みなさんこんにちは!そろそろ新年度でオリエンテーションや遠足など様々な機会があります。今回はそのような機会に使える『バスレクリエーション』を普段ボランティアで様々な世代との交流を行っている現役東大生がご紹介します!よろしくお願いします!
小学生向けバスレクリエーションの重要性
バスレクの目的と効果
バスレクリエーションとはバスの中で行うレクリエーションのことです。遠足などの長時間の移動で退屈しないために行われることが多いですが、レクリエーションを行うことによってメンバー同士の親睦が深まったり参加者の一体感を作ったりすることができます。またその後の行程の盛り上がりに向けた橋渡しの役割もあります。ぜひこの記事を読んでバスレクを成功させましょう!
低学年向けのバスレク16選
小学生向けのバスレクを考える際に大事なのがレベル感です。あまりにも簡単すぎるとつまらないですし、難しすぎてもうまく進めることができません。また集中できる時間にも差があります。ここでは低学年むけ(1〜3年生)と高学年向け(4〜6年生)に分けてご紹介します。
伝言ゲーム系
伝言リレー
ご存知の通り、簡単なお題を一人ずつ伝えていき、最後に正解を当てるゲームです。バスの中で声もかき消されるので比較的簡単に行うことができます。ただし乗り物酔いをしやすい人への配慮を行う必要があります。伝言リレーを行う際は乗り物酔いしやすい人や寝たい人などを前方の座席に座るように誘導するなど工夫しましょう。なお伝言ゲームはお題によって難易度が変わる(単語を伝えるのか、文章を伝えるのかなど)ので、状況に応じて難易度調整がしやすいです。
ジェスチャー伝言
伝言リレーの発展版で、ジェスチャーだけでお題を伝えていくゲームです。バスの中では座っているので足や体を使うことはできません。手しか使えないので難易度が上がりますが、こういったことは大人よりも小学生の方が得意なことも多いです。たとえばみなさんだったら「嬉しい」という言葉をどうジェスチャーで表現しますか?
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絵描き伝言
簡単な絵を描いて伝えていくゲームです。紙や小さいホワイトボードを準備するのが大変だったとしても、前の人の背中に指で絵を描くなどの工夫ができます。
しりとり・連想ゲーム系
しりとり
みなさんのよく知るあの「前の人の言葉の最後の文字から始まる言葉を言うゲーム」です。言葉のジャンルを縛ったり、後ろ2文字を被せるといったレベルアップの工夫もできます。バスに乗っている全員でやるとよくわからなくなるのでグループ分けをして実施したりしましょう。
連想ゲーム
ある言葉から連想される言葉を言い合うゲームです。山手線ゲームとしても知られている有名なゲームで、手で拍を取りながら一定のリズムの後にお題に沿って単語を言っていきます。「果物」や「動物」など、簡単なテーマを設定すれば誰でも楽しく参加することができるはずです。
お題探しゲーム
バスや風景の中から指定されたものを探すゲームです。(例:赤いもの、丸いものなど)
遠足や修学旅行など非日常の中で行うゲームですので、身の回りの景色に注目したゲームは盛り上がること間違いなしです。
クイズ系
○×クイズ
簡単なお題に対して○か×で答えるクイズです。教員や生徒の自己紹介についての○×クイズや当日の旅程に関する○×クイズなども面白いです。さらに最後にバスマナーなどについてもクイズにするといい形で終われるのではないでしょうか。
動物クイズ
動物に関するクイズです。鳴き声クイズや、特徴クイズなどがあります。アキネーター方式で順番にヒントを言っていき、何の動物かを当てるという形で行うと一体感のあるレクリエーションになります。
色当てクイズ
先生が言った色のものを当てるクイズです。手を上げて発言する方式でも良いですが、順番に回していくと発言が苦手な人でも発言する機会があるので、積極性などの教育にも繋げることができます。
ゲーム系
ビンゴゲーム
みなさんにお馴染みのビンゴですが、数字だけではなく、簡単な絵柄や言葉が書かれたカードを使ったビンゴも面白いです。生徒が好きな動物の絵をかき、先生が色々な動物の名前を言っていき合致したところに印をつけるといった形にすると面白いです。その場合カードを隣の人と交換してもらっても面白いですね。
手拍子ゲーム
手拍子に合わせて簡単なリズムを刻むゲームです。先生の叩いたリズムと同じリズムを続けて叩きます。手拍子が揃った時の一体感は感動的です。
レクリエーション系
風船バレー
風船を落とさないように、隣の人と協力してラリーを続けるゲームです。バス内だと一人の可動域が小さいのでみんなでかなり協力する必要があります。
歌・手遊び系
歌合戦
チームごとに分かれて童謡などを歌い、どちらが上手いかを競うゲームです。2列ずつのチームに簡単に分けることができます。ただ歌うのはハードルが高いので、イベントの最初に行うのではなく場があたたまってきてから行う方が良いでしょう。
手遊び歌
手遊びをしながら歌う歌です。(例:グーチョキパー、むすんでひらいて)
バスの歌
「バスごっこ」や「お弁当バス」など、バスに関する歌を歌います。音楽の時間にあらかじめ練習しておくのも良いですね。
その他
自由時間
余った時間は子どもたちに自由に過ごしてもらうのも良いでしょう。ただしここに至るためにはある程度の仲が必要なので、その点は気をつけましょう(絵本を読む、おしゃべりするなど)
高学年向けのバスレク19選
高学年は、低学年よりも複雑なルールや思考力を必要とするゲームを楽しめるようになります。また、友達と協力したり、競い合ったりするゲームも好むようになります。
1.言葉遊び系
しりとり
普通のしりとりだけでなく、テーマを設定したり、英語のしりとりを取り入れてみましょう。子供たちにテーマを考えてもらうのも盛り上がるでしょう。
連想ゲーム
抽象的な言葉や、より幅広い分野からの出題で難易度を上げましょう。スピードを上げるとさらに難易度も上がります。
アナグラム
出された文字を並べ替えて単語を作るゲームです。紙とペンがあれば簡単かもしれませんが、バスの中でやると意外と難しいものです。
早口言葉
難しい早口言葉に挑戦してみましょう。誰が一番上手に言えたか勝負してみるのも楽しいかもしれません。
ことわざクイズ
ことわざの意味を問うクイズや、ことわざの穴埋めクイズを出題します。普段の国語の授業の復習にもなり、さらに理解力がアップするはずです。
2.クイズ系
クイズ系のレクリエーションはチーム戦などで行うと一人ひとりの役割が大きくなり一体感も生まれるのでおすすめです。
イントロクイズ
最新の曲や、瀧廉太郎のような少し昔の曲も混ぜてみましょう。チーム対抗戦でポイント制にしても盛り上がるはずです。
時事問題クイズ
ニュースや社会問題に関するクイズを出題します。勉強にもなりますね!
