2025年の共通テストが終わりました!皆さんは何点取れましたか?
カルペディエム所属の東大生が今年も「共通テスト」に挑戦しました!
果たして、東大生たちは「何点」とれたのでしょうか?
2025国語には、3人の東大生が挑戦しました。実際の点数や感想、解いた順番や難易度、得点源や今後の対策方法など、今年の共通テストをさまざまな角度で考察しました!
本日の点数は
- Aさん 181点(現役時代172点)
- Oさん 163点(現役時代150点)
- Fさん 132点(現役時代181点)
でした!
Q1:問題を解いた順番を教えてください。
Aさん・Oさん「古文→漢文→論説→小説→実用的な文章」(第4問→第5問→第1問→第2問→第3問)の順で解きました。
Fさん 第1問から順に解きました。
Q2:時間配分を教えてください。
第一問20分
第二問15〜20分
第三問15分〜20分
第四問10分〜15分
第五問10分〜15分
Q3:難しかった問題は何ですか?理由も教えてください。
全員から声が上がったのは……「第2問(小説)」
・読みやすい反面、選択肢を選ぶのが多少難しかった。読み違えが生じてしまった。
・比喩表現が多いことや、明確な解答根拠をとってくることが難しい問題もあったように思う。語句の意味を問う問題も無くなり、文章の読解だけで戦う必要があった。
第2問の小説は問7では選択肢がやや紛らわしい。
東進 共通テスト解答速報2025より引用
問7は、傍線部の最後の「捨てておいていい、殻のようなもの」を「自身の価値観」の揺らぎと捉えられるかどうかが正答の鍵となったようです。
以下その他の感想
・第一問が引用ばかりで中々主題をつかみにくく感じた
・第三問は時間をかければできるが、時間をかけないと難しいだろう。ただ、作問意図と実際の問題とのミスマッチが見受けられると感じた。
Q4:得点源の問題はどこだと思いますか?理由も教えてください。
全員から声が上がったのは…「第5問(漢文)」
・古文漢文は本文が短いため時間をかけずに取りやすい。
・例年通り複数の漢文を組み合わせる問題が出題されたが、二つの文章の関係もわかりやすかった。「また」の意味を問う問5は新形式で解きにくかったものの、選択肢が減ったこともあり他は選びやすいものが多かったと思われる。
古文・漢文は例年通り得点源となったようです。ちなみに新形式「第5問、問5」はこちら↓
東進 共通テスト解答速報2025より引用
Q5:自分が受けた年と比べて、難易度や傾向はどうでしたか?
東大生からの声は……「難しくなっている」「易しい」どちらの意見も
「選択肢が減った」「時間が増えて楽になった」「第3問に時間がかかる」などの声もあり。
以下詳しい感想↓
・自分が受けた10年前に比べれば難易度的には上昇しているだろう。新傾向を差し引いても明らかに難しくなっている。
・ほぼすべての問題で選択肢が4つに減り、紛らわしい選択肢も少ないため易化した。
・大問3が新形式の問題として追加され、試験時間が90分に延長されるなど変更が大きいため、初年度である今年は様子見で易しくしたか。
・第3問の対策をしっかりと行っていなかった受験生にとっては時間がやや厳しくなったように感じる。第3問に時間を割きすぎなければ、全体的に見ると時間はやや楽になった印象。
特に第1問・第2問などで、選択肢が減って楽になったという声が多かったです。ただ、今年の選択肢減少は新形式の様子見であり、来年度以降は選択肢がまた増えるという見方もありました。
Q6:今年はどんな能力が特に試されていたと思いますか?
「情報収集能力」「資料活用」
・例年は第1問で本文以外の文章が出題されていたが、今年は1つのみになっており、現代文では共通テスト独特の出題は減ったように思われる。
・その分第3問に負担がかかっており、ここをいかに素早く時間内に解くかが鍵となっていた。新傾向で配点が少ない第3問を捨てようとした受験生をふるい落とそうとする傾向が見られる。
・大問3以外は例年通りで、大問3では説得力のある文章をどう構成するか、資料を正しく読み取るだけでなく活用できるかが問われた。
やはり鍵は新傾向の第3問でした。第3問は時間をかけて解かなければいけないのにもかかわらず配点が低いので、今後もしっかり対策する必要がありそうです。
Q7:今後の勉強ポイントを教えてください。
「第3問をたくさん解いて慣れる」「その他は通常の国語対策を怠らない」
実際の感想はこちら↓
・多数の文章を精読して読解スピードを上げるべき。
・大問3は予想問題や試作問題を解いて同じ形式に慣れておく。
・第3問は配点が少ないものの、慣れてしまえば短時間で高得点を狙える大問なので、捨てることなくきちんと対策をする。
・それ以外の大問は正解の選択肢を分析するだけでなく、間違いの選択肢でもどこがおかしいのかまで分析したり、ハイレベルな人は選択肢なしで問題の解答を記述する。論説は論理関係を把握する・小説は心情を把握するなど、通常の国語の対策が重要。
Q8:全体の感想を教えてください。
・冷静になってみれば標準クラスと思われるが、時間制限付きで解くには難しいだろう。
・来年度以降は選択肢が増えたり問題文の分量が増えて、90分フルで使わないと解き切れなくなると思われる。
・第1問は「みる」「する」や主体と客体など二項対立に見せかけた言葉が出てくるものの、単純な二項対立では書かれておらず読解しにくい場所もあった。第4問でもリード文や注釈をよく読まないと解けないようになっていた。
・全体を通して、本文は難しくなっていたように感じる。しかし、選択肢が減ったことにより曖昧な選択肢が消え、最後に残った2択で迷うということは減った。文章は難しかったが答えはとりあえず合っていたという人もいると思う。
・個人的には第5問の文章Ⅱ(下画像)で「すばやく数ページ本を読むことより、文字ごとに丁寧に理解する方が良い」という内容は、時間に追われ速読を求められる共通テストを皮肉っていてとても好み。
東進 共通テスト解答速報2025より引用
時間制限や選択肢の個数に言及した感想が多かったです。
新形式の第3問が鍵になった2025共通テスト国語。さらに多様化する問題1つ1つに、抜かりない国語対策が必要になることでしょう。
公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!
カルペ・ディエムでは、学校や保護者のみなさまが抱える懸念やニーズに応える形で、講演・講座・ワークショップを提案し、それらを実施しております。
生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。
私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。
ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。