宇都宮短期大学附属高等学校 アカデミックマインド 第5回

アカデミックマインド育成講座とは?
AIなどさまざまな技術が発達する中、これからの世代に求められるのが「思考力」です。共通テストや大学入試でも「自分で考える力」が試されるようになっています。
本講座では、現役東大生と一緒に「身の回りにあふれる疑問」と「五教科の勉強」を結びつけた課題に取り組み、自ら問いを立て、仮説を作り、検証する一連の思考法「アカデミックマインド」の獲得を目指します。
勉強がより楽しく、身近な存在になるだけではなく、獲得した思考法を大学受験の問題に応用していく講座です。

カルぺ・ディエム講師の永田講師(教育学部4年)が、2023年8月28日に宇都宮短期大学附属高校の高校1年生を対象に「アカデミックマインド育成講座」という講演会・ワークショップを開催しました。

アカデミックマインド育成講座とは、「自分で考える力」を育む講座です。

AIなどさまざまな技術が発達する中、これからの世代に求められるのが「思考力」です。共通テストや大学入試でも「自分で考える力」が試されるようになっています。本講座では、現役東大生と一緒に「身の回りにあふれる疑問」と「五教科の勉強」を結びつけた課題に取り組み、自ら問いを立て、仮説を作り、検証する一連の思考法「アカデミックマインド」の獲得を目指します。

勉強がより楽しく、身近な存在になるだけではなく、獲得した思考法を大学受験の問題に応用していく講座です。

本記事では、イベントの様子を実際に講義を担当した講師の永田が紹介します!

目次

東大生からの挑戦状

講義は、まず数学の問題を1問解くところから始まりました。

問題はなんと、過去の大学入試で実際に出題された数学Ⅰ「対称式」の問題。なかなか見慣れないハイレベルな問題に、生徒は困惑していた様子でした。

問題は、「x+y=1 x^2+y^2 = 3 のとき、x^7+y^7 はいくつか?」というものでした。対称式の問題は頻出の単元ではありますが、出題されるのは2乗や3乗がしばしば、難易度の高いものでも4乗が関の山です。「7乗」という飛び抜けた問題に、生徒は「こんなものできないよ」という表情を浮かべます。しかしそこで、僕から

「今日は、この問題ができるようになります!そのための時間です!」

というふうに宣言します。では、そのためにはどのように考えていけば良いのか?その思考の過程を、この授業で解説していきました。

全ての問題に問いを立てる

まず僕が伝えたのは、「すべての問題に問いを立てる」ことの大切さです。例えば、冒頭の問題であれば、「なぜ7乗の計算が問われているのか?」「なぜ条件でx+y、x^2+y^2の値が与えられているのか」などの問いを立てることができます。また、「そもそも、xとyの値を個別で求めることはできないのか」という仮説を立てることもできます。このようにいろんな可能性を考えながら、実際に手を動かしていくことが大事だと話しました。 その後は、そもそも「対称式」とは?ということで、対称式の問題全体としての向き合い方の話をしました。対称式とは、xとy、aとbなど式に使われている記号を入れ替えても、全く同じ式になるもののことを指します。この対称式の問題は非常にいろんなタイプのものがありますが、すべて共通するポイントが一つあります。それはズバリ、「基本対称式(x+yとxyの2つ)を用いることで、すべての対称式を表すことができる」ということです。このポイントを押さえると爆発的に問題が解けるようになる、という講師の言葉に、生徒は目を輝かせます。

前の問題を利用する

さて、後半は「前問利用」というアカデミックマインドのコツの1つについて具体例を挙げながら説明していきました。

数学の共通テストの問題は、実は前の問題を利用して次の問題の答えを出すことが非常に多いです。一見つながっていないように見える問題も、式変形をしたり、条件を整理したりすると前の問題の続きになっている、というパターンがあります。そのため、「この問題は次の問題にも使われるんじゃないか」「この式は前の式と繋がっているんじゃないか」という疑いの目を常に持ち続けることが、解ける問題を増やすことにつながる、というメッセージを伝えました。

おわりに

前回の国語の回に続き、数学の回でも実際の共通テストの問題を使いながら講義を行いました。高校1年生にとって共通テストの問題はとても難しいと思いますが、生徒さんは途中で投げ出したり諦めたりすることなく、積極的に問題に取り組んでいました。難しい問題でもまず手を動かしてみようという姿勢は、問題を解く上でとても大事です。これからも継続してほしいですね!


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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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