※本稿は、西岡壱誠(著)『「発想力」と「想像力」を磨く 東大アイデア』(マガジンハウス)の一部を再編集したものです。
「アイデア」は誰もが生み出せる?
この本のタイトルにもある「アイデア」という言葉は、普段の日常生活においても多く使われています。
皆さんが「アイデア」という言葉を口にするとき、あるいは見聞きするとき、「アイデア」という単語に対してどのようなイメージを抱くでしょうか?
「アイデア」は頭が良い人が出せるものでしょうか?それとも何もないところから勝手に出てくるものでしょうか?問題をあっという間に解決してしまう、何か魔法のようなものなのでしょうか?
本書が取り上げる「アイデア」はそういったものでありません。「アイデア」は何か頭のいい人にしか出せないものではなく、「方法」を学ぶことで誰もが生み出せるものなのです。
本書では著者が東大受験を経て培った、誰もが身に付けられる「アイデア」創出の方法を紹介します。
「アイデア」創出のための三つのステップ
そもそも東大の入試問題は、受験生の「アイデア」力を試すように作られています。
つまり、受験生の「知識量」を問うのではなく、知識の「運用能力」を問う問題になっているということです。そしてそれこそがまさに、「自分の頭で考えて表に出す」、つまり「アイデアを出す」という構造になっているのです。
東大も、きちんとした道筋に沿ってしっかりと勉強すれば合格できるように、「アイデア」を出すというのもきちんとしたステップを踏めば誰でもできることなのです。
具体的には、①【目的】アイデアの目的を考える・②【調査】アイデアの先行事例を調査する・③【発想】日常生活からアイデアを発想する、の三つのステップを経てアイデアは生み出されます。
本書ではこの三つのステップについて詳しく分析し、具体的な運用方法、身につけ方を詳しく解説します。学生の皆さんも社会人の方も、どなたにとっても役に立つ本となっています。
「発想力」と「想像力」を磨く 東大アイデア
著者:西岡 壱誠
出版:マガジンハウス(2019/12/12)