【大学受験】一覧で分かりやすい!高校生の失敗しない塾・予備校の選び方

【大学受験】一覧で分かりやすい!高校生の失敗しない塾・予備校の選び方

高校生になると、学校の勉強が難しくなったり、大学受験を意識するようになったりすると思います。すると必然的に選択肢としてあがってくるのが、塾・予備校でしょう。

「どこの塾・予備校に通うか」

このように悩んでいる人も少なくはないと思います。実は大学受験においては、塾・予備校の選び方一つで、志望校に受かったり、受からなかったりすると言っても過言ではありません。どこで、どのように勉強するのかというのはとても重要なことなのです。

本記事では、大学受験を見据える高校生に向けて、自分に合った塾・予備校の選び方を解説します!

目次

特徴別!塾&予備校一覧

主要な塾&予備校を特徴別にまとめた一覧表がこちら!
すでに候補が絞られている場合は、塾名をクリックすることで詳細に飛ぶことができます。

 授業形式コース・カリキュラムの特徴進路指導自習室料金
(高校3年生)
おすすめな人
河合塾集団授業難関大・医学部合格コース 大学合格コースなど 私立文系が充実1科目年間252,000円〜効率よくカリキュラムを進めたい人
駿台予備校集団授業大学の難易度に合わせて4コース 医学部コースが充実1科目年間170,000円〜短い授業時間で集中したい人
東進ハイスクール映像授業高校入門〜東大までの12段階通期講座1講座あたり75,600円〜スピード感を重視したい人
代々木ゼミナール集団授業学年、志望大学に合わせて多様なコース1講座1学期+補習111,000円〜気軽に質問・相談をしたい人
四谷学院個別指導55段階個別指導週1回年間380,160円〜しずつレベルアップしていきたい人
Z会通信教材大学のレベルや試験形式に応じたコース設定××1ヶ月2,533円〜ハイレベルな添削をしてほしいという人
増田塾集団授業レベル別の講座 最難関の早慶レベルもあり週6回年間825,000円〜難関私立大学文系に行きたい人
武田塾個別指導学年別コース×週1回年間501,600円〜逆転合格を目指す人
東京個別指導学院個別指導大学受験対策(一般入試、内部進学、推薦入試) 定期テスト対策など部活動や習い事で忙しい人
個別教室のトライ個別指導英検合格コース 不登校対策コース 中高一貫専門コース 難関大合格コース 医学部合格コース プログラミング教室  週1回年間416,016円〜完全マンツーマンを求める人
明光義塾個別指導大学受験対策 定期テスト対策週1回年間211,200円〜自立して勉強したい人
スタディサプリ映像授業各科目偏差値別に2~3の講座××月額2,178円〜場所や時間にとらわれず勉強したい人
2022年9月調べ(※現在の情報は各公式サイトでご確認ください)

各塾&予備校の特徴

効率よくカリキュラムを進めたい人は【河合塾】

生徒満足度93.6%の河合塾は、入塾時に行うカウンセリングを元にして学習プランを作成してくれます。具体的な受講プランも含まれているので、効率的・効果的な受験勉強をスタートできます。

講師は全員が受験のプロフェッショナルで、授業の質の高さは随一。難関大学や医学部志望者など、それぞれコースごとに授業が異なっているため、同じ志を持った仲間と一緒に授業を受けることができます。

集団指導といえど、一人一人にチューターがつくため、受験に関する不安ごとなどは質問することができます。

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短い授業時間で集中したい人は【駿台予備学校】

駿台予備校では、各クラスに進路指導・学習法指導のプロであるクラス担任が配置されています。そのクラス担任が、一人一人の成績を加味しながら適切なアドバイスをくれるため、学習効率を上げていくことができます。

また、河合塾が1コマ90分授業であるのに対して、駿台は1コマ50分授業です。1コマの時間が短い分、予習復習の負担は増えますが、長い時間の授業は苦手!という人にはおすすめです。

