※本稿は、東大カルペ・ディエム(著)『東大生が教える 戦争超全史』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
戦争によって歴史は変わる
2024年現在、世界ではいたるところで戦争や紛争が起きています。
令和に入ってからはロシアのウクライナ侵攻、より最近ではイスラエルとパレスチナの紛争などが特に大きな事件となりました。
歴史を振り返ってみても、世界中の様々な年代における様々な地域にて、様々な理由で戦争が起きました。
第一次・第二次世界大戦はもちろん、世界初の近代的な国際条約「ウェストファリア条約」によって終結した三十年戦争、フランスのみならず西欧諸国、新大陸方面にまで衝撃を与えたフランス革命戦争など、歴史の転換点となった大きな戦争は数多くあります。
むしろ、戦争のたびに歴史が転換点を迎えたといってもいいでしょう。物流、国際関係、技術の発達など、歴史を大きく変える要素が多分に含まれている戦争の歴史を紐解くことで、世界史の重要な一側面を簡単に見て取ることができます。
「受験勉強」から「大人の教養」まで
本書では東大カルペ・ディエムに所属する東大生の総力を結集し、古代から現代のウクライナ戦争までのあらゆる主要な戦争を網羅しました。
その数なんと139。3000年分の歴史の流れを圧縮した、大ボリュームの一冊となっています。
本書では特に歴史の転換点となった主要な戦争を取り上げていますが、ただ年号と内容を羅列するのではなく、「なぜ争った?」という「背景」、「どうなった?」という「結果・影響」をとにかくわかりやすく解説することを心がけています。
これにより、この本一冊を読むだけで世界の歴史が戦争によっていかに変わってきたか、戦争史は他の歴史とどのような相関関係にあったのかを一挙に把握することができます。
世界史の流れを知りたい学生にとっても、しっかりとした教養を身につけたい社会人にとっても必読の一冊となっています。ぜひ一度手に取ってみてください。そのボリュームと内容の充実度に、きっと驚くことでしょう。
東大生が教える 戦争超全史
著者:東大カルペ・ディエム
出版:ダイヤモンド社(2023/3/1)