※本稿は、西岡壱誠(著)『東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>』(扶桑社)の一部を再編集したものです。
『ゲーム』という『型』に習慣を落とし込む『東大式』を身につけると、誰でもあらゆる効率が爆発的に向上する!
本書は、このテーマのもと「東大式習慣」をみなさんにお話しして、この本を読んだ人が、より効率的な行動を取れるようにご説明していくものです。
でも、みなさんの中には、こうツッコミたい人がいるのではないでしょうか。
・ただの大学生がなんでそんなこと言えるんだよ!?
・『誰でも』って言うけど、お前、東大生だろ?もともと頭がいい人にしかできないものなんじゃないの!?
お気持ちは痛いほどよくわかります。が、しかし大丈夫です。まったく問題ありません。なぜなら僕は、もともと偏差値35のゲームオタクで、2浪してなんとか東大に合格した、いわゆる「ナチュラルボーンな東大生」ではない人間だからです。
この「東大式習慣」は、そんな落ちこぼれの僕が、合理的で論理的な東大生に追いつくために作った効率化のメソッドなのです。
東大生はみんな効率的
僕がなんとか2浪して東大に入ったころの話です。多くの東大生と絡む中で、めちゃくちゃ劣等感を覚えるようになりました。なぜなら彼ら彼女らは、常にとても合理的で効率的なんです。たとえば、東大生の中でも本をたくさん読む人とそれほど読まない人とにはっきりと分かれます。でも、本を読まない東大生もすごく豊富な知識を持っています。その中の一人に聞いてみるとネット記事の中から自分が今、読むべき記事を効率的にピックアップする仕組みを作っていると言います。
しかも東大には、3000字のレポートに1時間かからない人がたくさんいます。そして、そのレポートを読ませてもらうと完璧なものではないけれど、要点はきちんと押さえられている場合が多いのです。
完璧なレポートを書く必要がないなら、それに何時間もかけていられないよな。それなら要点を絞って書いた方が単位はもらえるだろうし
と言い、驚くべき速さでレポートを仕上げるその東大生は教えてくれました。
(もちろんその人は宣言通り、単位を獲得していました。)
そこで思いついた「ゲーム式習慣術」
とは言っても、僕には東大生の習慣をマネすることはなかなかできませんでした。でも、それではいつまで経っても東大生には負けたままです。では、どうすればいいか?考え抜いた末の答えは、こうでした。
マネできないなら、エッセンスだけを抽出して、簡単なものに作り直してみよう!
そう考えた僕は、自分の大好きなゲームと組み合わせることで、誰でも簡単にかつ効率的に行動・思考できるようになる習慣を考えつきました。その名も
ゲーム式習慣術
僕自身、この習慣を身につけ、他の東大生に負けないくらい効率的に行動できるようになったと、ささやかながらも自負しています。
ゲームも人生も自分が行動しなければスタートしません。
みなさんも、よければこの本を読んで、新しい習慣作りの冒険を始めてみませんか?
東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>
著者:西岡 壱誠
出版:扶桑社(2018/7/13)