現役生は知っておくべき!成績が伸びるタイミングと生徒の特徴

現役生は知っておくべき!成績が伸びるタイミングと生徒の特徴

現役の大学受験生の皆さん、模試や学校の試験の成績が伸び悩んでいると感じたことはありませんか?

「どうやって勉強したらいいんだろう……」

「とりあえずおすすめされた参考書を解いているけど、成績が伸びないな……」

そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。今回は現役受験生の成績が伸びるタイミングと、成績を伸ばしやすい生徒の特徴についてご紹介します。

目次

成績が伸びない原因を見つけよう

毎日頑張っているのに成績が上がらない…その勉強法には複数の要因があるかもしれません。普段勉強している中でやってしまいがちな間違った勉強法を以下に挙げておきます。

演習ばかりを繰り返していないか?

勉強でついつい陥りがちな罠に、「たくさん演習をして勉強した気になってしまう」ことがあります。確かに難しい問題を解くことはやりがいがありますが、それだけでは基礎が固まらず、復習がおろそかになり、自分の苦手な分野や弱点を把握しにくくなります。様々な問題に対応するためには、むしろ基礎的な問題をたくさん解くことが大事です。筆者もたくさん基礎問題を解いて力を蓄えてきました。

学習計画のペースは適当か?

受験は長期戦です。無理しないと達成できないような学習計画だと、計画倒れや無駄な努力が生じる可能性もあり、途中でモチベーションが低下してしまうこともあります。また余裕のありすぎる計画だと勉強に集中しにくく、学習が惰性になりがちです。学習計画を立てる際には、どの時期に何の参考書をどれくらい進めるべきか具体的に詰める必要があります。

参考書を眺めるだけで終わっていないか?

参考書を眺めてひたすらにマーカーを引いているだけでは、知識は完全には身につきません。重要なのは、「わかった」ことよりも、自分の頭でしっかりと「理解している」かどうかです。参考書だけに頼ると知識が曖昧になり、演習だけに頼ると知識が定着しません。効率的な勉強法を実践するためには、参考書と演習のバランスを取ることが重要です。

学習環境は適切か?

環境的な要因(例えば、家庭環境や友人関係、生活リズムの乱れなど)も、成績に影響を及ぼすことがあります。生活習慣が不規則だったり、勉強に集中しにくい環境だと、成績が伸び悩む原因になります。

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現役生にとってのターニングポイントはいつ?

現役の大学受験生の成績が大きく伸びる時期は、一般的に夏休みから秋、そして冬の追い込みの時期です。夏休みはまとまった学習時間が取れたり、多くの模試が実施されたりするため、必然的に勉強量が増えて成績が伸びるといえます。一方で、秋から冬にかけての時期は夏に固めた基礎を土台にし、過去問演習や実戦的な問題に挑む時期となります。特に、志望校の過去問や予想問題に取り組むことで、問題の傾向に慣れたり、応用力が身につくことで、成績が大きく伸びるのです。

勉強の成果が現れるまでの時間とは?

個人差もありますが、基礎固めから応用問題への取り組みまでを一通り終える3~4ヶ月後に成果が現れやすいとされています。特に模試の点数や過去問演習での得点率に変化が見え始めることで、「成績が伸びた」と感じやすくなるでしょう。

現役生は特に最後の1〜2ヶ月で「本番力」が急激に伸びやすい傾向があり、秋から冬にかけ、入試直前まで成績が伸びやすいといわれています。

基礎固めの段階(1~2ヶ月)

  • まずは教科書や基本的な問題集で、各科目の基礎力を徹底的に固めます。基礎が整うことで、応用問題や発展問題にも取り組めるようになります。
  • この段階では、まだ目に見えた成績の伸びは感じにくいかもしれませんが、土台を築くための重要な時期です。

応用力・思考力の育成(基礎固め後の2~3ヶ月)

