※本稿は、松本陽(著)『教育超大国インド』(星海社出版)の一部を再編集したものです。
教育熱心なインドを見たからこそ分かる、日本の教育の良さ
皆さんはインドと聞いて、どんな国を思い浮かべますか?
「住みにくそうな国」「発展途上の国」と考える人も少なくないでしょう。しかし、実際のインドは新たな会社や大学が続々と誕生し、「爆進」とも言える勢いで発展していっており、教育面でも非常に大きな発展が日々繰り返されています。そう言われると、日本人にとってのインドのイメージと、実際のインドとの間にギャップがあると言えそうです。
この本は実際にインドで過ごした筆者が、自身の経験をもとにインド像を捉え直すことを目的とした本になります。しかし、以上のようなインドの実情を知ってしまうと、多くの人は逆に「教育政策が停滞している日本と比べてインドは未来がある」と思ってしまうのではないでしょうか。ですが、そんな教育熱心なインドを見つめ直したからこそ、日本の良さ、日本の教育の良さに気づけるのです。人口減少と経済停滞にあえぐ日本、猛烈な勢いで発展するインド、両者は全く対象的であるように感じられますが、互いに学び合えることがあるはずです。
この本について
この本は、教育系の仕事を経験してきた筆者が、実際にインドで過ごして理解できたインドの実情を紹介する本です。等身大のインドを描き、日本人が持つ偏見を払拭しつつ、教育熱心なインドと日本を比較することで、逆に日本の持つ良さに気づける、そんな本になっています。
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教育超大国インド 世界一の受験戦争が世界一の経済成長を作る
著者:松本陽
企画:西岡壱成
出版:星海社出版
世界一の経済成長を支えるインドの教育産業と受験戦争
人口世界一、GDP世界5位のインドが発展を遂げた鍵は「教育」にある。グローバルな活躍を準備する早期からのIT教育、ベンチャー精神を養う熾烈な受験戦争ーーグーグルやマイクロソフトのCEOを輩出し、ベンチャー企業数で世界トップクラスを誇るインド経済の本質を、ベネッセグループのインド現地法人で取締役を務めた著者が「教育」を切り口に分析する異色のインド入門書にして、「今のインドは高度経済成長期の日本かもしれない」「インドにいることで、日本の良さを改めて強く感じられるようになった」と唱える著者が、日本とインドの交差点からの日本の未来を願う、日本経済復活への提言書。
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