【試し読み】一度読んだら絶対に忘れない 文章術の教科書

※本稿は、辻孝宗(著)『一度読んだら絶対に忘れない文章術の教科書』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。

なぜ文章を書くのが苦手な人がこれほどまでに多いのか?

なぜ、文章を書くのが苦手な人がこれほどまでに多いのか?
国語の教員をしている私としては、学校教育にも少なからず原因があると考えています。
なぜなら、文章を書く力を伸ばすのは国語の役目の1つだからです

国語というと、「文章を読む力を伸ばす科目」というイメージを持つ人が多いのですが、厳密には間違いです。
国語の本当の定義は、「論理的思考力を身につける科目」です。読解力とは、文章を論理的に読む力のことです。論理的な文章を書く力は、文章力といいます。

学校の国語教育では、読解力に比べて文章力が少し軽視されているように個人的には思えますが、読解力と文章力は同時に磨くことで相乗効果が生まれ、論理的思考力を飛躍的に高めることができるというのが私の考えです。
「論理的な文章ってなんだか難しそう……」と思う人が多いかもしれませんが、心配は要りません。

論理的な文章を書く方法は、驚くほどシンプルです。
自分で問いをつくって、その問いに答える。たったこれだけです。


じつは、「自分で問いをつくって、その問いに答える」というフォーマットを使うと、相手に伝わる、論理的な文章が誰でもすぐに書けるようになります。

この本について

本書では、文章を書くのが苦手な人でもすぐに実践できるように、「自分で問いをつくって、その問いに答える」というフォーマットを次の3つのステップに分けて解説します。

【ステップ①】「大きな問い」を立てる
【ステップ②】「大きな問い」を「小さな問い」に分解する
【ステップ③】「小さな問い」の答えを出す

私は西大和学園という学校で中学生や高校生に国語を教えていますが、中学1年生の頃は1行も文が書けず白紙の原稿用紙を提出していたのに、卒業する頃には見違えるような文章が書けるようになっていたという生徒を数多く見てきました。
「伝わる文章」が書けるようになりたいと考えているもののどうすればよいのかわからない社会人や、小論文の勉強法がわからないという悩みを抱えている高校生や大学受験生に、本書が少しでもお役に立てば幸いです。

一度読んだら絶対に忘れない文章術の教科書

著者:辻孝宗
出版:SBクリエイティブ(2024/9/1)

全国屈指の難関校・西大和学園の名物教師による、”画期的な”文章術の教科書!

【累計100万部突破シリーズ最新刊!】
「文章を書くのが苦手……」「何を書いていいかわからない」
そんな悩みを抱える社会人や学生の方々、必読!
毎年、東大合格ランキング上位に入る、全国屈指の難関校・西大和学園の名物教師による
これまでにない、”新感覚”の大人のための文章術の教科書。
3つのステップで文章を書くと、
文章を書くのが苦手な人でも「伝わる」「うまい」文章がスラスラと書けるようになります!
仕事や資格試験、大学受験など、あらゆる場面で役立つ一生モノの文章力が身につく1冊です。


公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校や保護者のみなさまが抱える懸念やニーズに応える形で、講演・講座・ワークショップを提案し、それらを実施しております。

生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。

私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。

ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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