金沢高校 難関大学合格プロジェクト 第3回

金沢高校 難関大学合格プロジェクト 第3回

カルぺ・ディエム講師の永田耕作(教育学部4年生)、西岡壱誠(経済学部4年生)、松島かれん(農学部4年生)、塚原健介(理工学部1年生)が、2023年7月15日に金沢高等学校の高校1・2年生を対象に「難関大合格プロジェクト」というワークショップを開催しました。

「難関大学合格プロジェクト」とは?

「行ける大学」を目指す学生がたくさんいて、「安定思考」で生きる若者が増えて、「指示待ち・周りと同じように」で行動する人が多い。
失敗したくないと考えて、自由にこの瞬間を楽しむ人が少ないと思います。
そんな中で、僕たちは「やりたいこと」に挑戦してもらえるようなお手伝いをしたいと考えています。

本プロジェクトでは、生徒たちが「行きたい大学」を見つけ、ゴールまでの道のりを一緒に描き、年間を通して継続的なサポートを実施します。

偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・情報格差など、さまざまな逆境を乗り越えた東大生講師が指導に携わります。

金沢高等学校では、1・2年生向けに年間プロジェクトを行わせていただいています。1年間を通して1年生には対面オンライン合わせて10回、2年生には対面で5回、年間で講演やグループワーク等を行います。勉強の楽しさや勉強リズムの立て方などの「土台作り」という話から、各教科の具体的な勉強法など、幅広い講義計画を立てて授業を実施しています。

本記事では、イベントの様子をメディア事業部の永田がレポートします!

授業風景
目次

年間を通した目標を立てる

「前回の講義の時に立てた目標シートを振り返ってみよう!7月までの目標は達成できているかな?」

講義の冒頭で、僕は生徒にこのように問いかけました。

実は金沢高等学校では、初回の講義の時に1年間を通した目標と、それを分解した各講義実施日までの目標を立ててもらっています。今回は2回目の対面講義ということで、その目標がどのくらい達成しているのか、一人一人に確認してもらいました。

突然の問いかけに、焦る生徒たち。もちろんしっかり目標に向けて歩めている人もいましたが、中にはワークシート自体をなくしてしまった人もいたようでした。

全体の進捗状況を確認した上で、僕はこのように続けます。

「計画を立てることもとても大事だけど、それよりも『その計画を忘れずに実行し、どのくらいできたのかを常に確認する』ことがさらに重要になる。今回忘れてしまっていた人は、もう一度自分が何を目標にしているのかを思い出して、それに向かって日々頑張れるようにしよう!」

どうせ計画を立てるなら、実行しなきゃもったいない。

話を聞いてくれた生徒さんの中には、このように思って計画の実行を決意した人も少なくないようでした。

授業風景②

自らと向き合い続けた大学生の言葉

「直感を信じる」

「自分に合っているなら、人と一緒じゃなくても良い」

今回の講義のメインは、カルペで教育事業を引っ張ってくれている塚原講師と松島講師の「現体験」の話でした。

東大受験には不合格になり、慶應義塾大学へと通っている塚原講師。しかし、受験期の自分の努力は決して無駄ではなかった、と断言しています。その理由は一体何なのか。実際の高校時代の話を、生徒に向けて語ってくれました。

幼少期から音楽が大好きで、中高は吹奏楽部に所属していた塚原講師。勉強を本格的に始めたのは、すでに高校3年生になってからだったようです。

時間がない中で、彼なりのやり方を模索し始めます。1週間や1ヶ月というスパンで、科目や単元を絞って集中して勉強を行なったそうです。

他にも、「何もみないで復習をする方法」「感情を使って記憶する」など、自分なりの勉強法を生徒に実践してもらっていました。

塚原講師は最後に、

「自分で何かを決断しないと、それがうまくいかなかった時にどうしても人のせいにしてしまう。もし何かに失敗したとしても、『自分で決めたことだから仕方ない』と思えるくらいまで自分自身で努力することが大切」

と伝えます。熱のこもった塚原講師の話を聞いて、生徒の中には、「人のせいにしないようにする」と誓った人もきっといたでしょう。

続いて、東大合格者の全く出ない女子校から自分なりのやり方で東大合格を達成した松島講師。進学校からの合格じゃないからこその、確立された勉強方法を生徒に紹介していました。

授業風景③

「器用な力や輝く才能は持っていないけれど、そんな私でも諦めない根性と情熱だけは持っていたい。

器用さや才能を持つ方が見せてくれる素敵な世界もあるけれど、私の根性と情熱だからこそ、届けられる笑顔や感動もきっとあるはず。」

松島講師の想いのこもった講演は、多くの生徒さんに響いているようでした。

充実した夏休みを!

この講義が終わって、今頃生徒さんは夏休みに入っています。今回お伝えしたことを活かして、有意義な夏休みを過ごしてほしいと思います!


公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校様・保護者様のお悩みに対応した講演・講座・ワークショップをご提案&実施しております。

生徒の皆さんの大学選び&学部選びのワークショップ、モチベーションアップを目的とした講演、探究学習授業、長期休暇の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しています。

講師は現役東大生!偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめとして、地域格差・経済格差など、さまざまな逆境を乗り越えた現講師たちが、生徒に寄り添って対応します。

ご相談から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

教育事業や出版事業での取り組みを様々な媒体を通して発信しています。自社メディア「カルペディア」では、「人生を”ちょっと”前のめりに」をテーマに、教育・学習を取り巻く様々な疑問・関心について記事を掲載しています。

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