授業の質も河合塾と遜色ないものとなっており、参考書や問題集を出している有名講師も在籍しています。

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スピード感を重視したい人は 【東進ハイスクール】

東進ハイスクールは、他の予備校のほとんどが集団授業であるのに対し、映像授業を採用しているという点です。各授業の最後には確認テストが行われ、合格しないと次の授業に進めないという仕組みになっています。

講師は選りすぐりのエキスパートで、人気参考書の執筆者もいます。授業のわかりやすさはピカイチだと言えます。

また、映像授業であるため、1.5倍速で再生することもでき、自分のペースに合わせてどんどん進めていきたいという人にはおすすめです。

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気軽に質問・相談をしたい人は【代々木ゼミナール】

代々木ゼミナールは基本的には集団授業ですが、映像授業の形式も充実しています。スケジュールの都合で対面授業が受けられなかったり、取りたい授業が同じコマで行われていたりする場合には便利な制度です。

クラス担任が年間を通じてサポートしてくれる他、大学生・大学院生の学習アドバイザーが在中しています。講師以上に気軽に相談しにいけるのも良い点だと言えます。

オリジナルのカリキュラムが充実しているのも、代々木ゼミナールの特徴です。

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少しずつレベルアップしていきたい人は【四谷学院】

「55段階個別指導」というのはテレビコマーシャルやポスターなどでよく耳にする言葉かもしれません。その名の通り、四谷学院では志望大学に関わらず、中学1年生レベルから学習がスタートします。オリジナルテキストを予習として進めていき、理解度の確認を講師とマンツーマンで行います。

また、科目ごとにレベルチェックをして、実力に応じてクラスが振り分けられます。毎月受けるレベル診断テストで学力が伸びれば、上のクラスに上がることになります。自分の今の状況に合わせて、少しずつステップアップしていきたいという人にはおすすめです。

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ハイレベルな添削をしてほしいという人は【Z会】

Z会では、長い歴史の中で一貫として「ハイレベルな受験生」を対象としており、通信教材の中でも教材の良さが口コミとして多く上がっています。添削の質も高く、モチベーションを高める指導を行ってくれます。

記述問題に対応できる力をつけたい!質の高い添削をしてほしい!という人におすすめです。

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難関私立大学文系に行きたい人は【増田塾】

増田塾は難関私立文系専門の学習塾です。早慶上智、GMARCHなどの難関私立大学の合格率は、18年連続で80%を超えています。

志望クラス別に集団授業を受けながら、「個別学習サポート」で1週間に1度、40分の面談を行い、学習計画を作成してくれます。自習の仕方のアドバイスや進捗管理も行ってくれるため、時間を無駄にせずに勉強を進めていくことができます。

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逆転合格を目指す人は【武田塾】

「日本初の授業をしない塾」として売り出されている武田塾は、厳しい状況から志望校に合格する「逆転合格」を果たす人が多いのが特徴です。

授業で「わかる」、自主学習で「できる」というステップを繰り返しながら学力を積み重ねていくメソッドにより、自分のペースで進めていくことができます。自主学習というとほったらかしにされるの?と思われがちですが、そのようなことは全くありません。自主学習の効果を最大化するための、カウンセリングなどのサポートは万全なので安心です。

1コマ120分なので、他の塾と比べると少し長めであると言えます。

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部活動や習い事で忙しい人は【東京個別指導学院】

週1回から受講可能で、1授業は80分です。時間帯や曜日も自分で決められるため、部活などで忙しい人にはおすすめです。最初にカウンセリングを行い、学習レベルや状況を把握してから、個別のカリキュラムを作成してくれます。

科目によって自分に合う講師を指名することができ、講師と信頼関係を築きながら学習を進めていくことができるため、モチベーションの維持にもつながりやすいです。

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完全マンツーマンを求める人は【個別教室のトライ】

120万人の指導実績から生まれた、トライ独自の学習法が最大の特徴です。

生徒自身が講師に学習項目を説明する「ダイアログ学習法」、毎回の授業で反復をおこなう「エピソード反復法」、勉強してから1時間以内に復習をする「トライ式復習法」などを通して、確実な学力を身に付けていくことができます。

