそうです。実際に共通テストが終わったタイミングは雪が降り出していて、傘がないとびしょ濡れになってしまう状況だったとも語っていました。
また、雨や雪で濡れてしまったものを保管できるようなビニール袋を持って行っておくと便利でしょう。
お菓子
1日に数科目受ける人も多いことでしょう。そんな時は糖分が必須!ですよね。ラムネやチョコレートなど、休憩時間に手軽に食べられるものを持って行っておくといいかもしれません。
カバン
受験当日のカバンは基本的に指定があるわけではないので、使い慣れたものを持って行きましょう。色々なものが入るカバンが好ましいですが、一方で試験中に自分の足元にそれを置いておくことを考えて、邪魔にならないようなものを選ぶ、という視点も忘れてはなりません。
参考:ホテルに宿泊する時
受験のためにホテルに宿泊する人も多いと思います。ホテルに泊まることに慣れていない人は、なるべく家の環境に近づけるようにしましょう。例えば、
- いつもの部屋着の方が過ごしやすい人は部屋着やパジャマ
- 枕が変わると寝られない人は枕
- 使い慣れた洗面用具
- ホテルが暗そうな場合は手元を照らせる照明やライト
などです。荷物の多さと自分の過ごしやすさの兼ね合いになるかと思いますが、せっかく勉強した成果が環境のせいで削がれてしまうことがないような準備をして臨めると良いですね。
恐怖の忘れ物エピソードと対策方法
余計に緊張!忘れ物体験談
東大生に受験当日の忘れ物の経験をインタビューしてみました!
Aさんは高校受験の当日、国語の試験が始まってから、消しゴムがないことに気づいて、とても焦ったそうです。シャーペンの後ろについている小さな消しゴムだけを使ってなんとかしたそうですが、書き間違いをしないように、と余計な緊張を強いられたと言っていました。それ以降の教科は友達に消しゴムを貸してもらうことで事なきを得たそうです。なんともヒヤッとする話ですね。
また、Bさんは東大の受験日当日、友達が「腕時計貸して」と言ってきたそうです。Bさんは一つしか腕時計を持ってきていなかったそうなのですが、なんと優しいことにその友達に貸してあげたそうです!2人とも受かったのでよかったですが、どうなっていたことか…。友達に迷惑をかけないためにも、忘れ物をしないことは重要ですね!
忘れ物をしないためには?
では、どうすれば忘れ物をせずに受験に臨むことができるのでしょうか?東大生なりの対策方法を教えちゃいます!
やはり大切なのは、「前日までに準備を終わらせておく」ということでしょう。できれば1週間前までには持ち物や必要なものを確認して、足りないものがあったら買っておくのが望ましいです。当日の朝に持ち物をカバンに詰めて受験会場に向かう、となると時間がなくて慌てて必要なものを忘れてしまうことがあるかもしれません。ですが、「事前準備」をしておけば、そんなことは起こらず、当日の朝に余裕をもって単語帳を開けるはずです。
前々からしっかり準備をして、また、当日もし忘れ物をしたとしても焦らず対処法を考える。勉強で焦っている受験生もいるかもしれませんが、ここを怠ると肝心な試験に集中できません。ぜひ、心に留めておいてください。
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