黒沢尻北高校 リアルドラゴン桜プロジェクト 第4回 ~3年生~

カルぺ・ディエム講師の西岡壱誠講師と奥村亮太講師(教養学部2年生)が、2023年8月3日に、黒沢尻北高等学校の東京大学を目指す高校3年生を対象に、『受験生の志望大学』をテーマに講義を開催しました。本記事では、授業の様子を、当日講師を勤めた奥村がレポートします!

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黒沢尻北高校 リアルドラゴン桜プロジェクト 第1回 2023年4月24日に、カルペ・ディエム講師の西岡講師が、岩手県立黒沢尻北高等学校の2年生・3年生を対象に「リアルドラゴン桜プロジェクト」の第1回講義をオンラインで行いました。

「リアルドラゴン桜プロジェクト」とは?
ドラゴン桜の作者、三田紀房先生の母校「岩手県立黒沢尻北高等学校」では、
東大合格者を出すために学校内で取り組んでいる「東大励志プロジェクト」の一環として「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施しています。
カルペ・ディエムに所属する東大生、その中でも地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた「リアルドラゴン桜」な人たちが中心となって、生徒たちの指導に携わります。
「ドラゴン桜」で描かれた桜木先生と生徒たちのように、講師自身の経験や学習メソッドもエピソードを交えて伝授され、将来の夢や志に挑戦できる生徒の育成を目指しています。

目次

受験生の思い

講義の初めに、受験生みんなに今の志望校とその理由を聞きました。このリアルドラゴン桜プロジェクトが始まった当初から変わることなく東大を目指し続けてる子もいますが、半数以上が東大以外を目指そうとしていました。将来の夢が変わった子、自分の夢をより実現できそうな他の大学を目指す子、授業が難しくて諦めかけている子、いろいろな理由がありました。

多くの受験生に当てはまることですが、夏頃になって入試が近づき、模試も増えてくると自分の学力に自信を持てず志望校を変えてしまいたくなります。そんな中でも自分自身で一番納得のできる選択をして欲しいと思い、さまざまな話をさせてもらいました。

東大に落ちそうだと思う理由

多くの子が志望校を変える理由になる「東大は難しくて合格できない」という悩みについて考えるため、「東大に合格できないかもしれない」と思う理由を思いつく限り書いてもらいました。

東大以外に志望校を変えようとしている子たちからは、「東大を目指してA判定をもらっているライバルたちに勝てる気がしない」「入試本番までに勉強が間に合わない気がする」といった意見が多く見られました。たしかに東大を目指す上で学力に悩まない人は少ないでしょう。しかし、こういった悩みは他の大学には当てはまらないのでしょうか。どんな大学であれ、しっかりと勉強して受かろうと思うと自分より勉強ができるライバルがいるものです。つまり勉強して大学に入ろうと思うと、学力が足りないのではと不安になることは避けられません。

しかしこういった悩みは全て未来の話です。未来がどうなるかなんて知っている人はいません。学力が足らずに不安で志望校を変えようと悩んでしまうぐらいなら、一旦志望校のことは忘れてしまって、とにかく自分の実力を上げることに専念してみることも一つの方法です。

大学に落ちるとはどういうことか

学力の悩みについて考えた後に、もしも落ちて浪人してしまったらどうなるのかについて、西岡講師に実際に二浪したときの経験を踏まえた講義をしてもらいました。受験生たちは判定が悪くて不安な人が多いですが、西岡講師が二浪していたとき東大模試でA判定をとっても受かるとは思えなかったようです。どれだけ良い点数がこようと受かる自信が持てないなか、それでも東大を諦めることはできなかったんだと受験生に語ります。「浪人して頑張って東大に受かっても人生バラ色とは限らない」と言いながらも、落ちたときの友人との話や東大を受ける道を選び続けた理由についてたくさん語ってもらいました。受験生たちには、自分の目標を諦めない難しさとそれがいかに大事であるかが伝わったように思います。

この講義が、ただ学力が足りないからと東大を諦めるのではなく、自分にとって一番良いと思える決断をするためのヒントになったら嬉しいです。


公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校様・保護者様のお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。

生徒の皆さんの大学選び&学部選びのワークショップ、モチベーションアップを目的とした講演、探究学習授業、長期休暇の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しています。

講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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