個別教室のトライでは、完全マンツーマン制度が採用されており、一人一人に合った学習計画で進めてくれるため、「完全に先生にお任せしたい!」という人にはおすすめです。

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自立して勉強したい人は【明光義塾】

明光義塾の授業の特徴は、まず最初に自分の力で考える時間が設けられるところです。分からない時は、講師が答えは教えずにギリギリのヒントを出し、自分で答えを導き出せるよう適切にサポートしてくれるため、効率よく進めていくことができます。問題を解き終わった後は、わかったこと・わからなかったことを言語化することで、振り返りが徹底されています。

「つきっきりだと流石に手厚すぎる……」「できるところまでは自力で頑張りたい!」という人にはおすすめです。

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場所や時間にとらわれず勉強したい人は【スタディサプリ高校講座・大学受験講座】

予備校や大手塾で人気の有名講師の授業を、いつでもどこでも手元の機器で視聴できるのがスタディサプリです。

わからない所までさかのぼって勉強したり、逆に得意なところは飛ばしたりできて、無駄なく勉強を進めていくことができます。科目は受験科目の全てが網羅されており、それぞれ偏差値別に2~3個の講座に別れているためレベルに合った選択が可能です。

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塾に通う必要性・メリットはあるのか?

塾に通うのには、お金がかかります。学校だけで十分なんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。

お金を払ってまで塾に通うだけのメリットはしっかり存在します。ここからは、塾に通うべき4つのメリットを解説します。

勉強の習慣が身につく

高校生の日常は忙しいものです。朝から夕方まで授業が詰まっており、それに加えて放課後は部活動や習い事などがある場合も多いでしょう。

勉強習慣を身につけるためには、定期的に勉強をする時間を取る必要がありますが、忙しい毎日を送っていると、そんな時間も確保するのはなかなか大変です。

しかし塾に通っていれば、「忙しい日常」と「勉強の時間」を区切ることができます。多くの塾では、受講する講座の時間が決まっており、メリハリをつけて勉強時間を確保することができるのです。

また、塾の自習室なども合わせて利用すれば、日常生活と勉強する場所を分けることができるため、より集中して勉強に取り組むことができるでしょう。

計画的に学習が進められる

中学生以降は、定期テストや模試、選抜試験に向けて、学校の授業と並行しながら学習を計画的に進めていくことが求められます。そのサポートを行なってくれるのも、塾に通うメリットです。

塾の中には、個別面談や学習計画の設計などのサービスを提供しているところもあります。自分が良い成績を残したい試験のために、何を、どれくらいのペースで、どのように勉強すればいいのか、講師が一緒に考えてくれるのです。

自分で計画的に学習を進めることに自信がない…という高校生には嬉しいメリットでしょう。

勉強の仕方が身につく

勉強方法にはさまざまな種類があります。そしてそれぞれ、自分に合う勉強法、合わない勉強法が存在します。効率よく勉強を進めていくためには、自分に合った勉強法を見つけることが必須となります。

塾の講師は、たくさんの生徒を見てきた、いわば勉強のプロです。勉強に関する知見を多く持っているため、自分に合った勉強方法を提示してくれるでしょう。

やる気がアップする

1人で勉強をするというのはとても孤独なことです。しかし、塾に通えば、同じ志を持った仲間に出会うことができます。仲間の存在は、勉強のやる気にもつながるでしょう。

特に集団指導の塾では、レベルごとにクラス分けがされることが多いため、同じくらいのレベルの仲間を見つけることができます。仲間のレベルが高すぎても、低すぎても、効果が薄くなってしまいます。同じくらいのレベルだからこそ、お互いに切磋琢磨し合いながら頑張れる仲間となるわけです。