歴史クイズ
日本の歴史や世界の歴史に関するクイズを出題します。授業でやった範囲などを出題すると記憶定着にも繋がります。
理科クイズ
科学現象や自然に関するクイズです。「月の大きさが変わるのはなぜでしょう」といったような教科書のコラムに載っていそうなことを取り上げると面白いでしょう。
雑学クイズ
幅広い分野から、面白い雑学クイズを出題します。しばらく出題したのち、児童側から雑学を集めてもいいかもしれません。
3.ゲーム系
ワードウルフ
お題が書かれたカードを一人ずつ引き、多数派と少数派に分かれるゲーム。それぞれ話しながら少数派を見つけ出すゲームです。大人数で行うとまとまらないのでこちらも近い座席の人同士などでグループを作って行うのが良いでしょう。
人狼ゲーム
村人の中に紛れ込んだ人狼を見つけ出すゲームです。先生はゲームマスターとして参加するのがいいでしょう。
ナンジャモンジャ
変わった形のカードに名前をつけて、その名前を早く思い出し言えた人が勝ちというゲームです。記憶力と瞬発力を競うゲームです。
ジェスチャーゲーム
高度なジェスチャーに挑戦してみましょう。「野球をしているうさぎ」など架空のお題にしても盛り上がるでしょう。
4. 創造性・表現力を活かす系
ストーリー作り
みんなで順番に文章を付け足して、面白いストーリーを作っていくゲームです。
替え歌
既存の曲の歌詞を替え歌にするゲームです。難易度は少し高いですが、上手くハマると盛り上がること間違いありません。
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俳句・川柳
テーマを決めて、俳句や川柳を作るゲームです。こちらも難しいですが、帰りのバスできょうのできごとをテーマに詠んでもらうと、その日を振り返ることができて一石二鳥ですね!
その他
心理テスト
簡単な心理テストで盛り上がりましょう。クラスの人の本当の気持ちがわかるとみんな盛り上がること間違いなしです!
都市伝説
怖い話や不思議な話を披露し合います。あまり怖がらせすぎないように気をつけてくださいね。
小学生が楽しめるバスレクの工夫
季節やイベントに合わせたアイディア
ゲームを楽しんでもらうにあたっては、そのイベントの趣旨や目的をよく理解し、それにあったものにする必要があります。季節なども考慮しましょう。クイズの内容やお題などに季節性やそのイベントに関連するものを入れるなどの工夫を取り入れましょう。
子供の興味を引くテーマ選び
子供達の普段の会話などにも気をつけ、どのようなことが子供の間で流行っているのかを把握しておくことがイベントのファシリテーターとして重要です。それに関連したクイズなどを出題すると盛り上がること間違いありません!
バスレクを成功させるためのポイント
指導者の役割と進行のコツ
指導者はレクを盛り上げる立場です。常に笑顔で接し、ルールをわかっていない人がいないかなどの気配りも欠かさないようにしましょう。特に説明は事前に準備し、chatGPTなどの生成AIで自分の説明に不備がないかを確認するようにしましょう。進行にあたっては間延びしないように注意しましょう。
子どもたちの安全とルール設定
バスの中で行うことからシートベルト着用等の最低限のことができるようなレクリエーションにしましょう。また乗り物酔いしやすい子供などへの対応を忘れないようにしましょう。
バスレク導入後の振り返り方法
何事もPDCAを回すことが重要です。バスレクについても会が終われば振り返り、次より良いものを提供できるようにしましょう。
子どもたちの感想収集の方法
フォームやアンケートなどで集めるのも良いですが、堅苦しくなってしまうので、食事の時間にそれとなく聞いてみるなどが良いでしょう。ジェスチャーゲームのようなお題がたくさん必要なものはアンケートをとってみてもいいかもしれませんね。
次回に向けた改善点の見つけ方
子供のみならず周りの先生たちの評価などを聞いてみるのも有効です。自分は知らないような児童たちの本音を他の先生なら知っているかもしれません。
最後に
今回は小学生向けのバスレクリエーションについて紹介しました。みなさんも様々な工夫をしてバスレクを成功させましょう!ありがとうございました。
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