武蔵野大学高等学校 アカデミックマインド育成講座 第9回

武蔵野大学高等学校 アカデミックマインド育成講座 第9回

カルぺ・ディエム講師の橋本講師(教育学部3年)と新藤講師(教養学部2年)が、2023年9月14日に武蔵野大学高校ハイグレードコースの2年生を対象に「アカデミックマインド育成講座」という講演会・ワークショップを開催しました。

アカデミックマインド育成講座とは?

AIなどさまざまな技術が開発され、求められる力は変化し続けています。その中で、重要な力の一つが「思考力」です。実際、共通テストや大学入試でも「思考力」が試されるようになっています。

本講座では、「自ら問いを立て、その問いに対して仮説を立て、その仮説を検証する」力、「アカデミックマインド」の獲得・向上を目指します。

講義では、探求的な活動と大学受験問題の2つの側面からアプローチすることを通じて、思考力を鍛えるとともに生徒さんにとって勉強が楽しくかつ身近なものになって行きます。

本記事では、イベントの様子を実際に講義を担当した講師の橋本が授業の様子をお伝えします!

目次

東大入試問題に挑戦!

「今日はみなさんに東大の入試問題に挑戦してもらいます!」

アカデミックマインド講義の最終回。橋本の話を聞いて高校生たちの中に緊張が走ります。東大の入試問題をみたことやまして解いたこともほとんどない。そんな中で挑戦しても意味はあるのか、と。

しかし、僕は生徒のみなさんに「できる」ということを繰り返し伝えました。

東大入試、ひいてはこれからの社会で生きていくのに求められている力は、自分で考え分析する力です。今までのアカデミックマインド講義を通して学んだこと、経験したことを発揮していただければ、十分戦えると強調しました。

今回の講義では数学の問題を2問、地理の問題を2問生徒の皆さんに解いてもらいました。

本記事では、数学の問題を解いてもらった様子を紹介します。

円周率ってどういうときに使ってる?

円周率問題に挑戦!

新藤講師が問題を生徒のみなさんに提示します。

「円周率が3.05より大きいことを証明しなさい、という問題です。グループになって考えてみてください。」

具体的な円をもとに考えてみる生徒、円周率という言葉の定義を確認し直す生徒、円の中に図形を入れる方法を試してみる生徒。いろんな方法でアプローチしていきます。

ここで、今まで習ったことを思い出すよう伝える新藤講師。

「問題全てに問いを立ててみよう!3.05という数値はどういう意味があるのかな?」

そこで気がつき手を動かす生徒たち。

東大入試では、普段使っている数値や公式に「なぜ」を立てて問題を出題することがあります。自分の身近なところに目を向けて勉強をしていくことが大事なのです。

生徒からのアンケートを一部紹介

最後に、アカデミックマインド講義を経て、学んだことやこれから活かしたいことを生徒のみなさんに質問したので、一部紹介します。

考え方のプロセスを新たに学べたので活かしたい!」

「(入試)問題に関係ないことでも、考えて分析するという観点で似ていると感じました。」

「知識をたくさん身につけることよりも、考え方を学ぶことの方が大切な時もあると学んだ。」

全10回の講義を通して、1問1問に真摯に向き合う生徒のみなさんの考え方が少しずつアカデミックマインドに近づいていくのを楽しく感じていました。

今後のみなさんの活躍を応援しています!


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講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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