大学受験の塾選びのポイント7個

塾の種類が多くてどんな基準で選べばいいかわからない!という人も多いと思います。そんな方に、塾を選ぶ際に確認すると良いのが、以下の7つのポイントです。

①授業形式
②コース・カリキュラム
③サポート体制
④立地・環境
⑤合格率
⑥料金

①授業形式

授業の形式には、大きく分けて3つあります。同じ塾内で、複数の形式を採用している塾も存在しています。

以下に、それぞれの特徴と向いている学生をまとめました。自分の学習スタイルに合ったものを選ぶことが、塾選びを成功させる秘訣です。

 集団授業塾個別指導塾映像授業型
特徴集団に対して授業を行う。学力別、志望校別にクラスが編成されることが多い。講師1人に対して、1人〜数名の生徒で個別に指導を行う。授業動画を視聴しながら、自分で勉強を進める。
メリットクラスの仲間から刺激を受けられる ・比較的安価 ・授業の質が高いことが多い自分のペースに合わせて指導がされる ・質問がしやすい理解できるまで、何度も繰り返し視聴できる ・ハイレベルな授業を安価で受けられる ・いつでもどこでも受講可能
デメリットクラスの雰囲気により集中できない可能性がある ・個別指導塾よりも目が届きにくい指導の質にばらつきがある・比較的高価直接質問することができない ・自分で学習計画を立てる必要がある
こんな人におすすめ自分で学習計画を立てられる ・分からないところを進んで質問できる ・一緒に勉強する仲間が欲しい学習計画を立てるのに苦手意識がある ・分からないところがわからないことが多い自分で学習計画を立てられる ・通える範囲内に塾がない ・忙しく、まとまった時間が取れない

②コース・カリキュラム

大学と一口に言っても、対策は全く異なってきます。国立大学は5教科を満遍なく勉強する必要がある一方で、私立大学は限られた科目をより深く勉強する必要がある場合が多いです。

ですから塾も、大学の受験形式に合わせてコース、カリキュラムが組まれることが多いです。医学部専門、私立大学文系専門、特定の大学専門などの塾も存在しています。

受験までの期間、志望校、学力に合ったコースがあるかどうかを調べておきましょう。

③サポート体制

塾によっては学習指導だけではなく、進路指導や学習相談のサポートを行っているところもあります。

受験期というと、不安や悩みは尽きないものです。「志望校はこのままでいいのか?」「この学習方法であっているのか?」というようなさまざまな悩みの相談に乗ってくれる人が塾にいるならば、不安を解消しながら勉強を進めていくことができます。

④立地や環境

通塾する場合は、通いやすい立地にあることが重要です。学校、塾と絶え間なく勉強し続けるのにはかなりのパワーが必要なことですので、通塾などの余計な負担はできるだけなくすようにしましょう。

また、授業の時間と同じくらい、自習の時間も重要です。家では集中して勉強できないという人は、自習室を解放している塾を選ぶと良いでしょう。

⑤合格率

塾の良し悪しを見極めるためにチェックすると良いのが、合格率です。過去数年の合格率や志望校の合格者数を確認すると良いでしょう。

注意していただきたいのが、大手の学習指導塾などは校舎によって合格率が異なるという点です。入塾予定の校舎の合格率を調べるようにしてくださいね。

⑥料金

月々にかかる料金は、塾、コース、講座により大きく異なってきます。自分の希望する講座の料金を確認するようにしましょう。

また、開講される講座は、普段開講されている通常講座だけでなく、長期休暇の際に開かれる特別講座なども存在します。このような特別講座は、通常よりも高額である可能性が高いので注意してください。

なお、塾によっては料金がHPなどに詳しく掲載されていない場合もあります。直接電話やメールで問い合わせるか、無料体験講座で聞くなどしながら、詳細な情報を集めるようにしてくださいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

学習塾と一口に言っても、さまざまな形態や特徴があります。塾選び一つで合否が分かれることもありますので、自分の学習スタイル、志望校に合った塾選びをしてくださいね!

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この記事を書いた人

東京大学では教育学を専攻。学業の傍ら、中高生向けのイベント企画や本の企画・編集に従事してきた経験から、人に新しい「出会い」を提供することに興味がある。ジブリとロードバイクが趣味。

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