【試し読み】超カンタンなのにあっという間に覚えられる! 現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術

※本稿は、西岡壱誠(著)『超カンタンなのにあっという間に覚えられる! 現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

「楽しくない」暗記を「楽しい」ゲームに

「暗記が終わらない……」、「どのように暗記すればいいかわからない……」、「暗記がつまらない……」……

国語・数学・英語・物理・日本史……、高校生の皆さんは膨大な数の科目を普段から勉強しなければなりません。そして冒頭にもあるように、「暗記」というのはどの科目を勉強するにも付きまとってくるものです。

避けられないとはいえ、何かを暗記するというのはとても労力がかかることです。実際、高校レベルの学習内容を一から全て覚えるというのは、よほど記憶力に優れている人でもない限り凄まじい時間と努力を要するものになるでしょう。

しかし、どうにかして「楽に覚えたい、楽しく覚えたい」というのは誰しも一度は思うことでしょう。そんなことは可能なのでしょうか?そしてそれはどのような方法なのでしょうか?

本書はそんな人たちのために、現役東大生である著者:西岡壱誠が編み出した「ゲーム式暗記術」を詳しく解説したものです。楽しい「ゲーム」と大変な「暗記」。これら二つを組み合わせることで、楽しく、かつ効率的な学習が見込めるのです。

「楽しく」熱中し、「楽しく」覚える

本書では英単語の暗記から歴史事項の暗記まで、多種多様なケースに応じた「ゲーム式暗記術」が紹介されていますが、ここではその一例を見てみましょう。それは、「英熟語ポーカー」です。

「ポーカー」をご存知の方は多いでしょう。トランプの山札から一人5枚ずつの手札が渡され、プレイヤーは手持ちの札を捨て、山札から新たに補充するなどして「役」を作ります。そうしてできた「役」の強さによって勝敗が決まります。

これを、英語の熟語を暗記できるように改良したものが「英熟語ポーカー」です。「動詞カード」の山と「副詞・前置詞カード」の山をそれぞれ作り、プレイヤーはそれぞれの山から3枚ずつカードを引きます。あとは通常のポーカーと同じように、6枚の手札のいずれかを捨てるなりして意味が通じる2語、あるいは3語からなる「熟語のペア」を作るのです。

動詞:「give・come・put・run・hold・keep・take・set・look・bring・pass・get・stand・lay・break・carry・call・turn・make・go」

副詞・前置詞:「away・about・to・on・along・up・down・back・in・over・out・through・off・from・with・after・for・by・into・aside」

さて、皆さんならこの山札の中からどんな熟語を作り出すでしょうか?

このように、「ゲーム」と「暗記」を組み合わせて楽しく学ぶ方法は実はたくさんあるのです。楽しく熱中すればするほど覚えられる、他の人と一緒にゲームをやればさらに効率が上がる、そんな夢のような暗記術を皆さんも身に付けてみませんか?



超カンタンなのにあっという間に覚えられる! 現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術
著者:西岡 壱誠
出版:ダイヤモンド社(2017/4/5)

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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