  • 基礎がある程度整ったら、少し難易度の高い問題集や、過去問演習を開始します。応用問題を解くことで、基礎知識を柔軟に活用する力が養われます。
  • ここで、過去問や模試の点数に変化が現れ始め、理解度が深まったり、特定の分野で得点しやすくなったりと、少しずつ成果を実感し始めるでしょう。

アウトプットの強化(模試や試験の2ヶ月前)

  • さらに得点力を高めるため、問題演習などでアウトプットを強化する段階に入ります。模試や過去問を実際に時間を計って解き、解答スピードやケアレスミスを減らす訓練を重ねます。
  • この段階で、得点が安定してきたり、特定の分野で高得点が取れたりと、勉強の成果が目に見えるようになってきます。

総仕上げ・調整の段階(模試や試験の直前)

  • 過去問や志望校対策問題を繰り返し解きながら、苦手分野を最終的に補強していきます。間違えた問題の復習や、暗記内容の再確認も行うことで、総合的な実力が完成していきます。
  • ここでは、模試の点数や、過去問での得点率が志望校ラインに届いているかを確認しやすくなるため、成績の伸びをより明確に実感しやすくなります。
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成績が伸びる生徒の特徴

多くの受験生が「行きたい」大学に入るための頑張り方がわからず、「行ける」大学を選んでしまうことがあります。この記事を読んでいる皆さんには、自分の行きたい大学、つまり第一志望校の合格に向けて成績を伸ばしてほしいと思います。

秋までに志望校を決定する

志望校が明確になることで、各大学の試験範囲や出題傾向に合わせた学習計画を立てやすくなります。特に重要な科目や分野に集中し、時間を有効活用することが可能です。大学の情報を収集し、オープンキャンパスや説明会に参加するなどして、自分の志望校の目星をつけておきましょう。

基礎が固まっている

基礎がしっかりしていると、応用問題にも対応できるようになります。逆に、基礎が曖昧だと、どんなに難しい問題を解いても成績は伸び悩むでしょう。秋の段階で基礎固めが不十分でも、そこから急ピッチで基礎固めを進めていけば、まだ受験本番に間に合います。その場合、むやみに難問を解こうとせず基礎固めを再優先することが大切です。基礎的な部分で弱点がない状態にしてから応用問題に着手しましょう。

模試の結果を最大限に活用する

模試の結果を活用し、振り返りと改善を徹底して行う生徒は、成績が安定しやすく、また成績アップの進捗も早いです。以下の記事に模試の復習術がまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください!模試を単なる結果として終わらせず、具体的なフィードバックとして活かすことが、成績向上に欠かせないポイントです。

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学校や塾の自習室を活用する

学校や塾の自習室では、同じように受験勉強を頑張る仲間の姿を見て、互いに刺激を受けやすくなります。「自分も頑張ろう」という気持ちが生まれることで、学習意欲の維持やモチベーションの向上につながり、継続的な勉強がしやすくなります。また、勉強以外のことをしない「勉強専用の空間」であるため、勉強に対する意識が高まり、外部の誘惑を減らしやすく、効率もぐんと上がるといえます。

生活リズムを整える

生活リズムを整えることで、決まった時間に起床・就寝することができるようになります。つまり、朝から頭を活性化させる必要のある大学受験において有利だといえるでしょう。また規則正しい生活リズムは、勉強時間や休憩時間を計画的に設定するのにも最適です。学習スケジュールを立てることにも役立ち、無理なく学習を継続させることができます。

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おわりに

受験勉強は長期戦です。モチベーションを保つためには、目標を明確にし、その目標に向かって挑戦し続けることが重要です。筆者は、目標を紙に書いて部屋に貼ることで、常に目標を意識し、モチベーションを維持していました。定期的に自分の進捗を確認し、受験本番まで根拠のある自信を持続させて志望校に合格しましょう!


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生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。

私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。

ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

早稲田大学文学部で臨床心理学を専攻している。チームビルディングやマネジメントに関心がある。公園で見知らぬ子どもと犬を愛でることが日課。趣味は散歩とカフェ巡り。

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