府中学園さんで講演を行いました。
府中学園さんは、ちょっと珍しい義務教育学校です。小学1年生から中学3年生まで、一貫で同じ学校で学ぶところです。中学3年生の先輩生徒が小学1年生の子たちをバックアップしてあげていたり、文化祭や体育祭が9学年で盛り上がっていたりして、普通の小学校中学校とは違った教育が行われていました。
府中学園さんでは、非常に面白い探求活動が行われていました。地元の企業の方にグループでプレゼンを行ったり、中学3年生の子が自分で論文・レポートを書いたりするなどの活動が行われていたのです。
今回僕は、この学校の中学3年生の子たちに対して、探求活動をサポートするようなアカデミックマインドについて指導を行いました。
「なかなか身近なものから『なんでだろう?』と考えるのが難しい」という生徒がいたので、「じゃあこの学校から駅までのところで目についたものから問いを立ててみよう!」という話をして、写真で府中駅の周辺を見せました。その中には、なんだか綺麗な街灯が。
これは、府中市内に保護育成施設がある「オオムラサキ」をモチーフにしたデザインの街路照明だそうです。
「みんな毎日目にすると思うけど、なんでこんな街灯があるか考えたことある?」「オオムラサキがこの地域には多いそうだけど、それってなんでだろうね?」という問いかけをしてみると、生徒さんたちはたくさん自分なりに考えを巡らせてくれたのでした。
みんな一生懸命、このような問題に取り組んでくれて、非常に考えるのが好きな子たちなんだろうなと感じました!