【学期末事業レポート】金沢高等学校 難関大合格プロジェクト 2024年度前期

【学期末事業レポート】金沢高等学校 難関大合格プロジェクト 2024年度前期

カルぺ・ディエム講師の永田講師(教育学部4年)を中心とした講師が、金沢高等学校の1年生と2年生を対象に「難関大合格プロジェクト」という講演会・ワークショップを開催しました。

高校1年生には2024年4月から2024年7月の期間にオンライン講義を含めて3回、高校2年生には同じく2024年4月から2024年7月に2回の講義を行いました。

難関大合格プロジェクトとは?

弊社カルぺ・ディエムの会社理念である「前のめり」という言葉。それを勉強に応用し、ただ授業を受け身で聞くだけでなく自発的に勉強したり、テストを受けたりするための方法論を紹介しています。金沢高校の特進コースの生徒さんを対象にカスタマイズされた、対面、オンラインを併用しての年間最大8回の講義を1年生から3年生まで幅広い学年で提供しています。

講義を受けている様子

本記事では、イベントの様子を実際にメイン講師を務める永田が紹介します!

目次

勉強に前のめりに!

初回の講義は、3つの問いかけから始まりました。

1.勉強は好きですか?

2.勉強は得意ですか?

3.勉強は必要ですか?

この問いかけは非常に面白いもので、どの地域、偏差値帯の学校さんで問いかけても多くの場合、1、2は「いいえ」と、3には「はい」と答える人が多いのです。つまり、勉強に対して、

「好きではないし、得意だとも感じていないが、必要だと思う」

というイメージを持っている人が多い傾向があるのです。それを受け止めた上で、我々はこのように話します。

「どうせ必要な勉強は、楽しめた方が良いよね?」

自分にとって楽しいけど必要ではない、というものがあったとします。それはおそらく皆さんの趣味や嗜好品といった類でしょう。それを自分の人生にとって「必要」なものにすることは非常に難しい作業です。一言で言えば、「プロになる」ということなのですから。

それに比べて、勉強を好きになることは案外簡単です。僕も昔は勉強は退屈なものだと感じていましたが、毎日コツコツと勉強していくうちにできることが増えて楽しくなったり、学問の奥深さに気づいて興味を持ったりするタイミングがありました。なので私たちは、このような「勉強が楽しくなるきっかけ」を提供したいと考えています。

勉強リズムの作り方

1年生に対してのオンライン講義では、「勉強リズムの作り方」についての話をしました。

習慣はつくのではなくつけるもの

この回のメインメッセージは至ってシンプルです。この画像にもある通り、

「習慣はつくのではなくつけるもの」

という言葉を一番のメッセージとして生徒さんに伝えました。

皆さんは、おそらく毎日歯磨きをしていると思います。しかし、それを「歯磨きが大好きだから毎日やってしまう」と捉えている人は滅多にいないでしょう。特に好きなわけでもないし少し面倒だけど、必要なことだし、そこまで大変なことでもないから毎日行っている、という感覚の人がほとんどだと思います。

これがまさに「習慣」なのです。ちょっとした時間、内容で良いので、勉強をこのレベルの習慣まで持って来れると非常に楽になるでしょう。

自分の行きたい学部について考えよう

7月に行われた対面講義では、文理選択を控えた高校1年生に対してこのプロジェクトの目玉企画の一つである「学部プレゼン」を行いました。

学部プレゼンスライド

この「学部プレゼン」では、実際にそれぞれの学部で学んでいる大学生講師が、順番に自分の学部の魅力やどんなことを学んでいるかを紹介し、生徒さんにどの学部が一番面白そうだったか、行きたいと思ったかを投票してもらう、という企画になっています。今回は、教育学部、経済学部、薬学部、文学部の4名の大学生講師がプレゼンを行い、薬学部のプレゼンが優勝しました。理系の専門的な実験内容や学問について詳しく説明したところが、多くの生徒さんにとって魅力的に映ったようでした。

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受講した感想

先生方からの声

自分たちとは違った視点から、計画を立てることの大切さや、今の学びが大学での学びにどう生きるのかなどを説明してくれて、とても助かっています。生徒もこのプロジェクトを毎回楽しみにしてくれています。

生徒の皆さんからの声

各回の講義後にアンケートを実施しています。そこでの生徒個人の感想を、一部抜粋して紹介します。

面白さの中にとてもためになる話がたくさんあって、楽しかったです!(高校1年生)

今回の講座も自分にとってプラスになりました。最近は勉強のやる気があまり出ずに困っていたので今回聞いたことを実践してテストを頑張ろうと思いました!ありがとうございました。(高校1年生)

勉強は「モノを知る」ことで、楽しいものであると言うことがわかりました。勉強への意識が変わったと思います。次回の講座も楽しみにしています。(高校2年生)

おわりに

我々がこのプロジェクトで生徒と接することができる時間は限られています。だからこそ、それ以外の時間に生徒がどのように動いてくれるか、我々の言葉をどのように受け止めてくれるかが重要になります。外部の存在であるからこそ、自分たちにしかできないことは何かを常に考え続け、より良いプロジェクトを提供できるようにしたいと思っています。

ここまで、事業レポートを読んでくださりありがとうございました!


公式サイトにて、カルぺ・ディエムが提供している具体的なサービスを紹介中!

カルペ・ディエムでは、学校や保護者のみなさまが抱える懸念やニーズに応える形で、講演・講座・ワークショップを提案し、それらを実施しております。

生徒の皆さんの大学選びや学部選びのワークショップ、モチベーション向上を目的とした講演、独自の探究学習授業、長期休暇中の学習合宿、難関大学合格を目指した通年プロジェクトなど、さまざまなプランをご用意しております。

私たちの講師は現役東大生で 偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠をはじめ、地域格差や経済格差などの多様な逆境を乗り越えた講師たちが、生徒の皆さんに寄り添って全力でサポートいたします。

ご質問やご相談だけでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

理系で東京大学に入学したが、教育をより深く学びたいと思い現在は教育学部に所属。高校まではずっと野球部に所属し、大学でも野球を続けている。趣味はピアノと旅行で、旅先のストリートピアノで流行の曲を弾くことが一番の楽しみ。

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