※本稿は、西岡壱誠(著)『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』(東洋経済新報社)の一部を再編集したものです。
目標を達成できるかどうかは「努力の前の準備」で決まる
「努力しているのに結果が出ない」「頑張ろうという気持ちはあるんだけど、なかなか物事が前に進まない」
この本を開く人の多くが、こんなお悩みをお持ちなのではないかと思います。人生において、目標に向かって努力したいと思うものはたくさんあります。
「頑張って第一志望の大学に合格したい」「勉強して資格を取りたい」「任されたプロジェクトを頑張りたい」「任されたプロジェクトを頑張りたい」「溜まっている仕事をなんとかしたい」「何か新しい作品をつくりたい」「新しく始めた趣味を継続させたい」
人生というのは挑戦の連続であり、努力して目標を達成したいと考えるタイミングは人生に無数に存在することと思います。でもそんな中で、「結果が出ない」「うまくいかない」と悩む人はとても多いはず。頑張ったら頑張った分だけ結果がついてくるなら誰も苦労しませんし、気持ちの問題だけで物事が解決するなら誰も悩みませんよね。
実はその悩みは、「頑張っているとき」に解決できるものではありません。物事をスタートしてしまったときにはもう遅い。「始める前の準備」によってこそ、解決の糸口が見えてくるものなのです。
朝起きるときに、寝る前に目覚ましをセットしていればスムーズに起きることができると思います。逆に、目覚ましをセットしていないと、寝ているときにどう頑張っても寝坊を防ぐことはできませんよね。
それと同じで、勉強や仕事の効率を上げて目標を達成するためには、「努力する前の準備」が大事なのです。
僕たちがそう考えるようになったのは、1つの根拠があります。東大生の努力を分析していると、その共通点として、「努力するための準備期間」がきちんと存在することがわかったのです。僕たちチームドラゴン桜は漫画「ドラゴン桜2」の制作・情報提供のために発足した、「勉強法研究のスペシャリスト集団」です。現役東大生や有名予備校講師、大学の准教授など、多くの人材が集結して、次のようなことをしています。
・東大生300人以上にアンケートを実施し、彼ら彼女らの勉強のしかた、使っていた参考書、生活習慣、目標達成のための試行錯誤のしかたなどのデータを収集
・彼ら彼女らに細かくインタビューして、大学の教育学部の先生からもご意見を伺いながら分析
・分析結果をもとに、実際に全国の学校現場に「リアルドラゴン桜プロジェクト」という形で情報提供、学生方の生の意見を収集
・これらのことを、東洋経済オンラインをはじめとするネットメディアで公開
代表は、現役東大生作家で「ドラゴン桜2」の編集協力もした西岡壱誠です。彼は高校3年生の時点では偏差値35だったにもかかわらず、そこから東大に逆転合格した、まさに「リアルドラゴン桜」な人物です。
そんな僕たちが東大生の努力を分析し、実際に受験生に実践してもらってわかってきたのが、「努力の前の準備」と言う概念です。東大生は、勉強する前に手帳を使って勉強するべき内容を整理したり、自分の状況を分析した上で月のはじめに勉強計画を練ったりして、受験戦略を立て、その上でそれを実行に移しています。そうした準備の習慣が身についているからか、東大生は社会に出た後も、仕事の面でも「準備」をして、結果を出していきます。仕事の前にしっかり目標を数値で決めたり、優先順位を上手に定めたりしているのです。
この本について
本書は、東大生たちの「努力の準備」をまとめたものです。これまで努力でうまくいかなかった、結果が出ずに苦しんだ経験があるという人が、さまざまな分野で努力して結果を出せるようなテクニックをご紹介させていただければと思います。
なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること
著者:チームドラゴン桜
出版:東洋経済新報社(2025/1/29)
頑張りたくない、わけじゃないけど、「ムダな努力」はしたくない。
◆「もっと頑張れたはずなのに」もう後悔はしない!◆
「性格の4タイプ」×「仕事の4タイプ」で、
目標達成率100%の「事前準備」がわかる!
◆18の準備で「ムダな努力」を徹底排除!◆
・「不要なタスクに、注力してしまう」→「やるべきこと」を明確にする4つの準備
・「あれこれ手を出して、結果につながらない」→「迷う余地」を排除する5つの準備
・「単純作業を、つい後回しに」→「条件反射」を利用する4つの準備
・「飽きてしまって、続かない」→「人間の弱さ」を逆手にとる5つの準備
公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!
カルペ・ディエムでは、学校や保護者のみなさまが抱える懸念やニーズに応える形で、講演・講座・ワークショップを提案し、それらを実施しております。
生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。
私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。
ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。